SSH 生徒の活動

生徒の活動

【SW-ingアカデミー】講演会及びサイエンスカフェ

日 時:令和3年11月26日(金)15:00~17:30
講 師:竹田 美文 氏(野口英世記念館 前理事長)
演 題:わが国の近代医学の幕開けの頃に活躍した先人達
参加者:講演会1年生165名 サイエンスカフェ希望者15名
内 容
 本校のOBで,野口英世記念館 前理事長である竹田美文 氏をお招きし,1年生対象の講演会と希望者対象のサイエンスカフェを行いました。

 講演会では,パスツールやコッホなど業績だけでなく,北里柴三郎や志賀潔,秦佐八浪,野口英世など近代医学の礎を築いた方々の功績をわかりやすくお話しいただきました。特に,伝記などに書かれていない野口英世のエピソードは初めて聞く話ばかりで,野口英世の墓石に刻まれている
      Through devotion to science
      He lived and died for humanity
      科学への献身を通じ
      人類のために生き人類のために死せり
という言葉をより深く理解することにつなげることができました。
そして,最後にしていただいた,美馬市三島出身である医師 三宅速とアインシュタインとの交流の話は,生徒にとってとても印象深いものとなりました。

 サイエンスカフェは,竹田先生のファシリテーションによって,対話的に進められました。ウイルスが生物なのか無生物なのか,ウイルスの増殖システム,ワクチンの歴史や仕組みなど,講演会よりもより専門的な話になりましたが,参加者からは「ワクチン量を増やせば,免疫効果は高まるのか」「ウイルスは細胞内のどこで増殖するのか」「メッセンジャ-RNAワクチンは今後ワクチンの主流になるのか」などの質問が出ました。
 ユーモアを交え,わかりやすくウイルスやワクチンについて説明いただき,生徒の生物への知的好奇心が喚起される貴重な時間となりました。
生徒感想(サイエンスカフェ)
・マスクをする理由がきちんと理解できていなかったことに気づけた。「なぜ?」という疑問を常に持つようにしたい。
・コロナ感染症について興味を持ち「知る」ことが,本当に大切だと思った。1時間があっという間だった。
・ウイルスが生物と無生物の間であるという意味をきちんと理解できて,とても嬉しかった。竹田先生の本が図書室に多くあるので,ぜひ読んでみたい。

  

 

高校生「聞き書き」事業 聞き書き調査③

日 時:令和3年11月14日(日)10:00~12:00
場 所:つるぎ町貞光 西岡田さん宅
参加者:2年生5名
聞き書き対象者:西岡田氏 
内容:

 今年度本校の生徒が関わらせていただいている,「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝える「聞き書き」事業2回目インタビュー「傾斜地農業編」の報告をさせていただきます。

 8月の調査に引き続き,11月14日に本校2年生5名が,世界農業遺産に登録されている「にし阿波地域の傾斜地農業」の名人である西岡田さんご夫婦にインタビューをしてきました。前回のお話を踏まえた質問に加えて,「傾斜地農業」で使われる農具や農作物を通したつながりについてなど,今回もたくさんの魅力を語っていただきました。

 お宅の庭にはたくさんのそば米が干されており,その量にただ驚くばかり。今年は台風の影響がほとんどなかったため豊作のようです。周囲を見渡せば一面に広がる紅葉。美しい秋の風景に見とれ,何とも穏やかな気持ちになりました。

 素敵なお話と美しい景色に触れられる貴重な経験をさせていただきました。今後私たちの活動は2回のインタビューにもとづく「聞き書き」の原稿作成に移ります。発表に向けて皆で協力して準備をしていきます。

令和3年度科学の甲子園徳島県大会

日 時:令和3年11月20日(土)9:30~12:30
参加者:1年生1チーム 2年生5チーム 計6チーム(36名)
場 所:徳島県立総合教育センター
内 容:
 6校から17チームが参加した令和3年度「科学の甲子園」徳島県大会に,本校からは6チームが参加し,筆記試験(物理・化学・生物・地学・数学・情報分野)に挑戦しました。
 今までに見たことがない問題も多くありましたが,帰りのバスの中では問題の解き方についてお互いに意見を述べ合うなど,今回の経験を活かそうというポジティブな発言がなされていました。

生徒感想:
・公式を暗記するのではなく,なぜそうなるのか論理的に理解することや基本的事項を徹底することが重要であることがよくわかった。
・いつもと違う問題で,とてもおもしろかった。
・バスで移動し,いつもと違う場所や雰囲気で問題に取り組め,受験に向けていいリハーサルになった。
・チーム戦だったため、いつもよりも他のチームに負けたくないという思いが強く持てた。

