SSH 生徒の活動

生徒の活動

【SW-ingリサーチグローバルアクト②】講義・ワークショップ

日 時:令和3年10月8日(金)14:00~16:00
講 師:蒲原 慎志 氏(株式会社ニューズピックス)
参加者:2年生1組~4組
内 容:
 「モノの見方が変わると、世界は変わる」というタイトルで株式会社ニューズピックスの蒲原慎志氏に講演と簡単なワークショップを行っていただきました。本校は今年度よりニュースサイトであるNewsPicksを全生徒で使用しています。それを踏まえ、今回の講演が行われました。どのように情報と向き合い、どのように世の中に向き合うかを知る機会となりました。また、1学期から取り組んでいますSDGsを主テーマとした探究活動についてシステム思考の観点から見つめなおし、これからアイデアのプレゼンテーションを行う予定です。

感 想:
・私は何かあるとすぐに自分のせいにしてしまっていたけれど、システム思考のことを今回知ることができたので、考え方を変えてみようと思った。

・ものごとの見えていること見えていない部分があることがよくわかった。その見えない部分にどれだけ自分は考えが及んでいないかもわかった。

 

【SW-ingリサーチ】地域課題レクチャー

日 時:令和3年10月1日(金)14:00~15:00
講 師:藤本晋一郎 氏(美馬市 経済部 企業応援課)
参加者:1年生
内 容
 1年生はSW-ingリサーチ グローバルアクトととして,地域課題解決型の課題研究に取り組みます。その導入として,美馬市から藤本晋一郎 氏を講師にお招きし,美馬市の現状、美馬市が実施している施策、また、美馬市活性化に取り組んでいる方々の活動などについてレクチャーしていただきました。
 データを活用し課題を明確にするプロセスや、それに対する解決案のプランニング方法など、具体的に課題研究の手法について学べただけでなく,自分たちの住む地域のことについて知らなかったことが多いということを気づかせてもらえる貴重な機会となりました。今回学んだことを、課題研究に活かしていきたいと思います。
感 想
・いつも通っている美馬市に、いろいろな取り組みをしている人がいることがわかった。まず、私たちが美馬市の魅力を知り、広めていくことが大切なんだと思った。
・講演を聴いて、活性化のためには、まず原因を探して、行動することが大切だと思った。そして、地域の人や県外の人など、誰かと一緒になって考えることが大切だと思った。
・講演を聴いて、自分の地元にはどんな魅力があるのか、また町外の人からどう思われているのか、知りたいと思った。今後、若者が働きやすい環境づくりをすることが大切だが、高齢者の住みやすさも考えるべきだ。自分に何ができるか、考えたい。
・今日の講演を聴いて、私の地元でも、自分の知らない取り組みが行われているかもしれないと思いました。
・美馬市在住なのに、サテライトオフィスや、うだつの町並みの中の魅力的なお店など、たくさんあると知らなかった。自分の生まれ育った故郷で、地元の人や移住してきた人などが、町の活性化のためにできることは何か考えて、実行していることが素敵だと思った。若者の雇用や関係人口が増えていけば、美馬市はもっと魅力的になると思った。
・今まで地域課題などについて考えていなかったが、交通手段のなど自分たちの身近にも課題があることを意識できるようになった。

  

高校生「聞き書き」事業 聞き書き調査②

日 時:令和3年8月23日(月)13:30~16:00
場 所:つるぎ町半田 西岡田さん宅
参加者:2年生5名 
オブザーバー:そらの郷 園原さん、西部県民局 山内さん

内 容:

 今年度本校の生徒が関わらせていただいている,「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝える「聞き書き」事業の第二弾の報告をさせていただきます。

去る8月23日,本校2年生5名が,世界農業遺産に登録されている「にし阿波地域の傾斜地農業」の名人である西岡田さんご夫婦にインタビューをしてきました。西岡田さんの畑を拝見し,「傾斜地農業」の魅力についてお話を聞かせていただきました。私たちが学校給食でおいしくいただいていたそば米をはじめ,自然環境を活かした数々の作物の栽培や調理の仕方など貴重なお話をたくさん伺い,自然の豊かさを改めて感じました。作物を慈しみ,常に話しかけながら大切に育てられている西岡田さん。お二人の愛情をたくさん受けて作物もさらに美味しく実っていくことでしょう。

