生徒の活動
令和3年度徳島県SSH生徒研究合同発表会 受賞結果の報告
令和4年3月19日(土)に行われた、令和3年度徳島県SSH生徒研究合同発表会において、3年生Sコースの中で、次の3チームが表彰されました。
優秀賞
「透明標本を活用したカワヨシノボリの吸盤の形状変化の解明」
紀伊さん、立石さん、友行さん
優良賞
「振動で変位するソフトロボットの開発」
石川さん、大西さん、茅野さん、岸上さん
奨励賞
「ヨシノボリの吸盤によるバイオミメティックス」
井上さん、西田さん、吉川さん
なお、優秀賞の「透明標本を活用したカワヨシノボリの吸盤の形状変化の解明」はR4年度SSH生徒研究発表会(神戸市)に、優良賞の「振動で変異するソフトロボットの開発」は令和4年度全国高等学校総合文化祭自然科学部門(東京都)に、それぞれ出場します。
イノベーション教育の実践(4月)
小松崎先生(東京大学)や北岡先生(徳島大学)の指導のもと,地域課題を含む社会課題解決の手法を学ぶプログラムです。将来的には,ここで学んだ生徒が,大学生や社会人として後輩たちの学びをサポートする仕組みを構築していきます。
4月に行ったプログラムは以下の通りです。
●4月15日(金)16:30-18:30
Apisnoteを活用したワークショップの実施可能性を確認しながら,初回は対面で生徒の方との距離を近づけることを目的として,徳島大学北岡先生と脇高生が対面,東京大学小松崎先生、徳島大学玉有先生と大学生メンター(脇町高校卒業生4名)はオンラインで参加しました。3教室に分かれて感染症対策をしながらの活動となりました。85名の参加でした。
●4月20日(水)16:30-18:30
オンラインで玉有先生がワークショップを実施しました。グラフィックレコーディングの手法を学びました。今回は63名の参加でした。
●4月22日(金)16:30-18:30
オンラインで小松崎先生がワークショップを実施しました。バイアスブレイキングの手法を学びました。今回は54名の参加でした。
●4月27日(水)16:30-18:30
オンラインで小松崎先生がワークショップを実施しました。バイアスブレイキング演習を行いました。今回は66名の参加でした。
【SW-ingゼミ】Sコース課題研究に対する専門家からの指導助言
日 時:令和4年5月23日(月)16:00~17:00
助言者:田中 好幸 氏(徳島文理大学)
久保 美和 氏(徳島文理大学)
参加者:3年Sコース4名
内 容:
探究科学Ⅱにおいて,「タバコシバンムシの墨に対する採餌行動について」をテーマに研究している3年生Sコースの4名が,オンラインで徳島文理大学の田中先生と久保先生の指導を受けました。
墨に含まれる膠(にかわ)を,水に溶かしたときに発生する硫化水素やアンモニアなどの濃度をいかに測定すればよいかなど,具体的な実験方法について学ぶことができました。
また,実験系で不足している対照実験などについても,様々な視点から指導・助言をいただき、これからやるべきことが明確になりました。
【SW-ingアカデミー】講演会
日 時:令和4年4月25日(金)14:10~16:00
講 師:吉田 大作 氏
京都芸術大学クロステックデザインコース准教授
株式会社クロステック・マネジメント取締役
演 題:大学と社会とつながる高校時代の「探究」の学びとは?
