SSH 生徒の活動

生徒の活動

令和5年度「聞き書き」事業 事後研修

日 時:令和5年10月16日(月) 16:30〜18:00
場 所:脇町高校およびオンライン
参加者:探究部聞き書きグループ 1年生 7名
講 師:國金重光さん(ニシアワアカデミア)岩男望さん(京都大学)藤原さん 福永さん(そらの郷)

内 容:
 夏休みに地域の名人に取材を行ってきた内容をまとめるための事後研修が開催されました。大まかな章立ての方法や聞いたことをまとめる方法などを講義いただいた後、実際にグループに分かれ実践を行いました。今後、文集としてまとめ製本される予定です。

 

サワガニの分布調査〈生物班〉

サワガニの調査

日時:令和5年10月5日(木)

場所:大谷川上流

参加生徒:サワガニの分布調査班(2年生3名)

内容:課題研究として本校周辺を流れる大谷川では,色の異なるサワガ二がみられます。サワガニの色の分布調査や原因については研究がされていますが,大谷川でのサワガニの色の違いや分布調査についてカニの採集,調査にいきました。沢山のカニが収穫できましたが,個体数やデータをとったあとは,必要最低限の個体以外は元の場所に戻しました。

今後どのような研究になっていくのかが楽しみです。

 

スジエビ採集/分布調査②~課題研究(生物班)

日時:令和5年9月18日(月)

場所:川内町/大麻町

指導者:本校SSHコースOB(大学でスジエビの研究)

    武田真城さん

『スジエビとチュウゴクスジエビに関する課題研究』1回目の活動として前回は「エビの採取方法」と「スジエビとチュウゴクスジエビの見分け方」を本校SSHコースのOBで大学でスジエビの研究をしていた武田真城さんにご指導していただきました。今回も引き続き武田さんに同行,ご指導していただきました。

今回はいくつかのポイントに絞って実際に【分布調査】を行いました。今回の分布調査では3地点を目標に,在来種と外来種の個体数のデータ収集と採集を行いました。各ポイントでの水温,塩分濃度を測定したあと,学校に帰り,各ポイントごとに保存用にエタノール処理をした【分子データ用】と【生態調査用】に飼育していくものとに分けました。外来種と在来種の分別や水槽の準備,エタノール処理など大変でしたが,たくさんのデータをとることができました。

今後どのような研究に向かっていくのか楽しみです。

前回に引き続きご指導いただいた武田さんありがとうございました。

 

  

SW-ingゼミ「京都大学訪問研修」

日 時:令和5年8月21日(月)~8月22日(火)
場 所:京都大学理学研究科セミナーハウス他
講 師:京都大学大学院 理学研究科附属 サイエンス連携探索センター 
常見 俊直 准教授
T A :京都大学理学研究科技術部 斎藤 紀恵さん 阿部 邦美さん 田尾 彩乃さん 石川 学さん
   京都大学大学院理学研究科 博士課程 奥田 尚さん 森本 克己さん
    京都大学大学院理学研究科 修士課程 山田 莉彩さん 東島 いずみさん 小林 凌河さん 小野 基紀さん
     京都大学理学部 向原 樹映さん
                               
参加者:Sコース2年生 35名

 本校OBである京都大学常見俊直准教授のご協力で京都大学での研修を実施することができ、Sコース2年生35名全員が参加しました。

 初日はメンバーの紹介の後、薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いた野菜などの色素分離実験の研修を行いました。原理の説明や実験上の注意を受けた後、指定された野菜の色素分離を行い,慣れたところでグループごとに計画した野菜を選択して実験を行いました。午後からは,実験結果を基に考察を行い、そこで生まれた仮説を検証するために追加実験を行いました。グループごとに次々に出てくる疑問を解決するため、技術職員の方が個別の実験道具や溶液を準備してくださるという、短時間ながらも恵まれた環境で実験を進めることができました。1日目の最後に、実験の内容をまとめて発表準備を行いました。TAのみなさんとも対話しながら、自分たちの行った実験の意味を考察し、より効果的に伝えるための工夫を時間ぎりぎりまで続ける姿が印象的でした。

 宿舎に入ってからも、京都の食事に舌鼓を打ちながらも、研修中の疑問点をネットで検索したりまとめを工夫するなど、2日目の発表に向けての準備を行いました。

 2日目は、プレゼンテーションの最終仕上げを行った後、グループごとに発表を行い、TAのみなさんからの質疑に答えました。実験手法は同じでも、グループごとに切り口のまったく異なる実験テーマとなるなど、それぞれが真剣に向き合った内容でした。発表の仕方やデータに対する考察の甘さについて指摘されることもありましたが、データ中の着目点を強調する工夫や、仮説を検証する有効な追加実験を行うグループが多く見られました。最後の相互投票により、昼食中に起こった変化に対する仮説を、論理的に検証するための追加実験を工夫したグループが、大学院生の議論も巻き起こし、最優秀賞を獲得しました。

 全体の解散後も昼食時間を削っての研究室見学をお願いする生徒や昼食中もTAの方から学習法や大学での生活について話を伺う生徒もおり、脇高生の探究心や積極性の高さを示していました。

生徒3人に1人という手厚い助言者のアドバイスを受けながら『実験し、その結果から考察し、発表する』一連の流れを経験し、探究することの楽しさを実感することができました。さらには追加実験を計画,実施することで、新たな発見に至るグループもあり、課題研究の過程での貴重な経験をする充実した京都大学訪問研修となりました。

令和5年度 脇町高校SSH課題研究発表会

日 時:令和5年8月17日(木) 12:45〜14:05
場 所:脇町高校およびオンライン
参加者:2、3年生Sコース、1年生希望者、近隣中学校の生徒および教員、SSH指定校の教員 運営指導委員 等
内 容:
 令和5年度脇町高校SSH課題研究発表会を本校およびオンラインのハイブリッド形式で行い、約150名の方に見学いただきました。3年生Sコース11組とBCコースから1組がこれまで進めてきた課題研究の成果を発表しました。

<発表テーマ一覧>

・未来を継ぐ伝統技法
・より強い力に耐えられる構造
・ブラジリアンナッツ現象の謎に迫る!
・産後うつ予防に選択肢を
・カワヨシノボリの吸盤の形状変化と吸着力の関係
・保水性に着目した伝統農法の効果の検証
・ウメノキゴケは大気汚染の指標となりえるのか
・納豆PGAの保水力の活用
・葉の開花の位置からフロリゲンの移動
・次世代のJ-POP音楽ブームを拓く
・カマキリの鎌の構造
・AIを使った投球運動の解析