 先日「聞き書き」を行ったグループと同じく,10月までにレポートをまとめて12月にはインタビューした内容を元に発表をする予定です。

徳島未来創造 アップデートコンテスト最終審査会

日 時:令和3年8月29日(日)13:00~15:00
形 態:リモート形式
参加者:チーム名『みーすとん』 大西さん 住友さん 眞鍋さん
    チーム名『阿波の魅力伝え隊』逢坂さん 重田さん 高田さん
内 容:
 徳島県が主催する「徳島未来創造 アップデートコンテスト」の一次審査(参加319チーム)を通過した10チームによる最終審査会が行われ、本校からは『みーすとん』と『阿波の魅力伝え隊』の2チームが、4分間のスライド発表に挑みました。『みーすとん』は、産後うつ解消のために、子育てしている方々に情報を正しく伝えるアプリ開発について、また、『阿波の魅力伝え隊』は、交流人口を増やすために、県内高校生と県外高校生の交換留学システムについて発表しました。残念ながら入賞はできませんでしたが、審査員の先生方からの助言も踏まえ、もう一度プランをブラッシュアップしたいと思います。

感 想:
〇インタビューなどを通して、本当に困っている事や一人ひとりで考え方や見方が違うことに改めて気づけた。リアルな声を聞くことの大切さを学んだ。
〇発表時間が4分と短いので、要点をまとめるいい勉強になった。
〇地域活性化=人口増加という単純な構図ではないことを、インタビューを通して学んだ。
〇他の学校の発表を聞け、とても刺激を受けた。アイデアだけでなく、すでに取組を実践しているところもあり、私もすぐに行動してみようと思った。

  

 

 

【SW-ingキャンプ】事前研修

日 時:令和3年8月23日(金)13:00~15:00
場 所:脇町高校化学講義室
講 師:徳島大学総合科学部 教授 村上敬一 氏
参加者:台湾海外研修参加者 18名

 今年度もSSH海外研修を計画し、参加する生徒が選抜されました。今回は台湾海外研修の事前研修第1弾として,台湾の歴史や文化を学ぶ出張講義を行いました。ファシリテーターとして本研修に関わっていただく徳島大学村上先生をお招きし、台湾の文化や言語について広い視点から講義いただきました。また、合わせて研修に向けての心構えなどもお話しいただき、研修に向けたモチベーションが非常に高まりました。

高校生「聞き書き」事業 聞き書き調査①

日 時:令和3年8月20日(金)13:30~16:00
場 所:つるぎ町半田 高木さん宅
参加者:2年生2名
聞き書き対象者:高木 一永氏 
オブザーバー:そらの郷 園原さん 福永さん

内 容:

 今回は,前回8月6日のワークショップに続き,「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝えることを目的として,本校2年生2名がにし阿波地域の作業歌の名人である高木さんにインタビューをしてきました。高木さんからは実際に歌っている作業歌を披露していただき,文化継承の重要性を再確認するきっかけとなりました。

 10月までにレポートをまとめ,12月にはインタビューした内容を元に発表をする予定です。

FESTAT2021

日 時:令和3年8月21日(土)13:00~17:00
場 所:脇町高校(オンライン開催ZOOMウェビナー及びoVice)
参加者:FESTAT2021出場者(3年生3名)
日 程: 

  13:00 開会行事(ZOOM ウェビナー)
  13:15 記念講演

    演題「データ分析実践入門-その統計知識、正しく使えてますか?-」
    講師 板井光輝氏 株式会社日立システムズ データサイエンティスト

   14:20 研究発表

   17:00 交流会
主 催:香川県立観音寺第一高校 
共 催:JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会

内 容:

 統計・データを用いて数理的に分析する課題研究の発表・交流会「FESTAT2021」が、ZoomやoViceを活用したオンライン形式で実施され、本校からは3年生3名が参加しました。地域創生に関することから葬儀のことまで幅広いテーマがあり、全国から40チームが参加し、プレゼンテーションを行いました。現役で活躍しているデータサイエンティストや大学の先生からデータ分析の実践的なアドバイスや激励をいただき、これまでとは違った切り口からアプローチすることの大切さも気が付くことができました。

高校生「聞き書き」事業 第1回聞き書きワークショップ

日 時:令和3年8月6日(金)13:00~15:00
場 所:本校化学講義室及びZOOM
参加者:2年生8名
講 師:ニシアワアカデミア 國金重光氏 京都大学大学院 岩男望氏
オブザーバー:そらの郷 園原さん つるぎ町 大島さん 徳島県西部総合県民局 山内さん

日 程: 
 ①聞き書きワークショップについて
 ②自己紹介等
 ③聞き書きの方法について
 ④インタビュー実践
 ⑤振り返り

内 容:

 2年生希望者8名が対面とオンラインの併用型ハイブリット形式で行われた聞き書きワークショップに参加しました。聞き書きとは語り手の話を聞き、その人の話し言葉で書いて活字に残すことであり、この取組は地元「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝えるために、高校生が「地域の名人」を取材・記録します。今回はその事前研修会として「聞き書き」の手法について2名の講師による対面とオンラインでの開催となりました。語り手の気持ちを理解し共有することや編集作業の方法など具体的なやり方の説明を受けた後、実践としてオブザーバーの方々をインタビューし報告し合いました。そして、「地域の名人」の情報共有や実施計画を作成し、振り返りを行いました。初めて行う、「聞き書き」に戸惑いながらも、新しいアウトプットの方法を得る良い機会となりました。今後それぞれのグループが「地域の名人」を取材し、レポートを作成予定です。