参加者:全生徒
内 容:
京都芸術大学の吉田大作氏に講師をお願いし,令和4年度最初のSW-ingアカデミーをオンラインで実施しました。探究活動の流れである「課題発見→情報収集→情報分析→まとめ」の中で、特に、課題発見と情報収集の重要性をお話しいただきました。また、世界情勢の変化を踏まえながら、なぜ探究活動の学びが重要なのか、具体的に教えていただきました。答えのないことに取り組むことはとてもエネルギーを使いますが,本日の学びを課題研究などに役立てていきたいと思います。
生徒感想(一部抜粋):
〇アイディアは才能などではなく既存の情報の組み合わせだということを知り自分の引き出しを増やすことの大切さを知れた。
〇今までの探究では情報収集が足りていなかったなと思った。今日の学びを活かしてこれからの探究活動や受験勉強に活かしていきたい。
〇探究活動はただ単に目標を設定して行うのではなく、二次、一次、基礎情報を集めた上で何回も考え直して目標を設定し、解決していくことが大切であるということがわかりました。ありがとうございました。
〇探究を進める上で、「どこの、誰の、どんな」を意識することがいかに重要かがわかりました。
令和4年度電気学会U-21学生研究発表会 【佳作】
日にち:令和4年3月19日(土)
場 所:オンラインで実施
参加者:津村さん(3年)、平尾さん(3年)、藤川さん(3年)
発表タイトル:「加速効率の比較と宇宙開発への応用」
内 容:
令和4年度電気学会U-21学生研究発表会に参加し、津村さん、平尾さん、藤川さんのチームが佳作に入賞しました。大学生なども参加する学会で発表できたことは、参加者にとって大きな自信になりました。
感 想:
〇専門家の先生からのアドバイスがとてもためになった。そして、この受賞を通して、ますます工学系に進みたいという意欲が高まった。
〇発表内容だけでなく、話す態度や質疑応答の仕方などがとても参考になった。同世代の人たちから刺激を受けることができたので、今後も積極的に発表会などに参加したい。
〇審査員の先生から、「わかりやすいスライドになっている。」と言われたことは自信に繋がった。タイトルの付け方などの指摘も受けたので、改めてタイトルを考えたい。
令和4年度 第10回四国地区SSH生徒研究発表会
日 時:令和4年4月10日(日)13:00~16:30
場 所:脇町高校他(動画発表及びZOOMによるオンライン発表)
参加者:3年Sコース 本校教職員 徳島科学技術高校 城南高校 観音寺第一高校 高松第一高校 富岡西高校 高知小津高校 宇和島東高校 西条高校 松山南高校 徳島県教育委員会 他
3年生Sコースの生徒が令和4年度四国地区SSH生徒研究発表会に参加しました。徳島県の合同発表会と同様に新型コロナ感染症対策のため,YouTubeによる動画発表とZOOMミーティングによるオンライン形式で発表を行いました。専門家からの質疑やアドバイスだけでなく、生徒相互の科学的なコミュニケーションの場として,例年に増して積極的な意見交換が行われ,新たな視点や研究のヒントが得られました。今後これまでの質疑・助言等を生かしてさらに課題研究を進めていく予定です。
<発表タイトル>
【動画発表】
〇ソフトロボット開発
〇加速度の比較~宇宙デプリの除去に挑戦~
〇手の内による的中率
〇ヨシノボリの吸盤によるバイオミメティクス
〇タバコシバンムシの墨に対する採餌行動について
〇ダンゴムシの起き上がりに関する研究
〇水温の変化がアルテミアの光走性に与える影響について
〇透明標本を活用したカワヨシノボリの吸盤の形状変化の解明
〇カヤの保水効果の検証
〇藍の魅力を発信しよう!~アンケート分析をもとに~
【オンライン発表】
〇麦飯石の新たな効果を探る
令和3年度徳島県SSH生徒研究合同発表会
日 時:令和4年3月19日(土)13:00~17:00
場 所:脇町高校他(oViceによるオンライン発表)
参加者:運営指導委員 徳島県教育委員会 2年Sコース 本校教職員 徳島科学技術高校 城南高校 城北高校 富岡東高校 富岡西高校 徳島市立高校
2年生Sコースの生徒が令和3年度徳島県SSH生徒研究合同発表会に参加しました。新型コロナ感染症対策のため,ヴァーチャルメタバースoViceを使用したオンライン形式で行われました。審査の結果,優秀賞・優良賞・奨励賞をそれぞれ1グループが受賞しました。先月行った本校での成果発表会の反省を活かしつつ,課題研究の成果を落ち着いて発表するとともに,校外の専門家等からの質疑やアドバイスを通して研究の深化を図ることができる貴重な機会となりました。
