SSH 生徒の活動

令和7年度 屋久島研修

2026年4月15日 18時00分

日 時:2026年1月5日(月)~8日(木)
参加者:生徒8名、引率2名
内 容:
 1年生の希望者から抽選で選ばれた8名(男子4名、女子4名)が3泊4日、世界自然遺産に認定された屋久島での研修に参加しました。今年度の研修テーマ「美しい自然との共生文化~科学技術と実生活の結びつき~」のもと、「事前研修 → 現地研修 → 事後研修」を通し、屋久島の地理的環境や植生などについて知識や理解を深め、環境保全に対する意識や学習意欲を向上させました。
※今年度は新しい取組みとして、研究班(3名)と研修班(5名)に分かれ事前研修を行いました。研究班は花酵母をテーマに課題研究を行い、研修班は個人テーマを設定し、4回の全体研修と個別研修ののち校内発表会を行いました。

1/5(月) 移動、鹿児島大学吉﨑研究室訪問
1/6(火) ジビエ加工場見学、猿川のガジュマル観察、本坊酒造見学、地域産業見学、星空観察
1/7(水) ヤクスギランド観察、西部林道観察、大川の滝観察、塚崎タイドプール観察、座学
1/8(木) 地域産業見学、移動

生徒感想:
「鹿児島大学吉﨑研究室訪問」

 本校卒業生の吉﨑先生が准教授を務める鹿児島大学を訪問し、研究室で課題研究の中間発表を行いました。緊張しながら発表を終えると、質疑応答では予想以上に多くの質問が寄せられ、うまく答えられない場面もありましたが、自分たちの課題を見直す良い機会となりました。今後の研究に向けて貴重な助言や気づきを得ることができたので、さらに努力していきます。
鹿児大 

「ジビエ加工場見学」
 ジビエ王国を訪れた際、運よくヤクシカの搬入に立ち会い、生まれて初めて解体を見学しました。命を奪うことへの複雑な思いを抱きつつ、環境への影響を考えると「可哀想」だけでは片付けられないと感じました。事前研修で学んだ徳島のシカの食害を踏まえ質問すると、屋久島との共通点や食性の違いを知ることができました。非日常の体験を通じ、自然と人との関わりを深く考える機会となりました。
ジビエ

「本坊酒造見学」
 2日目に訪れた本坊酒造では、焼酎の製造工程とウィスキーセラーを見学しました。焼酎は、麹が原料のデンプンを糖に分解し、酵母がアルコールへ変える過程で、微生物の働きが最も重要だと聞きました。酵母が酒造にも不可欠だと知り、私たちが研究しているソバや藍の花由来の酵母にも関係があり、一層興味がわきました。ウィスキーセラー見学では屋久杉の樽で仕込む構想も現在進んでいると聞き、完成した際にはぜひ味わってみたいと思いました。
本坊

「地域産業見学」
 武田館では屋久杉の加工工程を見学しました。屋久杉の加工には長い時間と高度な技術が必要だと知り、職人の手仕事に感銘を受けました。説明してくださった方の話はわかりやすく、屋久杉の特徴や希少性について楽しく学ぶことができました。今回の見学を通して、屋久杉は単なる木材ではなく、長い年月を生き抜いた自然の恵みであり、大切に守るべき存在だと感じました。
武田

「星空観察」
 冬の屋久島は空気が澄み、夜空には数えきれないほどの星が輝いていました。宿泊施設周辺は山に囲まれ街明かりが少ないため、一つ一つの星がはっきり見え、その美しさに感動しました。施設の方に星の撮影方法を教わり、カメラ設定を工夫して肉眼で見た感動を写真に残すことができました。静かな森の中、仲間と見上げた満天の星空は神秘的で、寒さを忘れるほど心に残る体験となりました。
星空

「ヤクスギランド観察」
 ヤクスギランドを訪れ、その壮大さに圧倒されました。数千年を生き抜いた屋久杉を目の前にすると、自分の悩みが小さく感じられました。切り株から木が生え、苔に覆われた緑の世界は力強く異世界のようでした。「小さな森」という言葉が浮かび、それらが集まり屋久島の自然を形づくっているのだと実感しました。深緑の植物が放つ生命力と、ゆったり流れる時間を肌で感じ、心が洗われる貴重な体験となりました。
ヤクスギランド

