
◎九州大学 水素材料先端科学研究センター 略称:HYDROGENIUS
横本克巳先生より、水素エネルギーについての説明と九州大学の研究についての説明を受けた後、実際に研究しているところを見せてもらいました。水素エネルギーについての説明では、水素は比較的簡単に作ることができて、保管と運搬ができるエネルギーで、水素中では、空気中と違って、摩擦の影響が大きかったり小さかったりするということがおもしろかったです。水素についての研究では、水素を取り扱うということだけでも、数え切れないぐらいの実験があって、実用化するには多大な労力と年月が必要だなと思いました。少しでもその分野に貢献できるように、自分の知識を広げていきたいです。
燃料電池自動車など、エネルギーを水素を使っているものに使用されている材料のコスト削減や、より長持ちして使用できるようなものへと、水素社会における機器の信頼性、安全性、経済性の向上に努めている、水素材料先端科学研究センターがあり、そこでは、金属材料、高分子材料、トライボロジー(水素による材料への摩擦摩耗への影響)、水素ガスの熱物性と色んな分野で研究されており、1つの燃料電池自動車などの水素を使っているものには、これほどの人の努力が積み重なって今あるということに驚いた。

3日目
◎北九州市エコタウンセンター/次世代エネルギーパーク
洋上風力発電に着床式と浮体式があり、さらにいろんな型があると知りました。海上につくると大型の風車を設置できると学び、これからも増えていきそうだなと思いました。浮体式洋上風力発電を固定するスタッドレスチェーンの実物大模型の大きさに驚きました。チェーンのひとつひとつが見た事のない大きさをしていて、風車の大きさを感じました。また、追尾型太陽光発電システムのことが印象に残っています。固定型より約1.4~1.5倍発電できるということやコストが高いということを知りました。土地を他の何かに利用出来ればいろいろなところに設置できるなと思います。使い終わったソーラーパネルの再利用がどれだけできるのかもこれからの環境に大きく影響するものだなと思いました。今回再生可能エネルギーについてよく知れて嬉しかったです。展示されていたリサイクル品は見ていて飽きませんでした。想像していたより少ない量でもしっかりとリサイクルできていてすごいなと思いました。「ていたん」のバッジがガラケー何個分かの問題を見た時、私は30個ぐらいと予想していました。しかし 実際はもっと少ない量でつくられていました。だからとても驚きました。私は昔から地球温暖化について興味があり再生可能エネルギーにも興味を持っていました。だからずっと楽しかったです。風車は迫力があり、想像していたよりとても早く回っていました。いつか浮体式洋上風力発電が動いているところを実際に見てみたいです。お話も展示品もクイズも全てが楽しかったです。もうひとつの施設がよく見えなかったのが少し残念です。だから、またいつか行きたいなと思っています。
もともと風力発電の仕組みなどに興味を持っていたので、見学できて嬉しかった。知らないことも多く、たくさん学ぶことができた。風車は暴音がするイメージだったけれど、静かだった。低炭素で海も近く安定しているのですごくいいなと思った。長崎にももう少し規模が大きいのができると言っていたのでそれもできたら見てみたいなと思った。3日間貴重な体験たくさんし、すごく学ぶことができたので行ってよかったです。

◎3日間のまとめ
伊方ビジターハウス見学や八丁原発電所で発電方法について学び、発電所の施設の運用開始から運用停止までについての話が印象に残っている。質問の時間に一号機と二号機がなぜ停止したのか質問が出た時に回答として、40年が経つと運転を停止しなければいけない法律に、三号機だけで必要なエネルギーを作る事ができるからだと知った。このことから、エネルギーミックスがこれからは重要になってくると考えた。理由として、私が事前学習で風力発電について調べた時に風力発電はとても天候に左右されやすく、エネルギーの供給に偏りが出ることを知り、この偏りを違う例えば天候に左右されない発電方法で補う必要があると感じたときにエネルギーミックスの必要性を感じたからだ。そして、エネルギーミックスで安定した国内のエネルギーを作るためには、伊方発電所が取り組んでいる地域の様々な世帯への情報公開や訪問対話活動ふれあい活動に参加することに加えて、私たちの見学や講演で学んだ確かな情報の共有や、不安や疑問に思うことを自ら積極的に知ることが大切だと感じた。この見学で私は発電方法だけではなく、確かな情報をいただき原子炉への世間の偏見や間違った知識を一つでも変えていきたいと思った。