日 時:令和7年3月8日(土)13:00~16:00
場 所:パナソニックサイクルテック株式会社本社+オンライン
参加者:探究部1年生6名
本校の探究部の生徒がパナソニック サイクルテック株式会社で開催された「地域応援アイデアコネクトEXPO2024」の最終審査会に参加し、地域の高齢化や交通手段の不足といった課題に対して、電動アシスト自転車を活用した移動支援サービスの提案を行いました。企業の方々の前で堂々とプレゼンテーションを行うとともに、質疑応答にも積極的に応じる中で、地域課題への理解を深め、探究活動を通じて培った課題解決力や発信力を大いに発揮しました。そして、審査の結果、見事最優秀賞である「グランプリ」と「地域課題分析賞」を受賞しました。また、副賞として楯と電動アシスト自転車をいただきました。
・グランプリ:「美馬の新たな足づくり!」
・地域課題分析賞:「高校生の私たちと子育て世代が過ごしやすい街を創造する自転車事業提案書」

詳細は以下のリンクからもご覧になれます。
パナソニックグループからのプレスリリース
かしわらイイネット
日経新聞社
また、事前授業の様子は以下からご覧になれます。この取組の成果が受賞につながりました!
SSH、課題研究、探究部、パナソニックサイクルテック、電動アシスト自転車
5月2日、今年度初めての取組として、1年生と3年生合同の「総合的な探究の時間」学習会を行いました。3年生はこれまでの探究活動の集大成として、1年生はこれから取り組む探究活動のノウハウを3年生から吸収することを目的に実施しました。探究活動の全体像の把握、活動の進め方、一次情報・二次情報の集め方、スライドの作成の仕方、プレゼンテーションの方法など、1年生にとっては大変学ぶべきものが多い機会となりました。3年生にとっても、自分の研究の成果を初めて1年生に発表する機会となり、あちこちのポスターの前で「教え合い・学び合い」の光景が見られ大変有意義な会となりました。

【1年生の感想】
・3年生の探究活動の成果報告を見て、とても驚きました。自分たちでテーマを決めて、たくさん調べて、まとめて発表するのはすごく大変だと思います。でも、3年生の皆さんはそれをしっかりやっていて、とても感銘を抱きました。
・特に「地域の観光をどうやって盛り上げるか」というテーマのグループの発表が印象に残りました。実際にアンケートをとったり、地元の人に話を聞いたりしていて、大変参考になりました。
・地図やグラフも見やすくて、説明もわかりやすかったです。私はまだ探究活動を始めたばかりだけど、3年生のように自分の考えをしっかり持って、みんなに伝えられるようになりたいと思いました。
10月11日・12日に「わたしたちが描く、いのち輝く未来社会~2025年への設計図~」をテーマに関西万博の関西パビリオンで登壇・発表することができる企画に脇町高校2~3年生の8グループが応募の準備をしています。
応募に向けて、4月26日(土)とくぎんトモニプラザ青少年センターで、脇町高校生11名が他の参加者の皆さんとアイディアを共有したり、そのアイディアをどのように発展させていくのかを話し合ったりしました。
サブテーマの一つである「いのちを知る」について徳島県でどのような社会課題を解決していきたいかを考えました。リンクアンドモチベーション㈱の樫原洋平さんから手法を学び、実践する中でアイディアの具体化を体験しました。今回の学びを最終のプレゼンに向けてのブラッシュアップに活かしたいと考えています。




イノベーション
令和7年4月21日 第1回 脇高イノベーションプログラム
講師:広島大学IDEC国際連携機構 小松崎 俊作 氏
脇町高校では、新しいアイデアを持って変革を起こすイノベーション人材の育成を目指して、脇高イノベーションプログラムを実施しています。
本年度、第1回目のプログラムとして、イノベーションの概要説明を受け、アイデア発想の「プロセス」に挑戦しました。
まず、手拍子を使ったアイスブレイクを通して、グループの雰囲気を把握することで議論しやすい環境を作りました。緊張がほぐれたところで、「ニーズ×シーズ」ワークショップを行いました。
【研修内容】
①事例分析
②アイデア実施場面(ニーズ)
③アイデア発想
④アイデアの共有・評価
⑤プレゼンテーション
これらの指導を丁寧に受け、魅力的なアイデアをプレゼンするまでのプロセスを通して、イノベーションの基本的な手法を学ぶことができました。
積極的に発言し合う生徒達の姿がとても印象的でした。

日時:4月11日(金)13時~14時
場所:脇町高校体育館
参加者: 1年生、1学年教職員
4月11日に入学して間もない1年生向けに探究活動説明会を行いました。探究活動を行う「総合的な探究の時間」は、高校で2022年度から必修化された科目で、生徒が自らテーマを設定し、調査、分析、発表を通じて課題解決に取り組む学習活動です。本校では、これまで探究活動に関して、学校アセスメント等を参考に何度も教員間でブラッシュアップを行いながら進めてきました。今年度は、本校で現在、鳴門教育大学教職大学院に内地留学している教員が講師として、参加型のワークショップを通して「探究活動(本校ではSW-ingリサーチと呼んでいます)の目的は?」「SW-ingリサーチでどんな力を身につけるの?」「身につけた力は社会に出てどう役に立つの?」「その力を身につけるためにすべきことは?」など、今後探究活動をしていく、初めの第一歩について考えました。また、今回は、働き方改革の一環として、研修時間を授業の中で捻出する取組として教職員研修も兼ねており、教職員も参加しながら探究活動の進め方や意義を生徒と共に学ぶ機会となりました。