「西部林道観察」
 屋久島研修で訪れた西部林道では、豊かな自然を肌で感じました。林道周辺では鹿や猿が多く見られ、特に猿と子鹿が仲良く一緒にいる姿が印象的でした。一方で、鹿の増加による植生への影響も目の当たりにし、生態系のバランスを守る重要性を実感しました。事前研修で学んだ垂直分布を実際に確認できたことも貴重な体験でした。人の生活の痕跡も残るこの場所が世界自然遺産であることを学び、自然と人との共生について深く考える機会となりました。
西部林道

 「塚崎タイドプール観察」
 塚崎タイドプールを訪れた時、黒潮が屋久島の自然を形づくっていることを実感しました。タイドプールには黒潮に乗って流れ着いたサンゴの死骸や海外からの漂着物が多く、遠くの海と屋久島がつながっていることが分かりました。さらに、海外製のプラスチック製品や養殖いかだなどの漂流物から、人間の活動が自然に影響を与えている現状も目の当たりにしました。自然は閉じた存在ではなく循環していることを学び、身近な環境問題にも関心を持ちたいと思いました。
塚崎

研修を終えて:
 「ひと月に三十五日雨が降る」と言われる屋久島ですが、天候に恵まれ、全日程を予定通り実施できました。屋久島は日本列島の縮図ともいえる多様な植生を持ち、現地ではその神秘的な自然を五感で感じることができました。生徒たちは生物多様性や自然と人との共生について深く学び、屋久島の人々が自然に敬意を払い、未来へつなぐ姿にも感銘を受けていました。この研修を通じ、自然は守り継ぐべきものだという思いを強め、科学的知識の習得や、高校での学びに一層努力する決意を固めてくれました。
その他

SSH 屋久島研修 鹿児島大学 探究部 課題研究

シカの食害問題に関する講演会(屋久島研修事前学習)

2026年4月13日 09時44分

日 時:令和7年12月5日(金)
場 所:本校地学教室
講 師:西部総合県民局 保健福祉環境部 環境担当 森 一生主席
参加者:屋久島研修参加生徒7名、希望生徒4名
内 容:
 屋久島では、人間とほぼ同数のシカやサルが生息しており、野生動物による自然環境への影響が大きな問題となっています。私たちが住む徳島県においても、屋久島と同様にシカの増加による食害が深刻化しており、自然環境や地域社会に大きな影響を及ぼしています。そこで本校では、屋久島研修に先立ち、地元徳島県におけるシカの現状と対策について理解を深めるため、県の担当者をお招きし、講演会を実施しました。

 講演では、現在徳島県内に約9万頭のシカが生息していること、また調査の精度が向上したことにより、年間で約2万頭規模で増加していることが明らかになっていると説明を受けました。シカはもともと平地に生息する動物でしたが、平成18年に剣山で初めて確認され、平成20年頃には高標高域でも個体数が増加したことから、剣山周辺で見られる植生被害の大きな原因がシカであると判断されたそうです。また、徳島県が本格的にシカの食害対策に取り組み始めた背景には、キレンゲショウマをはじめとする貴重な高山植物や観光資源を守る目的があり、当初は環境保全というよりも「観光を守る」視点が強かったことも紹介されました。
 講義の前半では、個体数を推定するための調査方法や、GPSを用いた行動範囲の測定、積雪量とシカの移動との関係など、現在行われている科学的な調査について、実際の機材を見ながら詳しく説明していただきました。後半では、徳島県で実施されている捕獲や防護柵設置などの具体的な対策と、その効果について学びました。