 

 

【SW-ingチャレンジ】屋久島研修

日 時:2021年7月29日(木)~8月1日(日)

場 所:屋久島

参加者:屋久島研修参加生徒8名、引率2名

内 容:

7月29日(木) 鹿児島まで陸路にて移動

7月30日(金) 研修Ⅰ「シュノーケリング」、研修Ⅱ「屋久島の概要」、

        研修Ⅲ「星空観測」

7月31日(土) 研修Ⅳ「白谷雲水峡山行」、研修Ⅴ「山行の振り返り」

8月1日(日) 研修Ⅵ「地域産業見学」、海路・陸路にて移動

  

[生徒感想]

研修Ⅰ

 屋久島に着いた時、目に入ったのは透き通った海です!シュノーケルとフィンを使ってとても深いところまで海の中を観察しました。残念ながらウミガメには会えませんでしたが、天候に恵まれ海底の白い砂、ほかの魚たちは見ることが出来ました。海が透き通って見えるのは白い砂のおかげだそうです。魚も屋久島の固有種やクマノミなど、有名な魚を沢山観察できました。とても貴重な体験をさせていただきました。

 

研修Ⅲ

 夜の星空観察ではなにも考えず、なにも聞かず、なにも触らず、ただ寝転がって星を眺めることができました。いつでもできる簡単なことですが、徳島で星を眺めるのと、屋久島で星を眺めることには明らかな違いがありました。夜空の鮮明度合いです。徳島に比べて、屋久島は自然が自然のままに残り、とても空気が清んでいます。これにより星がきれいに、空を透かすように見えたのだと思います。生まれてからの16年間、あれほどきれいな星をみたことはありません。「あの星を徳島でも眺められるようにしたい。」そんなことを今は考えています。

 

 研修Ⅳ

 屋久島はほとんど花崗岩からできていて、土が少ないので土の代わりにいろいろな苔が絨毯のように広がっていました。時間帯や木漏れ日の量によっても雰囲気が変わっていたので写真を撮りましたが、写真では伝わらない美しさがあると思いました。屋久島は水力発電100%の島で人と自然が共存していると感じました。しかし、観光客による環境問題が発生しているので、屋久島での自然との接し方を伝えていきたいと思いました。

 

研修Ⅵ

 長い歴史を感じさせる年輪。屋久島の壮大な自然を感じることが出来る工芸品。このような、屋久杉からできた工芸品を目の当たりにした時、僕はただただ驚く事しかできませんでした。何十年もかけて乾燥された屋久杉を、工芸品に作り替える。気が遠くなりそうな程大変な作業だと思いますが、僕には、作業員の方の姿がとても楽しそうに見えました。屋久島の自然を生かした仕事が出来ていることに誇りを持っているように作業員の方から感じとる事ができたからです。最後に、産業見学から学んだこと。それは、僕たち人間が住むのに必要な物は、自然が与えてくれていることだと分かりました。しかし、現在では森林伐採が環境問題としてあります。人と自然が共生できるような事後研修にしていきたいと思いました。

令和3年度SSH生徒研究発表会-第1部-

日 時:令和3年8月5日(木)9:00~16:00
場 所:神戸国際展示場
参加者:3年生Sコース3名(池北、川人、小原)
日 程: 9:00 開会行事
     9:15 ポスター発表
    11:30 SSH指定校卒業生からのメッセージ
    12:30 ポスター発表
    15:15 全体会
          代表校選出 分野別講評

内容:

 全国のSSH指定校が集まり、神戸国際展示場で行われた令和3年度SSH生徒研究発表会に3年生Sコースの3名が参加しました。今年度は新型コロナウイルス対策を十分に行っての参集開催となりました。分野ごとに分散開催し、ポスター発表もブース内外で密にならないように工夫がなされ活発な議論が行われました。本校からは「リモートセンシング技術を活用した伝統農法の効果の検証」のポスター発表を行い、たくさんの生徒や先生、専門家の方々から質問やアドバイスをいただきました。残念ながら各分野ごとに代表に選ばれることはありませんでしたが、参加した生徒からは「やっぱり人が集まって交流できることのありがたさが再認識された」や「全国の発表はすごい、いい刺激を受けた」などの感想があり、貴重な経験を得ることができました。また、この場をお借りしましてコロナ禍でありながら開催にご尽力いただいた関係者の方々への感謝を申し上げます。