  

 

【SW-ingアカデミー】サイエンスカフェ

日 時:令和3年11月19日(金)16:20~17:30
講 師:徳島文理大学 薬学部 教授 深田 俊幸 氏
演 題:「亜鉛の温故知新」 なぜ亜鉛は健康の維持に必要なのか?
参加者:18名(1・2年生希望者)
場 所:脇町高校 図書室
内 容:
 サイエンスカフェとは,カフェのような雰囲気の中で,科学者と市民が科学について語り合います。本校では,研究者とのよりインタラクティブか交流を通して,「学ぶ」ことのおもしろさや「科学」の大切さを実感することを目的に実施しています。
 今回は,深田先生をお招きし,「亜鉛が不足するとどうなるか」「亜鉛はどのように発見されたか」「医学・薬学の研究に必要な使命感と倫理観とは」についてお話しいただきました。亜鉛トランスポーターの変異により,細胞内へ亜鉛の輸送が行えないことで引き起こされる亜鉛欠乏症の具体例や亜鉛命名の歴史など,専門的な知識を学べただけでなく,基礎研究を通して人を救いたいという研究者としての使命感を学ぶことができました。サイエンスカフェ終了後も,「何の肉に亜鉛は多いのですか?」など深田先生に尋ねている姿が印象的でした。
生徒感想:
・探究心とは,心から本当に追求したいと思うものを見つけて,「成し遂げたい」ではなく,「成し遂げなければならない」と強く思うことだと,この講義から学んだ。

・これまで大学を目指す目的がはっきりしていなかったが,大学は自分なりの目標を見つけ研究する場所だとわかった。

・亜鉛についての話を聞くまでは,鉄やカルシウムなどのように体にとって亜鉛が不可欠な元素であるということを知らなかったので,今日の話は自分にとって全く新しい知識ばかりだった。亜鉛そのものについて,とても興味が湧きました。

 

  

【科学部】サイエンスフェア2021おもしろ博士の実験室への参加

日 時:令和3年11月7日(日)10:00~16:00
場 所:あすたむランド
参加者:科学部15名
内 容
 あすたむランドで開催された「サイエンスフェア2021おもしろ博士の実験室」に本校科学部の生徒が参加しました。会場を訪れた子ども達に、空気砲の体験やスライム作りを体験してもらいました。コロナ感染症拡大防止のため、昨年度から多くの科学イベントが中止となり、部員にとって初めての取組となりました。子ども達にわかりやすく伝える難しさを実感するとともに、伝えることを通して科学のおもしろさを再認識できる機会となりました。

 

第2回SW-ingアカデミー(講演会)

日 時:2021年11月11日(木)14:10~15:50
方 法:リモート形式
講 師:伊勢武史 氏(京都大学)
演 題:環境問題の目のツケドコロ
参加者:1年生・2年生

  京都大学の伊勢武史先生を講師にお迎えし,2回目のSW-ingアカデミー(講演会)を実施しました。ご自身の海外での大学生活からの気付き、ご専門であるコンピューターシミュレーションの手法、外来生物の捉え方等について、わかりやすく教えていただきました。また、チャットに書き込まれる質問に講演の途中でもリアルタイムにお答えいただき、生徒もすぐに疑問点をかいけつすることができました。今後、環境問題はますます重要な社会課題になります。本日の講演で学んだことをいかし、よりよい社会になるよう努力をしたいと思います。

 生徒感想
〇1つの問題について考える上で、1つの角度から決めつけるのではなく、色々な角度で物を見て考えることが大切だと思った。

〇今回の講演会で「外来種いけばな」に興味を持ちました。テレビを見ていると、「外来種は環境に悪いものだ」と一方的に悪と決めつけ、自分もそうだと思っていましたが、今回の講演会を通して人間がもたらしたものなのに駆除しないといけないというのは本当に一方的だなと思いました。外来種が完全に良いものだとは思いませんが、解決のために深く考えることが大切だなと思いました。また、海外の大学も魅力的だなと思いました。

〇「いろんな人に何かを伝えるのが科学者の使命」とおっしゃっていたことが素直に格好良いと思った。また、人間に生まれてきた以上、あとさまを考えて行動したいと思った。最後に、自分にとって良い講演会になったと実感することが出来ました。