 講演の中で特に印象に残ったのは、「シカが食事をするのは生きるために当然の行動であり、誰を主語に考えるかによって言葉の選び方が変わる。人の立場に立てば『被害』だが、環境全体の立場で考えるなら『影響』という表現が適切である」という言葉でした。この言葉を通して、これまで『被害』という一面的な捉え方をしていた自分たちの考えを見直すきっかけとなりました。
 その後、私たちは屋久島での研修を終え、実際にシカやサルによる植生への影響を現地で目の当たりにしました。今回の講演で学んだ「人間中心ではなく、環境全体を主語にして考える視点」は、屋久島の自然を理解する上でも大きな支えとなり、研修での学びをより深いものにしてくれました。今後は、徳島と屋久島、二つの地域に共通する課題として野生動物と人間の共生について考え、探究活動をさらに発展させていきたいと考えています。
シカ食害

SSH 屋久島研修 課題研究 徳島県 シカ 環境問題 西部総合県民局 講演会

第69回日本学生科学賞 徳島県審査表彰式

2026年4月10日 12時40分

日 時:令和7年12月24日(水)10:30~
場 所:徳島県教育会館
参加者:髙田拓海、森西央、岡田健伸

内 容:
 読売新聞社主催の「第69回日本学生科学賞」徳島県審査の表彰式が、教育会館において開催されました。本校からは、物理3班、化学2班、生物3班、地学2班、数学情報2班の計12班が出品し、そのうち7班が受賞するという成果を収めました。
 これらの研究は、生徒たちが2年生から継続して取り組んできた課題研究の集大成になります。表彰の有無に関わらず、設定した課題に対して試行錯誤を重ね、自ら考え、探究してきた経験は、生徒一人一人にとって大きな財産となりました。

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最優秀賞
・「青石の風化と微生物」髙田さん、森西さん、岡田さん

優秀賞
・「環境騒音下の校内放送の音声研究」谷さん、谷さん、中妻さん
・「コエグロから地域活性化」美馬さん、荒尾さん、平尾さん

入賞
・「水の跳ね方に関する研究」野崎さん、工藤さん、國見さん
・「弓道 中る離れ」山本さん、岩崎さん
・「クマリン誘導体の構造変化と蛍光特性の関係」大泉さん、吉成さん
・「アブラムシ被害とササ保全」松浦さん、犬伏さん、山西さん

SSH 探究部 課題研究 日本学生科学賞 知事賞 読売新聞

四国対話万博ーTAIWAKUーに参加

2026年3月4日 11時36分

日時:2026年2月14日 13:30〜16:30
場所:愛媛大学
参加者:坂本 梓、尾﨑 由梨(探究部イノベーションチーム)


四国対話万博ーTAIWAKUーとは、四国4県の代表校が集い、小学生から大人まで参加できる参加型イベントで対話的な交流を体験する事を目的としています。愛媛県立丹原高校主催・認定NPO法人カタリバが共催で、私たちは今回初めて参加しました。

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本校イノベーションチームが日頃どんな活動をしているかを発表し、その後イノベーションプログラムの一部を参加者の皆さんに体験してもらいました。私たちは通常、徳島大学i.schoolの先生方のワークショップを参加者として行っていますが、運営側は初めてでした。徳島大学の北岡和義先生の監修のもと、40分のワークショップを実施してみました。

小学生の参加者もいましたが、「学校の当たり前を疑ってみよう!」というバイアスブレイクの手法を一緒に体験してもらえました。世代を超え「対話」を経験することで、よいグループワークになりました。

他校の高校生の取組について発表を聞くことで、視野が広がり、大きな刺激となりました。この経験を活かして、自分たちの地域でもこのようなワークショップを普及していくきっかけになればと思っています。

イノベーション 対話 ワークショップ

2月20日 SSH生徒発表会を開催しました。

2026年3月4日 09時30分

日時:2026年2月20日 14:10〜15:45
場所:脇町高校体育館アリーナ

2月20日に1、2年生の生徒全員が1年間の探究活動の成果をポスター発表しました。

 1年生:美馬市課題についてのSW-ing探究活動

 2年生文系・理系コース:自己設定課題についてのSW-ing探究活動 

 2年生Sコース:課題研究(科学的テーマ)

