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地理歴史科

地理歴史科 ESD探究プログラム

 6月末に3年生の地理歴史の授業でESD探究プログラム(UCCホールディング株式会社が実践されている取組)「人と世界を結ぶコーヒーのものがたり」を実施しました。生徒たちも日常でよく見かけるコーヒーですが,コーヒー豆の栽培の難しさや,安定したコーヒーの生産に向けて生産国と消費国が協働で行っている具体的な取組例については,このプログラムを受講して初めて知ることができました。映像視聴やコーヒーの生豆を手に取ってみたことで,自分たちが日頃消費しているコーヒーについての関心を高めるとともに,プログラムの終わりにはコーヒーの例を参考にしながら,「持続可能な発展」について自分たちが実際に取り組めることを考えて意見を出し合いました。

 学校での日頃の授業に加えて他の団体の取組例なども学習に取り入れることで,生徒たちも関心を持ちやすく,理解を深めることができます。こうした学びの機会を今後も増やしたいと思います。

 

生徒の感想より一部抜粋

・コーヒーの品質コンテストを行うことで、生産国にも消費国にもメリットがあると思った。生産国は優勝すれば高い値段でコーヒーを売ることや、賞金で新しい土地を手に入れることができ、消費国からすると安全でおいしいコーヒーを飲むことができる。持続可能な発展を実現するためにも、私たちにもできるフェアトレード商品を買ったり、正しい知識を身につけたりしたい。

・コーヒー豆の栽培が思っていた以上に何倍も手間と時間がかけられていることや、自然環境に配慮して限られた資源を活用しているのを知って、多くの人が普段当たり前に飲んでいるコーヒーですが、その当たり前の尊さを感じました。次世代のことも考えて生産されているコーヒーが、会ったことも見たこともない私たちをつないでいるのが素敵だと思いました。

・適切な値段設定ができている商品とそうでない商品を見極めるにはどうしたらよいのかを知りたい。まだ労働環境が整っていない所に対して私たちができることは何かを考えたい。

 

初めて見る緑っぽいコーヒーの生豆に興味津々 

   

 

「持続可能な発展」に自分たちは何ができる?

 

地理歴史科 国土交通省国土地理院オンライン出前講座

 去る11月22日、本校の3年生全員を対象に国土交通省国土地理院広報広聴室の方々によるオンライン出前講座が開催されました。本校では昨年度までの4年間、「地理総合」「歴史総合」の教育課程研究指定校事業に関わってきたことから、今年度も「地理的な見方・考え方」「歴史的な見方・考え方」を意識した教材の開発と授業づくりに取り組んでいます。そしてこの度、国土地理院の方々のご協力のもと、地図を活用して地理と歴史を融合させた特別講座が実現しました。

 2部構成で、第1部では「地図作成の歴史」、第2部では「地図ができるまで」の講義をしていただきました。第1部では紀元前から現在までの地図の変遷を辿りながら、どの時代にも通じる伝達手段としての地図の奥深さを学びました。第2部では用途に応じた多様な地図の作成や活用方法を学びました。日頃何気なく見ている地図に込められたたくさんの情報に生徒たちは興味津々で、特に学校周辺の特徴を複数の地図を用いて知ることができ、地図を身近に感じる良い機会となりました。

 地図情報は防災情報をはじめ、私たちの暮らしを支えてくれます。この講座で学んだことを今後の生活に活かしてもらいたいです。国土地理院広報広聴室の皆様、貴重な経験をさせてくださり、ありがとうございました。

地理歴史科 令和3年度教育課程研究指定校事業 成果報告

 本校の地理歴史科が文部科学省から指定を受けて4年間取り組んできた教育課程研究指定校事業が本年度で終了します。この4年間,文部科学省,鳴門教育大学,徳島県教育委員会の先生方をはじめ,多くの関係者の方々に支えられて実践を行うことができました。また全国の先生方に授業をご参観いただいて貴重なご意見をいただくことができました。

 今年度の実践による成果報告を書面でご報告させていただきます。次年度から始まる「地理総合」「歴史総合」の参考になれば幸いです。

 貴重な機会をいただき,ありがとうございました。

令和3年度最終成果報告書(徳島県立脇町高等学校).pdf

地理歴史科教育課程研究指定校事業 研究協議会 報告

 去る2月4日(金),文部科学省からの指定を受けて4年間取り組んできた教育課程研究指定校事業地理歴史科の研究協議会がオンラインにて開催されました。

 「地理総合」「歴史総合」に向けた取組と地理・歴史の枠組みを超えた取組の実践例,本事業4年間の歩み,生徒及び教職員アンケート結果,次年度以降の展望 について報告しました。

 研究協議会では日本各地の先生方からご参加をいただきました。本年度の実践に加え,4年間継続して取り組んできた「問いの立て方」,「単元構想の作り方」,「生徒や地域の現状に合わせた授業づくり」,「教科会」についてもお伝えすることができました。次年度から始まる「地理総合」「歴史総合」の授業づくりに役立てていただければ幸いです。

 文部科学省から藤野敦氏,中嶋則夫氏,空健太氏,これまで担当してくださった濵野清氏,大森淳子氏,鳴門教育大学から梅津正美氏,伊藤直之氏,徳島県教育委員会から西岡昌子氏,これまで担当してくださった藤川美和氏,寒川由美氏のご指導をいただき,本事業を4年間継続して行うことができました。また地域の方々や外部機関のご協力もいただいたことで,生徒の学習環境を整えることができました。そして本校生徒の真摯に取り組む姿勢が,実践をより充実したものにしてくれました。

 たくさんの方々の協力に厚くお礼を申し上げます。今年度の実践をまとめた最終報告書を年度末に作成し,本校HPにも掲載する予定ですので,そちらもぜひご覧ください。

【1.25最新】地理歴史科教育課程研究指定校事業 研究協議会の資料掲載

 本校の地理歴史科が文部科学省からの指定を受けて4年間取り組んできた教育課程研究指定校事業が最終段階を迎えます。

 本年度の実践また4年間の取組の総括を,来る2月4日(金)に開催される「教育課程研究指定校事業 研究協議会」にて報告させていただきます。本校の発表時間は14:30~15:00 その後に質疑応答等が行われます。

 当日の説明に使用する資料【スライド,指導案(「地理B」「日本史A」),授業で用いたワークシート3種類】を事前に掲載させていただきました。研究報告会にご参加くださる皆様は,こちらの資料をご参照ください。

 多くの方々に支えていただき,4年間の本事業を終えることができました。ありがとうございました。研究協議会にて本事業の取組を皆様にお伝えしたいと思います。ご指導のほど,よろしくお願いいたします。

<資料訂正のお知らせ>

1/24に掲載したデータ(発表用のスライドです),学習指導案(日本史A,地理B)に訂正があります。【1.25掲載】とタイトルを付け直した資料を当日の発表で使用しますので,こちらをお使いください。

【1.25掲載】R3掲載用データ公36徳島県脇町高等学校地理歴史4午後.pdf

【1.25掲載】地理歴史科(日本史A)学習指導案.pdf

【1.25掲載】地理歴史科(地理B)学習指導案.pdf

R3 Ⅱ-3(1)「歴史総合」に向けた取組 第7時ワークシート.pdf

R3 Ⅱ-3(2)「地理総合」に向けた取組 第6時ワークシート.pdf

R3 Ⅱ-3(3)地理・歴史の枠組みを超えた取組 導入ワークシート.pdf