 

i-IGP 2021 TOKUSHIMA 最終発表会 

日 時:令和3年11月3日(水) 13:00~18:00
場 所:徳島大学蔵本キャンパス 大塚講堂
参加者:岡田さん(2年)高田さん(2年)福田さん(2年)
    大西さん(1年)住友さん(1年)真鍋さん(1年)
内 容
 I-IGP(inochi Gakusei Innovators’ Program)とは、中高・高専生のチームが大学生とともにヘルスケア課題解決プランを創出・実行し合うプログラムで、今年度のテーマは「産後うつ」です。

 参加チームは、約4ヶ月に渡り、メンターからの指導や多様なワークショップ等を受けながらプランを練り、その集大成として最終発表会に臨みました。2チームとも、多くの聴衆を前にして、発表時間6分、質疑応答9分の中で、自分たちの考えを丁寧に説明する姿勢がとても印象的でした。また、実際に困っている人の声を聞くことで課題設定を行うことや、アイデアを出すだけでなく社会へ実装することの重要性を学ぶことができました。

 結果は、岡田さん、高田さん、福田さんのチームが第3位に入賞しました。

 

【SW-ingチャレンジ】グリフィス大学オンライン授業

日 時:令和3年10月30日(土)14:00~16:00
場 所:本校視聴覚教室
参加者:2年生8名
講 師:Dr Francesco Olivieri
演 題:Open Problems in AI Nowadays
内 容:

 東京都立多摩科学技術高校が主催する「オーストラリアのグリフィス大学オンライン授業」に本校の8名の生徒が参加しました。すべて英語での授業でしたが,ゆっくりと何回かくり返し発言してもらえたお陰で,なんとなく話の内容を理解することができました。講義の中で,AIにより世界がどのように変わろうとしているのか,そして職業はどうなっていくのか学ぶことができました。次回は,質問ができるよう頑張りたいと思います。

  

徳島科学技術大賞表彰式

日 時:令和3年10月23日(土)10:15~12:15
場 所:アスティとくしま2Fブライダルコアときわホール
参加者:課題研究 ディープラーニング班(代表:森川)、にし阿波調査隊(池北、小原、川人)

 徳島県主催の科学技術・未来シンポジウムの第1部として実施された徳島科学技術大賞の表彰式に参加しました。本校からは課題研究ディープラーニング班とにし阿波調査隊がこども科学部門で大賞に選ばれました。ディープラーニング班は代表として卒業生の森川君が、にし阿波調査隊は3年生の池北君、小原さん、川人さんが知事より表彰を受けました。その後、科学技術が拓く『未知なる世界』への挑戦」をテーマとした、DX(デジタルトランスフォーメーション)・GX(グリーントランスフォーメーション)による持続的な社会を築くため、目指すべきとくしまの将来ビジョンとその実現に向けた処方箋についてのパネルディスカッションに参加しました。これまでの取組が評価された喜びとともに各界のトップランナーからの刺激を受ける良い機会となりました。

【SW-ingキャンプオンライン】中国語講座

日 時:令和3年10月22日(金)16:30~18:00
場 所:脇町高校化学講義室
講 師:徳島大学総合科学部 教授 村上敬一 氏
    徳島大学留学生 楊さん 韓さん 鄒さん
参加者:台湾海外研修参加者 18

 今年度の海外研修も昨年度に続き、残念ながら新型コロナウイルスの影響で現地研修は中止となりました。しかし、昨年度同様オンラインでの交流や学習を予定しています。今回はその事前研修として、徳島大学の留学生の皆さんから中国語による簡単なあいさつや自己紹介などを教えていただきました。中国語特有の発音に苦戦しながらも、自分の名前の中国語読みや簡単な構文を理解していました。また、あわせて発表や伝え方のポイントについてもご教授いただきました。

【SW-ingリサーチグローバルアクト②】講義・ワークショップ

日 時:令和3年10月8日(金)14:00~16:00
講 師:蒲原 慎志 氏(株式会社ニューズピックス)
参加者:2年生1組~4組
内 容:
 「モノの見方が変わると、世界は変わる」というタイトルで株式会社ニューズピックスの蒲原慎志氏に講演と簡単なワークショップを行っていただきました。本校は今年度よりニュースサイトであるNewsPicksを全生徒で使用しています。それを踏まえ、今回の講演が行われました。どのように情報と向き合い、どのように世の中に向き合うかを知る機会となりました。また、1学期から取り組んでいますSDGsを主テーマとした探究活動についてシステム思考の観点から見つめなおし、これからアイデアのプレゼンテーションを行う予定です。