2年生はグループ単位で全員が、1年生は分野別で選考された代表グループによる発表となりました。

1年生はデータの収集や分析、それらを元に解決策の提案までを目標として取り組んできています。一次情報取得に力を入れたグループもあり、現地調査を行ったり、学校内外に依頼してアンケート調査を行ったりする生徒も増えていました。本年度は関心がある分野の視点から美馬市の解決策を探ることに挑戦してみましたが、それぞれのグループが工夫して探究をできたと感じています。

2年生は1年次の探究活動の経験を元に、自己設定課題について探究の計画を立て、実践し、まとめています。さまざまなセミナーや講演会に参加したり、外部機関にインタビューに行ったりすることで一次情報を得るだけでなく、実際に関連企業の協力を受け、実働に向けて動き出しているグループも出てきています。アントレプレナーシップの精神も育ってきていると実感しています。

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       開会の様子              屋久島研修発表 

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                 2年生発表

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                 1年生発表

発表内容や完成度、ポスターの表記などについてはまだまだ課題もあります。それらを今後改善し、よりよい探究活動に発展させていきたいと思います。

また、対面やオンラインでご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。

生徒発表 課題研究 探究活動

SW-ingローカルアクト(1年探究活動) これまでの活動

2026年1月13日 12時57分

1年生のSW-ing 探究活動(ローカルアクト)は2学期9月より美馬市課題解決のプロジェクトを始動し、美馬市講演会やデータ活用ワークショップで扱ったRESAS、地理の授業で学習したGISなどのデータを使い、課題の分析・解決策の探究を行っています。

  9月12日 ブレインストーミング(美馬市課題を挙げる)

  9月19日 美馬市講演会(美馬市企画総務部)

10月  3日 ロジックツリーの活用(テーマ設定)

10月17日 データ活用ワークショップ(RESAS専門委員)

10月24日 RESAS・GISを活用してデータ分析

11月14日 RESAS・GISを活用してデータ分析

11月21日 ポスター作成(Time Tact活用)

11月28日 ポスター作成(Time Tact活用)

12月12日 今後の計画、発表打ち合わせ

12月15日 中間発表(分野ごと)

         <探究活動の様子>                                              <中間発表の様子>

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中間発表では、見つけたデータを元にテーマ設定の背景や美馬市の課題の根拠、自分たちの調査方法について説明していました。

3学期は冬季休業中のフィールドワークやアンケート調査、インタビューの結果を併せて、最終の発表に向けてまとめに入ります。2月の生徒発表会では、各分野(教育・国際、情報科学、医療福祉、食・農、人文科学)の代表が成果を報告します。

SW-ingローカルアクト 探究 データ分析 美馬市課題

SW-ing生徒の活動「美馬市100人カイギ」

2026年1月6日 20時14分

日時:2025年11月28日 18:00〜
場所:美馬市テレワーク促進施設 [ ] &Work(アンドワーク)

 徳島(特に県西部)で働く様々な業種の方々が登壇するイベント「美馬市100人カイギ」に、本校2年生の住友健一郎君が登壇しました。主に授業内の総合的な探究の時間「SW-ing」において、自身がリーダーを務める住友班の紹介を行いました。住友班では高齢者の孤独死解消に向けたロボットの実証実験を計画しており、実験資金提供のピッチも兼ねて登壇しました。

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https://100ninkaigi.com/area/mima

https://www.instagram.com/p/DR1zxn0jz4L/

「美馬市100人カイギ」を終えての住友君の感想

 様々な業種の方々と交流することができ、高校生である自分とは異なる視点での意見をいただいたことで、「俯瞰して長期的に物事を考える」など新たな視点を持つことができました。研究を進めていく上で良い刺激になったと共に、自分自身のスキルを成長させる素晴らしい機会になったと感じました。

SSH SW-ing アントプレナーシップ 起業

探究科学Ⅱ「生成AIと教員の“ダブル伴走”で、課題研究をブラッシュアップ」

2025年12月16日 15時48分

 本校では、課題研究において「生成AIによる伴走(コーチング)」を取り入れています。生成AIは“答えを出す装置”ではなく、探究を前に進めるための「壁打ち相手」や「改善の視点をくれる編集者」として活用し、生徒の主体的な探究を支えます。

