生徒の活動
FESTAT2024(全国統計探究発表会)への参加
日 時:令和6年8月17日(土)
場 所:バーチャル空間 oVice
参加者:3年生Sコース3名(浦川さん、保手さん、大山さん)
内 容:
10:50 オープニング
11:00 講演 大阪大学大学院 教授 三浦 麻子 先生
12:00 リハーサル,動作確認,情報交換等(ランチタイム)
13:00 研究発表会
15:40 アドバイスタイム
「バーチャル空間 oVice」で開催された本発表会は、「統計・データ利活用の探究の発表及び交流を行うことにより、統計・データ分析に対しての興味・関心を高め、統計教育の発展に資する」ことを目的としています。データを駆使し、統計的な手法を用いて探究を行った内容の発表を行い、その後、大学の先生や、他県の高校生からの質疑が行われました。本校からは「サッカーの空中戦勝率と試合の勝率の関係」を研究したグループが参加しました。他校のレベルの高い発表に触れるだけでなく、専門的なアドバイスもいただくことができ、今後の研究の発展につながる1日となりました。
【SW-ingキャンプ】SSH台湾 海外研修 事前研修①
日 時:令和6年7月29日(月) 10:00~12:20
場 所:脇町高校及びうだつの町並み
参加者:(本校)海外研修参加者18名 (徳島大学)村上敬一先生
(短期研修生)学生7名
内 容:①自己紹介
②グループに分かれての交流及びディスカッション
③弓道場見学
④うだつの町並み散策
本年度の海外研修の最初の取組として、徳島大学の村上敬一先生のご協力のもと、台湾から徳島大学に短期研修で訪れている大学生のみなさんをお招きしました。簡単な自己紹介の後、グループに分かれて台湾の文化や互いの趣味、今回は日本語学科の生徒の皆さんと日本語と英語を交えてお互いの地域や文化の紹介を行い、その後、グループにわかれてそれぞれのテーマごとにディスカッション等をしました。その後、脇町高校生の案内で、弓道の紹介とうだつの町並みの紹介をしました。最後に連絡先を交換するなど和気あいあいとした交流となりました。
生徒の感想
・留学生が積極的にコミュニケーションをとってくれたように、自分も英語で伝えられるように努力したいと感じた。
・日本に来て美味しかった食べ物や、反対に台湾の美味しい食べ物など、お互いの文化を交換することができた。
・12月にまた台湾でお会いできることが待ち遠しい。
・別れるのは寂しかったが、12月に台湾に行くので、次お会いした時には私も中国語を話せるように勉強していきたい。
・台湾の方々の日本語が流暢で驚いた。また、コミュニケーション能力が高く、自分から話しかけるよりも話しかけてもらうことの方が多く、反省している。しかし、インスタを交換してDMを送り合い、話をする仲になれたことはとてもよかった。言語の勉強や発表の準備を怠らず、有意義な研修になるように心掛けたい。
京都大学 理学探究活動推進事業COCOUS-R中間発表会
日 時:令和6年8月5日(月)~8月6日(火)
場 所:京都大学理学研究科セミナーハウス他
参加者:25HR3名(中妻幸奈、谷依津希、谷唯衣)
女子高生向け理学探究活動推進事業COCOUS-Rでは、全国の高校から選ばれた16校のグループが対面で交流し、日頃の探究の進捗状況を発表し合う中間発表会が開催されました。5月から25HRの3名は「放送で聞き取りやすい声」というテーマで研究を行い、月に2回程度、京都大学の大学院生・学生のオンラインでの指導・助言を受けながら研究に取り組んでいます。
初日は午後から各学校からプレゼンテーションによる研究の中間発表と質疑、そして、その後ポスターセッションを行いました。女子学生同士の活発な質疑が行われ、研究を始めて間もない本校生徒にとっては貴重な機会となりました。
2日目は他校の生徒とグループになって化学実験を行いました。色素のTLC実験の結果をもとに野菜等の天然の色素を分離し、考察を行いました。その後の交流会では、全国の高校生や京都大学の学生さんから研究に対するアドバイスなど幅広く深い刺激をうけ、今後の研究に対するモチベーションが上がりました。
SW-ingゼミ「京都大学訪問研修」
日 時:令和6年8月1日(木)~8月2日(金)
場 所:京都大学理学部6号館他
講 師:京都大学大学院 理学研究科附属 サイエンス連携探索センター
常見 俊直 准教授
T A :京都大学理学部 窪田 悠宇一さん 松下 渚さん 宅間 修太さん ALAWIK Abdourrahmanさん 溝畑 諒人さん
参加者:Sコース2年生 29名
本校SSH運営指導委員でもある京都大学常見俊直准教授のご協力で京都大学での研修を実施することができ、Sコース2年生29名が参加しました。