日 時:令和7年4月5日(土)12:15~15:30
場 所:高松市立高松第一高等学校 体育館
参加者:3年生Sコース 本校教職員 徳島科学技術高校 富岡西高校 高松第一高校 観音寺第一高校 宇和島東高校 西条高校 松山南高校 高知小津高校 和歌山向陽高校
香川県高松第一高校で令和7年度第13回四国地区SSH生徒研究発表会が実施され、本校からは課題研究に取り組んでいる3年生12グループが参加しました。ポスター発表では物理や化学、生物だけでなく、数学や情報、工学など多岐にわたる分野の研究が披露されました。生徒たちはそれぞれの研究テーマに対する深い理解と情熱を持って、自身の研究成果を説明しました。発表を通じて、科学的探究の重要性と楽しさを共有し、未来の科学技術を担う若者たちの間で議論が交わされる貴重な機会となりました。
SSH
研究発表
ポスター発表
3月27日(木)に徳島大学フューチャーセンターで開催された「そらLab@Tokushima」の公開審査会に探究部2年生女子3名が参加しました。この催しは徳島県で開催される「第35回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)徳島大会」の地元事業の一環として、県内の高校生、高専生がアイディアを考え、仮説を繰り返し検証し、優れたアイディアをスペースバルーンに載せて成層圏まで打ち上げるプロジェクトです。審査の結果、見事本校のアイデアが選定され次のステップに進みます。
今後の日程は以下の通りです。
4月~5月 プロトタイプメイキング(メンターと協力して成層圏に打ち上げるモジュールを制作します。この間2回ほど、進捗確認を行います。)
5月~6月 フライトオペレーション(制作したモジュールを成層圏に打ち上げます。)
7月13日(日) 第35回ISTS徳島大会での成果発表(アスティとくしま)
10月10日(金) 大阪・関西万博催事での成果発表(関西パビリオン多目的エリア)

日 時:令和7年3月26日(水)10:00~15:30
場 所:産業総合研究所 関西センター
参加者:1年生10名 2年生15名
本校では、エネルギー分野への理解を深めるための「バッテリー教育プログラム」を実施しています。その一環として、産業技術総合研究所(産総研)関西センターでの小型電池製造実習に参加しました。実習では、比較的簡単な設備を使用して、小型のラミネート型リチウムイオン電池を作製しました。電池とはどのようなものか、実際に作ってみることで理解を深めることができました。産総研の研究員や電池メーカーOBの方々から丁寧な指導を受けながら、材料の計量、電極作成、セパレーターの設置、封止などの工程を体験しました。この実習を通じて、生徒たちはエネルギー技術の面白さと可能性に触れ、将来の進路や探究テーマとして「電池」や「再生可能エネルギー」に興味を持つようになりました。今後も本校では、実社会とつながる学びを大切にし、次世代の科学技術人材の育成を目指してまいります。
<生徒の感想>
・実習を通して電池を作る工程にそれぞれ重要な意味があることを知ることができ、貴重な経験になりました。
・カーボン粉末をスラリー状にして塗布する工程が面白かった。今回の実習を通して電池への関心が深まりました。
・難しい作業もあったが、写真付きの資料や職員の方々のわかりやすい指導のおかげでスムーズに作ることができた。将来はこのような化学の分野から社会に貢献できるようになりたいと思った。
・実際に自分で電池を作ることでさらに工学に興味が湧いた。特に自分で作った電池で電球や風車が回った時には、ものを作り上げることの楽しさと達成感を感じた。

3月22日(土) 関西大学千里山キャンパスにおいて開催されたサイエンスキャッスル ジャパン 2025に全国から選ばれた口頭発表12組ポスター発表72組が参加しました。本校からは、25HRの片岡亮太と古澤泉がポスター発表に出場しました。これまでの課題研究での取り組みに対してアドバイスをもらったり、全国から集まった優秀な発表に刺激を受け、自分たちの研究をさらに高めるきっかけとするだけでなく、同年代の研究者との交流も深めました。3月23日(日)には大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻の石渡 通徳 教授を訪問し、発表内容だけでなく、研究や学びに対する丁寧かつ鋭いご指導・ご助言をいただきました。2日間にわたる濃密な経験は、今後の研究活動、及び、学習に良い変化をもたらすに違いありません。