生成AIによる伴走とは(本校の考え方)

生成AIは、次のような場面で力を発揮します。

  • 研究テーマの焦点化(問いを鋭くする)

  • 仮説・検証方法の妥当性チェック(抜け・偏り・リスクの洗い出し)

  • データの読み取りや可視化の改善案提示

  • スライドや論文の「伝わりやすさ」の改善(構成・表現・根拠の整理)

実際の伴走フロー(課題研究での活用)

① 研究計画(問い・仮説・方法)
生徒が書いた研究計画をもとに、生成AIが「目的と方法のずれ」「変数の不足」「先行研究の観点」などを指摘。最終的な判断・修正は生徒が行い、教員が妥当性を確認します。

② 実験・調査(記録・データ)
データの整理方法、グラフの作り方、考察で検討すべき代替説明(別解)などを生成AIが提案。思考の幅を広げます。

③ スライド作成(伝える設計)
結論ファーストになっているか、根拠がスライドに乗っているか、図表が読みやすいかなどを生成AIがチェック。

④ 論文作成(論理・引用・表現)
序論〜方法〜結果〜考察のつながり、用語の統一、図表番号、引用の不足や曖昧表現を生成AIが指摘。生徒は修正履歴を残し、教員が最終確認します。

参考資料(実際のフィードバック) ⇒  生成AIによるフィードバック①.pdf

                     生成AIによるフィードバック②.pdf

第2回 グローバルカフェ(山内周司 氏)

2025年12月11日 16時45分

日 時:令和7年12月11日(木)

場 所:脇町高校 図書館

参加者:希望者5名

内 容:

7月に来校された山内周司さんによるグローバルカフェ第2弾を行いました。前回はグローバル人材とは何か、VUCAの時代を生き抜くには何が必要か?についてお話しいただきましたが、今回はグローバル社会についてたくさんのインターアクションを交えながら考えました。

ヒト・モノ・情報が国境をこえ、世界がひとつになる社会になっている今、グローバル社会のメリットやグローバル人材が実際どれほど必要とされているかについて、一人ひとりの考えを共有しながら学ぶことができました。

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生徒の感想(抜粋)

・製造業や食糧、情報が互いに影響し合うグローバル社会の中で活躍していくために、これからの人生でグローバル人材のスキルを身につけていこうと感じた。そのために、語学力を向上させるモチベーションとなる海外経験が大事だと学んだ。

・不明瞭だったグローバル社会をクリティカルシンキングを重ねることによって、自分なりに理解できた。 また、自分が日々過ごす中で見つけた疑問WHYの重要性に気づくことができた。

高校・大学時代、またその後の人生で海外に目を向け、選択肢を広げ、グローバルリーダーとして活躍できる人材を目指してほしいと思います。

令和7年度「科学の甲子園」徳島大会

2025年11月21日 10時25分

日 時:令和7年11月15日(土)

場 所:徳島県立総合教育センター

参加者:科学の甲子園徳島県大会出場チーム3チーム(2年生 計18名)

内 容:

 令和7年度「科学の甲子園」徳島県大会が開催され、本校からは校内予選を勝ち抜いた2年生18名で構成された3チームが出場しました。

「科学の甲子園」は、高等学校等の生徒を対象に、理科・数学・情報における複数分野の筆記競技と実技競技を通して、科学的な思考力や問題解決力、チームで協働する力を養うことを目的とした競技大会です。当日は、午前中に筆記競技、午後にはものづくりを含む実技競技が行われ、生徒たちは時間いっぱいまで粘り強く課題に取り組んでいました。本校の3チームは、大会に向けて放課後や休日を活用し、過去問題演習や実験の予備練習、役割分担の確認などを重ねてきました。本番では、問題を読み解きながら互いの意見を出し合い、データの整理や計算、装置の工夫など、それぞれの得意分野を生かして協力し合う姿が見られました。

 参加した生徒からは、「時間内にチーム全員の力を引き出す難しさを実感した」「他校の生徒の取り組み方にも刺激を受けたので、今後の探究活動にも生かしたい」といった感想が聞かれました。今回の経験を、今後の理数系の学習や課題研究、各種コンテストへの挑戦につなげていきたいと考えています。

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SSH 課題研究 探究部

第5回神戸大学中高生データサイエンスコンテスト 入賞!

