第2回 SW-ingアカデミー・カフェを開催しました
2025年11月10日 16時58分11月7日(金)につるぎ町教育委員会より前田志穂さんをお招きし、第2回SW-ingアカデミー・カフェを開催しました。
前田さんは本校の卒業生で、豊富な海外経験を活かして、地元で地域活性の活動に精力的に取り組まれています。高校時代から海外支援の活動に取り組んだこと、留学、ワーキングホリデー、自分がしたいと思ったことを実現するために努力されてきたことをお話しくださいました。海外に出ることによって、今自分が置かれている状況は当たり前ではないことに気づき、客観的に自分を見つめる機会となったそうです。
また、地域活性の活動については、にし阿波の観光を全国や世界に発信している「そらの郷」での5年間で、体験型教育旅行を担当したり、世界農業遺産の良さを伝える機会を提供したりした経験をお話しいただきました。情報拡散を戦略的に行うことやどのようなニーズがあるのかの分析について、また若手の人材育成にも尽力されていたことがわかりました。地元をなんとかしたい、という強いメッセージが生徒の心にも届き、地域課題について探究活動を行っている1、2年生にとって参考になることもたくさんありました。生徒のコメントの中には、「地元の魅力を再認識した」、「地元でこんな活動をしていたことを知らなかった」、「自分も人のために何かやってみたい」というものもありました。
放課後にはSW-ingカフェを開催し、16名の生徒が参加しました。講演会では聞けなかったことを質問し、「海外に行くとはどういうことか?」「にし阿波の魅力とは何か?」をより詳しくうかがいました。自分たちでできることが限られるときに、企業や地域のさまざまな機関とタイアップをするなど工夫することで実現に近づくため、協力を求める行動を起こすことも必要だと教えてくださいました。「正直に、まっすぐに、誠実に、人のためになることをやってほしい。」「しんどいことがあってもくじけず自分を信じて頑張ってほしい。」探究活動のヒントを得られ、将来の海外留学への後押しとなったと感じています。