日時:令和6年11月15日
場所:各HR
内容:
地域課題解決型の課題研究を行っている1年生が、各クラス4~6人班に分かれて班内で中間発表を行いました。ルーブリックを使って相互評価を行い、生徒同士だからこそ感じることや気づきがあり、今後の研究に活かすことのできる貴重な意見を得ることができました。また、自己評価を行うことで、研究の方向性を再確認でき、この中間発表を活かして、クラス内発表・校内発表に向けて研究を進めていきたいと思います。
日 時:令和6年12月24日(火)
場 所:アース製薬赤穂研究所
参加者:1・2年希望者15名
講 師:アース製薬株式会社赤穂研究所 研究員 浅井様 有吉様
内 容:
アース製薬の製品開発プロセスや研究手法を直接学び、科学的探求への理解を深めることを目的とし、害虫の研究施設として国内外で最大規模を誇るアース製薬研究所にて研究員の方と一緒に見学や実験を行いました。午前中は「生物飼育室見学」や「製品の効力試験」を行い、昨年新しくなった社員食堂で昼食後、「研究員との座談会」。その後バスでモンダミン工場へ移動し、「工場見学と製品の体験」を行いました。

生徒感想(抜粋):
- 特定の害虫に特化した成分や噴射方法など、多くの努力や失敗を繰り返すことでより良い製品が開発されているのだなと感じた。
- 最も印象的だったのは、商品の案を考えても6・7割しか実際に発売されず、発案から店頭販売まで最短でも1年はかかってしまうということだった。「商品は我が子同然です」という研究者の方の言葉にとても感動した。研究者、飼育者の方々に話を伺うことで、自分の進路について、「好きなことをもっと突き詰めたい」と思うようになると同時に、苦手なことも将来のために頑張ろうと思えるようになった。
- 新たな製品の研究や虫の飼育など、自分が知らなかった職業で一言に研究や飼育といっても想像と違った内容ばかりでした。またどの職業も根気よく地道な作業が必要なのだとわかりました。
- 座談会では、研究面と飼育面の両方の面からお話を聞くことができて、今後の課題研究活動への意欲が高まりました。
- 効力実験では、害虫の種類に応じた噴射パターンや成分が使われていることを知って研究員さんの研究の努力が伺えました。今後の進路や研究に生かし、さらに学んでいきたいです。
- モンダミン発売当初、日本人に馴染みのない生活習慣だったため売れなかったが、キャッチコピーを変えたり、色やフレーバーを工夫するなど試行錯誤を重ねたことで成功へ繋がったそうです。新しいことへの挑戦や試行錯誤は、成功する上でとても大事なことだと分かりました。
- 一番楽しみにしていた飼育施設の見学では、日常生活でなかなか見ることができない脱皮直後の白いゴキブリや、色の薄いゴキブリを見ることができ大満足です。来年も絶対参加したいと思いました。
- 座談会で死んだ虫を供養する虫供養の話を聞き、午前の効力実験で死んだ虫や研究で使用された虫は私たちが生活を送りやすくするための犠牲だと考えると、私もちゃんと今回の実験という貴重な体験を無駄にせず、ゴキブリたちへの感謝の気持ちを忘れないようにしないといけないな、と思いました。また、見学を通して企業で働くことや福利厚生の大切さを考えることができました。社員同士のコミュニケーションを促す不思議な自動販売機や社員食堂の雰囲気から、企業で働くこと、企業の役割などを考えるきっかけになりました。
- アース製薬は虫のことをより知ろうと努め、虫に感謝し、自然環境をとても大切にしながら、人間の生活を安心安全で便利にする製品を開発しているのだと知った。虫は嫌なものとして見られがちだが、大体の虫は「益虫と害虫の両方の側面」を持っていることも知れた。
- 8月にZOOMで見たアース製薬の飼育研究所を今回見学しました。前回と同じ内容のはずなのに、モニターではなく直接だったので何倍もワクワクしました。
- 研究施設で働く人も工場で働く人も自らの仕事に誇りを持っているようでした。私もその方たちのように身の回りの生活を少しでも豊かにし、社会に貢献できるように努力しようと思いました。
日 時:令和6年12月20日(金)18:00~20:00
場 所:脇町高校及びオンライン
参加者:Sコース2年生(32名)
講 師:京都大学大学院准教授 常見俊直先生 TA6名
内 容:オンライン会議による課題研究のブラッシュアップ
2年生Sコースの生徒が4月から取り組んできた課題研究の進捗状況と今後の実験計画について事前に資料を作成し、ZOOMによるオンラインで京都大学の常見先生及び学生さんから助言や新たなアイデア等をいただきました。あわせてルーブリックによる評価や文章によるフィードバックもしていただき、今後の実験計画の見直しや進め方について深めることができました。
<テーマ一覧>
・弓道 離れの研究
・水の跳ね方
・聞き取りやすい声
・Ax+By=1と点(A,B)の関係
・新規クマリン誘導体の合成と蛍光特性
・スダチの発酵シロップと抗酸化作用
・山脈と雨の関係
・Pythonを用いた時間割作成プログラム
・青石の風化と微生物
・ササコナフキツノアブラムシについて
・コエグロの酵母
・イシクラゲと土壌