2025年11月21日 10時10分
日 時:令和7年11月8日(土)
参加者:探究部1年生5名(元木、新開、臼井、富田、横川)
内 容:
 第5回「神戸大学 中高生データサイエンスコンテスト」の最終選考会が、神戸大学六甲台第2キャンパスで開催され、本校生徒のチームが出場し「敢闘賞」を受賞しました。全国から90チーム以上が応募する中、最終選考会への進出はかないませんでしたが、特に健闘した優秀な12チームに本校チームが選ばれたこと、そして入賞という成果を収めたことは大きな自信につながりました。今年度のコンテストテーマは「百貨店の売上分析」で、架空の百貨店の売上データや顧客アンケートを用いて、売上向上のための成長戦略を提案するというものでした。本校チームは、フロアごとの売上や客層の違いに着目し、データの可視化や比較分析を行いながら、品揃えや売場レイアウト、販促イベントなどについて具体的な改善案をまとめました。5分間のプレゼンテーションの中で分析結果と提案内容をわかりやすく伝えることを心がけました。生徒たちは、夏休み期間も活用してデータ分析やスライド作成、発表練習を重ねてきました。そして、探究活動で培ってきた「データに基づいて考えを述べる力」や「協働して課題に取り組む姿勢」を発揮することができました。今回の経験を通して、データサイエンスの面白さや難しさを実感するとともに、今後の探究活動や進路選択についても大きな刺激を受けた様子でした。
 このような貴重な学びの機会を提供してくださった神戸大学の先生方や関係者の皆様に心より感謝申し上げます。今回得られた学びを、本校の探究活動や地域課題の解決に向けた取組にも生かしていきたいと考えています。

コンテストの詳細はこちら ⇒ https://www.cmds.kobe-u.ac.jp/news/2025/2025_school_student_ds_contest_award/index.html

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SSH 課題研究 探究部 統計 データサイエンス

城西大学附属城西高等学校との交流会参加(探究部)

2025年11月19日 15時44分

日 時:令和7年11月15日(土)8:30~12:30
場 所:あわの抄
参加校:脇町高校探究部8名、池田高校7名

内 容:
 東京から城西大学附属城西高等学校の2年生約50名が修学旅行で徳島県西部を訪れ、世界農業遺産地域での民泊体験を行いました。約1か月にわたる事前調査と現地での学びをもとに探究テーマを設定し、その成果を発表する場に、民泊の受入家庭の方々、本校探究部8名、池田高校7名が参加しました。
 発表は1テーマにつき「発表10分+質疑応答10分」という形式で進められ、全部で13のテーマが披露されました。内容はウェルビーイングを基盤に、「自然」「環境」「地域の食文化」「医療問題」「教育」「農業」「職業」など多岐にわたり、事前研修や民泊で得た知見をもとに、地域課題の解決に向けた提案が丁寧にまとめられていました。
 本校生徒にとって、地元でありながら知らなかった事実や視点に触れる貴重な機会となり、「外からの視点で地域を見ると、こんな課題や魅力があるのだと気づいた」「自分たちももっと深く調べてみたい」といった声が聞かれました。探究活動における新しい刺激を得るとともに、発表者との質疑応答や交流を通じて、課題解決に向けた考え方について学ぶことができました。

■全体発表
交流会①

■5班同時発表
交流会②

■交流会
交流会③

■参加生徒感想(一部)
 徳島で民泊をした東京・城西高校の探究発表で、私が一番心に残ったのはジビエや地元野菜に関する内容です。発表では、実際に狩猟や収穫を体験し、食材の背景や命をいただくことについて深く考えていた姿が紹介されており、その真剣さに心を動かされました。ランチ交流会でも、「食べ物を見る目が変わった」と話してくれたことが印象的で、私自身も徳島の食文化に誇りを持つことができました。今回の交流は、地域の魅力を再確認できる貴重な時間となり、改めて地元の良さを発信していきたいという思いが強まりました。