感 想:
・私は何かあるとすぐに自分のせいにしてしまっていたけれど、システム思考のことを今回知ることができたので、考え方を変えてみようと思った。

・ものごとの見えていること見えていない部分があることがよくわかった。その見えない部分にどれだけ自分は考えが及んでいないかもわかった。

 

【SW-ingリサーチ】地域課題レクチャー

日 時:令和3年10月1日(金)14:00~15:00
講 師:藤本晋一郎 氏(美馬市 経済部 企業応援課)
参加者:1年生
内 容
 1年生はSW-ingリサーチ グローバルアクトととして,地域課題解決型の課題研究に取り組みます。その導入として,美馬市から藤本晋一郎 氏を講師にお招きし,美馬市の現状、美馬市が実施している施策、また、美馬市活性化に取り組んでいる方々の活動などについてレクチャーしていただきました。
 データを活用し課題を明確にするプロセスや、それに対する解決案のプランニング方法など、具体的に課題研究の手法について学べただけでなく,自分たちの住む地域のことについて知らなかったことが多いということを気づかせてもらえる貴重な機会となりました。今回学んだことを、課題研究に活かしていきたいと思います。
感 想
・いつも通っている美馬市に、いろいろな取り組みをしている人がいることがわかった。まず、私たちが美馬市の魅力を知り、広めていくことが大切なんだと思った。
・講演を聴いて、活性化のためには、まず原因を探して、行動することが大切だと思った。そして、地域の人や県外の人など、誰かと一緒になって考えることが大切だと思った。
・講演を聴いて、自分の地元にはどんな魅力があるのか、また町外の人からどう思われているのか、知りたいと思った。今後、若者が働きやすい環境づくりをすることが大切だが、高齢者の住みやすさも考えるべきだ。自分に何ができるか、考えたい。
・今日の講演を聴いて、私の地元でも、自分の知らない取り組みが行われているかもしれないと思いました。
・美馬市在住なのに、サテライトオフィスや、うだつの町並みの中の魅力的なお店など、たくさんあると知らなかった。自分の生まれ育った故郷で、地元の人や移住してきた人などが、町の活性化のためにできることは何か考えて、実行していることが素敵だと思った。若者の雇用や関係人口が増えていけば、美馬市はもっと魅力的になると思った。
・今まで地域課題などについて考えていなかったが、交通手段のなど自分たちの身近にも課題があることを意識できるようになった。

  

高校生「聞き書き」事業 聞き書き調査②

日 時:令和3年8月23日(月)13:30~16:00
場 所:つるぎ町半田 西岡田さん宅
参加者:2年生5名 
オブザーバー:そらの郷 園原さん、西部県民局 山内さん

内 容:

 今年度本校の生徒が関わらせていただいている,「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝える「聞き書き」事業の第二弾の報告をさせていただきます。

去る8月23日,本校2年生5名が,世界農業遺産に登録されている「にし阿波地域の傾斜地農業」の名人である西岡田さんご夫婦にインタビューをしてきました。西岡田さんの畑を拝見し,「傾斜地農業」の魅力についてお話を聞かせていただきました。私たちが学校給食でおいしくいただいていたそば米をはじめ,自然環境を活かした数々の作物の栽培や調理の仕方など貴重なお話をたくさん伺い,自然の豊かさを改めて感じました。作物を慈しみ,常に話しかけながら大切に育てられている西岡田さん。お二人の愛情をたくさん受けて作物もさらに美味しく実っていくことでしょう。

 先日「聞き書き」を行ったグループと同じく,10月までにレポートをまとめて12月にはインタビューした内容を元に発表をする予定です。

徳島未来創造 アップデートコンテスト最終審査会

日 時:令和3年8月29日(日)13:00~15:00
形 態:リモート形式
参加者:チーム名『みーすとん』 大西さん 住友さん 眞鍋さん
    チーム名『阿波の魅力伝え隊』逢坂さん 重田さん 高田さん
内 容:
 徳島県が主催する「徳島未来創造 アップデートコンテスト」の一次審査(参加319チーム)を通過した10チームによる最終審査会が行われ、本校からは『みーすとん』と『阿波の魅力伝え隊』の2チームが、4分間のスライド発表に挑みました。『みーすとん』は、産後うつ解消のために、子育てしている方々に情報を正しく伝えるアプリ開発について、また、『阿波の魅力伝え隊』は、交流人口を増やすために、県内高校生と県外高校生の交換留学システムについて発表しました。残念ながら入賞はできませんでしたが、審査員の先生方からの助言も踏まえ、もう一度プランをブラッシュアップしたいと思います。