<発表タイトル>
〇ソフトロボット開発(優良賞)
〇加速度の比較~宇宙デプリの除去に挑戦~
〇手の内による的中率
〇ヨシノボリの吸盤によるバイオミメティクス(奨励賞)
〇タバコシバンムシの墨に対する採餌行動について
〇ダンゴムシの起き上がりに関する研究
〇水温の変化がアルテミアの光走性に与える影響について
〇透明標本を活用したカワヨシノボリの吸盤の形状変化の解明(優秀賞)
〇麦飯石の新たな効果を探る
〇カヤの保水効果の検証
〇藍の魅力を発信しよう!~アンケート分析をもとに~
徳島県高校生ビッグデータ活用コンテスト 【最優秀賞・優秀賞】
日 時:{発表 }令和4年2月4日(金) 10:40〜11:00
{表彰式}令和4年2月24日(木) 13:00~13:30
場 所:オンラインで実施
参加者:科学部6名 1年生3名
本校科学部6名と1年生3名が高校生ビッグデータ活用コンテスト1次審査を通過し、2次審査で発表をZOOMによるオンラインで行いました。それぞれのグループがNTTdocomoのモバイル空間統計をもとに「新型コロナの流行と外食自粛の効果の検証」「美馬市の人の動きからハザードマップを見る」といったテーマでデータを分析し、アイデアを提案しました。
そして、審査の結果、「新型コロナの流行と外食自粛の効果の検証」のグループが最優秀賞、「美馬市の人の動きからハザードマップを見る」のグループが優秀賞を受賞することができました。表彰式は徳島県「教育の情報化」推進フォーラムの開会行事の一環として行われました。
【SW-ingリサーチグローバルアクト④】外部への発表
日 時:令和4年1月21日(金)15:00~16:00
参加者:2年生1組~4組 そらの郷 松浦さん 福永さん
内 容:
2年生1~4組の生徒がこれまで取り組んできたSDGsをテーマとした課題研究について、前回のクラス内発表の結果から選ばれた代表グループがそれぞれそらの郷の職員の皆さんにプレゼンテーションを行いました。そして、「一般社団法人そらの郷」課長 松浦さんより講評をいただき、優れたアイデアや取組は「そらの郷賞」として表彰を受けました。各グループの発表タイトルは以下の通りです。
<発表タイトル>
〇美馬市活性化プロジェクト
〇沖縄の子供たちにイミ(夢)を~なんくるないさ~
〇こどものために待機児童ZERO大作戦
〇STOP! 糖尿病
【SW-ingアカデミー】講演会及びサイエンスカフェ
日 時:令和4年2月24日(木)14:10~17:10
講 師:川竹 一 氏(ソースネクスト株式会社 常務執行役員兼CTO)
演 題:挑戦を楽しむ
参加者:講演会1年生2年生340名 サイエンスカフェ希望者9名
内 容:
AI翻訳機のポケトークの開発に携わられた川竹氏をお招きし、講演会とサイエンスカフェを実施しました。講演会では、ポケトークの実演を交えながらお話をいただきました。特に、「失敗をおそれるのはもったいない。何事にも積極的に挑戦しよう」というメッセージは生徒に強く残ったようです。また、質疑応答では、「同音異義語をどう認識しているのか」「今まで一番の失敗は何か」「高校時代に挑戦したことは何か」など多岐にわたる質問が出されました。
サイエンスカフェでは、どのようにポケトークが開発されたかについて簡単にお話しいただき、そこからはフリーで川竹氏に生徒が質問を投げかけました。その中で、さまざまなエンジンを組み合わせることで効果的な商品開発を行うお話は、生徒にとって極めて有意義なものとなりました。
生徒感想:
・新しい製品を自ら開発するということは誰にもできることではないけれど、川竹先生が仰っていた、「やり始めを簡単にする」ということは日常で誰にでもできることなので、取り入れたいと思いました。
・今の時代チャレンジすることはリスクが少なくメリットが多いと聞いたのでこれからもチャレンジし続けていきたいと思う。挑戦を楽しみたい。
・今回の公演の中の「スキルは1つだけに頼りきるのではなく、複数持っていた方が良い」と言う言葉がとても印象に残りました。また、安定が1番良い
・社会の役に立っている商品の開発に実際に携わっている人の話をきけることはめったにないのでいい機会だった。