 先日、東京の高校生が祖谷地方を訪れ、民泊体験を通して地元の暮らしに触れた様子を聞きました。事前研修の発表では、各班が徳島の季節の食べ物や、それらを使った伝統料理、自然環境、さらに地方と都市の医療の違いまで詳しく調べており、地元に住む私たちも改めて徳島について深く知ることができました。ランチ交流では、東京での学校生活や修学旅行の内容について話すことができ、和やかな時間を過ごせました。都会では感じられない自然豊かな地域を知ろうとする東京の高校生の姿に感銘を受け、私自身も徳島に住む者として、もっと地元のことを考えていかなければならないと強く感じました。今回の交流を通じて、地域の魅力を再認識するとともに、外からの視点が新しい気づきを与えてくれることを学びました。この経験を今後の生活や学びに活かしていきたいと思います。

 今回の交流を通して、私たちが住んでいる徳島県と東京の違いを知り、地元をより好きになると同時に、都会の良さも理解することができました。これまで私は都会での生活に憧れを抱いていましたが、東京の高校生から「自然に囲まれて暮らすことが羨ましい」という声を聞き、改めて徳島の魅力に気づかされました。身近すぎて気づかなかった良さを、他の地域の視点から教えてもらえたことは大きな発見でした。また、初めて会う人と話すことに不安を感じていましたが、交流の場では東京の高校生が笑顔で積極的に話しかけてくれたおかげで、楽しく有意義な時間を過ごすことができました。この経験を通じて、人と関わることの大切さや、自分から一歩踏み出す勇気の重要性を学びました。今回得た気づきや経験を、これからの社会生活に活かしていきたいと思います。

SSH 探究部 世界農業遺産 地域課題 城西大学附属城西高等学校 交流会

第2回 SW-ingアカデミー・カフェを開催しました

2025年11月10日 16時58分

 11月7日(金)につるぎ町教育委員会より前田志穂さんをお招きし、第2回SW-ingアカデミー・カフェを開催しました。

 前田さんは本校の卒業生で、豊富な海外経験を活かして、地元で地域活性の活動に精力的に取り組まれています。高校時代から海外支援の活動に取り組んだこと、留学、ワーキングホリデー、自分がしたいと思ったことを実現するために努力されてきたことをお話しくださいました。海外に出ることによって、今自分が置かれている状況は当たり前ではないことに気づき、客観的に自分を見つめる機会となったそうです。

 また、地域活性の活動については、にし阿波の観光を全国や世界に発信している「そらの郷」での5年間で、体験型教育旅行を担当したり、世界農業遺産の良さを伝える機会を提供したりした経験をお話しいただきました。情報拡散を戦略的に行うことやどのようなニーズがあるのかの分析について、また若手の人材育成にも尽力されていたことがわかりました。地元をなんとかしたい、という強いメッセージが生徒の心にも届き、地域課題について探究活動を行っている1、2年生にとって参考になることもたくさんありました。生徒のコメントの中には、「地元の魅力を再認識した」、「地元でこんな活動をしていたことを知らなかった」、「自分も人のために何かやってみたい」というものもありました。

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 放課後にはSW-ingカフェを開催し、16名の生徒が参加しました。講演会では聞けなかったことを質問し、「海外に行くとはどういうことか?」「にし阿波の魅力とは何か?」をより詳しくうかがいました。自分たちでできることが限られるときに、企業や地域のさまざまな機関とタイアップをするなど工夫することで実現に近づくため、協力を求める行動を起こすことも必要だと教えてくださいました。「正直に、まっすぐに、誠実に、人のためになることをやってほしい。」「しんどいことがあってもくじけず自分を信じて頑張ってほしい。」探究活動のヒントを得られ、将来の海外留学への後押しとなったと感じています。

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SW-ingアカデミー SW-ingカフェ 地域活性化 海外留学