感 想:
〇インタビューなどを通して、本当に困っている事や一人ひとりで考え方や見方が違うことに改めて気づけた。リアルな声を聞くことの大切さを学んだ。
〇発表時間が4分と短いので、要点をまとめるいい勉強になった。
〇地域活性化=人口増加という単純な構図ではないことを、インタビューを通して学んだ。
〇他の学校の発表を聞け、とても刺激を受けた。アイデアだけでなく、すでに取組を実践しているところもあり、私もすぐに行動してみようと思った。

  

 

 

【SW-ingキャンプ】事前研修

日 時:令和3年8月23日(金)13:00~15:00
場 所:脇町高校化学講義室
講 師:徳島大学総合科学部 教授 村上敬一 氏
参加者:台湾海外研修参加者 18名

 今年度もSSH海外研修を計画し、参加する生徒が選抜されました。今回は台湾海外研修の事前研修第1弾として,台湾の歴史や文化を学ぶ出張講義を行いました。ファシリテーターとして本研修に関わっていただく徳島大学村上先生をお招きし、台湾の文化や言語について広い視点から講義いただきました。また、合わせて研修に向けての心構えなどもお話しいただき、研修に向けたモチベーションが非常に高まりました。

高校生「聞き書き」事業 聞き書き調査①

日 時:令和3年8月20日(金)13:30~16:00
場 所:つるぎ町半田 高木さん宅
参加者:2年生2名
聞き書き対象者:高木 一永氏 
オブザーバー:そらの郷 園原さん 福永さん

内 容:

 今回は,前回8月6日のワークショップに続き,「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝えることを目的として,本校2年生2名がにし阿波地域の作業歌の名人である高木さんにインタビューをしてきました。高木さんからは実際に歌っている作業歌を披露していただき,文化継承の重要性を再確認するきっかけとなりました。

 10月までにレポートをまとめ,12月にはインタビューした内容を元に発表をする予定です。

FESTAT2021

日 時:令和3年8月21日(土)13:00~17:00
場 所:脇町高校(オンライン開催ZOOMウェビナー及びoVice)
参加者:FESTAT2021出場者(3年生3名)
日 程: 

  13:00 開会行事(ZOOM ウェビナー)
  13:15 記念講演

    演題「データ分析実践入門-その統計知識、正しく使えてますか?-」
    講師 板井光輝氏 株式会社日立システムズ データサイエンティスト

   14:20 研究発表

   17:00 交流会
主 催:香川県立観音寺第一高校 
共 催:JDSSP高等学校データサイエンス教育研究会

内 容:

 統計・データを用いて数理的に分析する課題研究の発表・交流会「FESTAT2021」が、ZoomやoViceを活用したオンライン形式で実施され、本校からは3年生3名が参加しました。地域創生に関することから葬儀のことまで幅広いテーマがあり、全国から40チームが参加し、プレゼンテーションを行いました。現役で活躍しているデータサイエンティストや大学の先生からデータ分析の実践的なアドバイスや激励をいただき、これまでとは違った切り口からアプローチすることの大切さも気が付くことができました。

高校生「聞き書き」事業 第1回聞き書きワークショップ

日 時:令和3年8月6日(金)13:00~15:00
場 所:本校化学講義室及びZOOM
参加者:2年生8名
講 師:ニシアワアカデミア 國金重光氏 京都大学大学院 岩男望氏
オブザーバー:そらの郷 園原さん つるぎ町 大島さん 徳島県西部総合県民局 山内さん

日 程: 
 ①聞き書きワークショップについて
 ②自己紹介等
 ③聞き書きの方法について
 ④インタビュー実践
 ⑤振り返り

内 容:

 2年生希望者8名が対面とオンラインの併用型ハイブリット形式で行われた聞き書きワークショップに参加しました。聞き書きとは語り手の話を聞き、その人の話し言葉で書いて活字に残すことであり、この取組は地元「にし阿波地域」の魅力や技術を後世に伝えるために、高校生が「地域の名人」を取材・記録します。今回はその事前研修会として「聞き書き」の手法について2名の講師による対面とオンラインでの開催となりました。語り手の気持ちを理解し共有することや編集作業の方法など具体的なやり方の説明を受けた後、実践としてオブザーバーの方々をインタビューし報告し合いました。そして、「地域の名人」の情報共有や実施計画を作成し、振り返りを行いました。初めて行う、「聞き書き」に戸惑いながらも、新しいアウトプットの方法を得る良い機会となりました。今後それぞれのグループが「地域の名人」を取材し、レポートを作成予定です。