初日はメンバーの紹介の後、薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いた野菜などの色素分離実験の研修を行いました。原理の説明や実験上の注意を受けた後、指定された野菜の色素分離を行いました。初めての実験方法に戸惑いながらもチャレンジし、慣れたところでグループごとに実験を計画し、結果によって追実験をするなど実験を繰り返しました。午後からは、実験結果を基に考察を行い、そこで生まれた仮説を検証するために追加実験を行いました。グループごとに次々に出てくる疑問を解決するため、技術職員の方が個別の実験道具や溶液を準備してくださるという、短時間ながらも恵まれた環境で実験を進めることができました。1日目の最後に、実験の内容をまとめて発表準備を行いました。TAのみなさんとも対話しながら、自分たちの行った実験の意味を考察し、より効果的に伝えるための工夫を時間ぎりぎりまで続けました。
宿舎に入ってからも、京都の食事に舌鼓を打ちながらも、各自のスマホから発表資料をブラッシュアップし、研修中の疑問点をネットで検索したりまとめを工夫したりするなど、2日目の発表に向けての準備を行いました。
2日目は、プレゼンテーションの最終仕上げを行った後、グループごとに発表を行い、TAのみなさんからの質疑に答えました。実験手法は同じでも、グループごとに切り口のまったく異なる実験テーマとなるなど、それぞれが真剣に向き合った内容でした。発表の仕方やデータに対する考察の甘さについて指摘されることもありましたが、データ中の着目点を強調する工夫や、仮説を検証する有効な追加実験を提案するグループが多く見られました。最後の相互投票によって決定した最優秀のグループには、常見先生から賞品が送られました。
その後、京都大学理学部の有機化学合成研究室や物性物理研究室の研究室見学をさせていただきました。
手厚い助言者のアドバイスを受けながら『計画し、実験し、その結果から考察し、発表する』一連の流れを経験し、探究することの本質を実感することができました。さらには追加実験を計画、実施することで、新たな発見に至るグループもあり、課題研究の過程での貴重な経験をする充実した京都大学訪問研修となりました。
令和6年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会
日 時:令和6年8月7日(水)8月8日(木)
場 所:神戸国際展示場
参加者:3年生Sコース3名(浦川さん、津村さん、古澤さん)
内 容:
令和6年度SSH生徒研究発表会に本校生徒3名が参加しました。本発表会では、全国SSH校指定校および経験校の代表チームが日頃の研究成果を発表し、専門家や他校の教員、生徒からフィードバックを受けることができます。その中で特に優れた作品が口頭発表を行います。
本校の代表チーム「クマリン誘導体の合成と蛍光特性」は、残念ながら口頭発表に進むことはできませんでしたが、多くの方々から有機合成の専門的な研究内容についてほめていただきました。全国各地の高校生や指導者、専門家と交流ができ、非常に良い経験となりました。
<感 想>
・神戸での全国発表に参加して、自分が発表するだけでなく、全国のレベルの高い研究を聞いて、とても勉強になった。どの発表者も、研究が優れているだけでなく、発表の仕方や話し方も、聞く人を惹きつけるよう工夫されていてすごいなと思った。発表はとても緊張したが、質問されて、たくさんの人と話すことで、研究への理解がより深まった。
・1日目のポスター発表では、今までで一番、発表回数も質問も多かった。指摘される部分もあれば、評価されたところもあって、勉強になった。2日目は、代表校に選ばれた6校の口頭発表を聞いた。どの発表も面白かったし、テーマ設定が日常の疑問からだったり、地域に役立てていけるものだったりで、さまざまな目の付け所があって興味深かった。
・始まる前は緊張や憂鬱な気持ちが大きかったが、実際に行ってみると音楽や昆虫、環境問題へ焦点を当てた研究や確率の研究など、独創的で面白い研究がたくさんあって気づけば楽しさが勝っていた。自分たちの発表の場面でも生徒や教授などが様々な視点から質問をしてくださったり、感想を言ってくださったりして自分たちが1年間行ってきた研究の中にもさらなる新しい気づきを得ることができた。特に印象深いのは3日目の口頭発表の研究である。選抜された6校の生徒は、研究内容に関しても仮説やそれに基づく実験、考察が抜けなくされており、発表の時の姿勢や観客に対する態度、言葉遣いなど、見習うべき点がたくさんあった。