サイエンスフェア2025にて科学の魅力を発信!(探究部)

2025年11月10日 12時28分

日 時:令和7年11月8日(土)10:00~16:00
場 所:あすたむらんど徳島
参加者:探究部8名
    2年:谷口 直穂、武川 幸太郎、岩浅 和希、大西 彩斗 
1年:坂東 滉平、松原 大耀、市原 妃菜、平石 美桜
内 容:                  
 
あすたむらんど徳島にて開催された「サイエンスフェア2025」に、本校探究部から8名の生徒が参加しました。県内の高校生や大学生、研究機関などが一堂に会し、科学の楽しさや奥深さを広く一般に伝えることを目的とした催しです。
 
本校探究部は、「楽しい実験教室」というテーマのもと、子どもたちが気軽に科学に触れられる体験型ブースを企画・運営しました。段ボール空気砲を使った実験や、スライム作りのワークショップ、入浴剤を活用したロケット発射体験など、五感を使って楽しめる多彩なアクティビティを通じて、来場者との交流を深めました。
 
当日は約200人の親子連れがブースを訪れ、子どもたちは目を輝かせながら実験に挑戦していました。生徒たちは、科学の原理をわかりやすく説明したり、実験のサポートを行ったりしながら、科学の魅力を伝える役割を果たしました。
 
今回の活動を通して、生徒たちは科学の知識を深めるだけでなく、コミュニケーション力やプレゼンテーション力、チームワークの大切さなど、多くのことを学ぶことができました。また、科学を社会に開く「アウトリーチ活動」の意義を体感する貴重な機会にもなりました。
 
今後も探究部では、地域や社会とつながる活動を大切にしながら、科学の楽しさや可能性を発信してまいります。ご来場いただいた皆さま、そして本活動を支えてくださった関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

アスタム

参加生徒感想:
 子どもたちと一緒に実験を行う中で、教える立場の難しさや、コミュニケーションの大切さを学ぶことができました。子どもたちが楽しそうに取り組んでくれたことで、大きなやりがいを感じることができ、良い経験となりました。この経験を、今後の活動にも活かしていきたいと思います。
                                        2年リーダー  谷口 直穂

SSH 探究部 サイエンスフェア あすたむらんど徳島 アウトリーチ活動

サスティナブル・ブランド・スチューデント・アンバサダー 四国ブロック大会

2025年11月9日 20時31分

日 時:令和7年11月8日(土)9:00~17:00
場 所:高知工科大学香美キャンパス
参加者:探究部(長岡晟那、町田瑠菜、大塚登真、住友健一郎)

 高知県の高知工科大学にて行われた、SBSA(サスティナブル・ブランド・スチューデント・アンバサダー)ブロック大会に探究部の2年生が参加しました。今年度は四国内の高校24校から122名が参加し、開会式の後、合同会社シーベジタブルの新北成美氏による「感じる力が、未来を作るー海藻との出会いから始まった、私のサステナブルアクションー」と題した基調講演が行われました。さらに、午後からの分科会の協力企業3社の代表によるパネルディスカッションが行われました。
 人生を変えるような出会いをとらえて、様々なチャレンジをしていくことやSDGsに対する多様な取り組み方に新たな知見を得ることのできる午前中のプログラムでした。
 午後からは、40名程度の3分科会に分かれ、各協力企業の取組を詳しく聞き、提示された課題を解決するための方策を、5名程度のその日集まった別々の高校の生徒で構成されたグループで、大学生のファシリテーターのもとディスカッションしながら創出しました。本校の長岡君を含むチームが分科会の代表に選ばれ、協力企業の生産する農薬を改良し、世界のすべての人に安全な食料を提供することにつなげる提案を全体総括の場で発表しました。既存の農薬に対して、新たな素材を加えることで性能を向上させることや、リサイクル素材を使用することでより環境に配慮した製品にすること、さらにはドローン等による使用方法の改善など多岐にわたる内容に、協力企業の方からも、高い評価を得ました。今後、全国大会への招待を目指して、アイディアをブラッシュアップしていく予定です。スクリーンショット 2025-11-09 194008

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