 

 

【SW-ingチャレンジ】屋久島研修

日 時:2021年7月29日(木)~8月1日(日)

場 所:屋久島

参加者:屋久島研修参加生徒8名、引率2名

内 容:

7月29日(木) 鹿児島まで陸路にて移動

7月30日(金) 研修Ⅰ「シュノーケリング」、研修Ⅱ「屋久島の概要」、

        研修Ⅲ「星空観測」

7月31日(土) 研修Ⅳ「白谷雲水峡山行」、研修Ⅴ「山行の振り返り」

8月1日(日) 研修Ⅵ「地域産業見学」、海路・陸路にて移動

  

[生徒感想]

研修Ⅰ

 屋久島に着いた時、目に入ったのは透き通った海です!シュノーケルとフィンを使ってとても深いところまで海の中を観察しました。残念ながらウミガメには会えませんでしたが、天候に恵まれ海底の白い砂、ほかの魚たちは見ることが出来ました。海が透き通って見えるのは白い砂のおかげだそうです。魚も屋久島の固有種やクマノミなど、有名な魚を沢山観察できました。とても貴重な体験をさせていただきました。

 

研修Ⅲ

 夜の星空観察ではなにも考えず、なにも聞かず、なにも触らず、ただ寝転がって星を眺めることができました。いつでもできる簡単なことですが、徳島で星を眺めるのと、屋久島で星を眺めることには明らかな違いがありました。夜空の鮮明度合いです。徳島に比べて、屋久島は自然が自然のままに残り、とても空気が清んでいます。これにより星がきれいに、空を透かすように見えたのだと思います。生まれてからの16年間、あれほどきれいな星をみたことはありません。「あの星を徳島でも眺められるようにしたい。」そんなことを今は考えています。

 

 研修Ⅳ

 屋久島はほとんど花崗岩からできていて、土が少ないので土の代わりにいろいろな苔が絨毯のように広がっていました。時間帯や木漏れ日の量によっても雰囲気が変わっていたので写真を撮りましたが、写真では伝わらない美しさがあると思いました。屋久島は水力発電100%の島で人と自然が共存していると感じました。しかし、観光客による環境問題が発生しているので、屋久島での自然との接し方を伝えていきたいと思いました。

 

研修Ⅵ

 長い歴史を感じさせる年輪。屋久島の壮大な自然を感じることが出来る工芸品。このような、屋久杉からできた工芸品を目の当たりにした時、僕はただただ驚く事しかできませんでした。何十年もかけて乾燥された屋久杉を、工芸品に作り替える。気が遠くなりそうな程大変な作業だと思いますが、僕には、作業員の方の姿がとても楽しそうに見えました。屋久島の自然を生かした仕事が出来ていることに誇りを持っているように作業員の方から感じとる事ができたからです。最後に、産業見学から学んだこと。それは、僕たち人間が住むのに必要な物は、自然が与えてくれていることだと分かりました。しかし、現在では森林伐採が環境問題としてあります。人と自然が共生できるような事後研修にしていきたいと思いました。

令和3年度SSH生徒研究発表会-第1部-

日 時:令和3年8月5日(木)9:00~16:00
場 所:神戸国際展示場
参加者:3年生Sコース3名(池北、川人、小原)
日 程: 9:00 開会行事
     9:15 ポスター発表
    11:30 SSH指定校卒業生からのメッセージ
    12:30 ポスター発表
    15:15 全体会
          代表校選出 分野別講評

内容:

 全国のSSH指定校が集まり、神戸国際展示場で行われた令和3年度SSH生徒研究発表会に3年生Sコースの3名が参加しました。今年度は新型コロナウイルス対策を十分に行っての参集開催となりました。分野ごとに分散開催し、ポスター発表もブース内外で密にならないように工夫がなされ活発な議論が行われました。本校からは「リモートセンシング技術を活用した伝統農法の効果の検証」のポスター発表を行い、たくさんの生徒や先生、専門家の方々から質問やアドバイスをいただきました。残念ながら各分野ごとに代表に選ばれることはありませんでしたが、参加した生徒からは「やっぱり人が集まって交流できることのありがたさが再認識された」や「全国の発表はすごい、いい刺激を受けた」などの感想があり、貴重な経験を得ることができました。また、この場をお借りしましてコロナ禍でありながら開催にご尽力いただいた関係者の方々への感謝を申し上げます。