2023年7月の記事一覧

第2回美馬高校生友の会(人権同好会「虹」)

 7月26日に美馬高校生友の会が穴吹高校で開催されました。今回は美馬保健所・穴吹高校主催の精神疾患当事者の体験発表会・交流会と、穴吹高校の生徒さんによるボッチャ体験で、人権同好会「虹」のメンバーと3年生の希望者計7名が参加しました。

 体験発表会・交流会では、当事者の方と相談支援専門員の方が、病気の発症から病院受診、サポート機関での就労支援、そして現在の状況をお話くださいました。精神疾患に対する正しい理解を進め、心のしんどさを打ち明けやすい環境を作り、適切なところにつなげていけるようにすることの大切さを感じました。

 体験発表会・交流会のあと、一部の人は所用で解散しましたが、残れる人でボッチャを体験しました。ボッチャは赤と青のチームに分かれ、ジャックボール(白いボール)により多くのボールを近づけることを競い合うスポーツです。年齢や障がいのあるなしに関わらず一緒に楽しめ、パラリンピックの正式種目でもあります。今回は穴吹高校さんがお持ちのボッチャの公式用具を使っての体験で、「虹」メンバーと3年生の希望者計3名と穴吹高校・つるぎ高校の生徒が2チームにわかれて対戦しました。ボッチャをはじめてする生徒もいましたが、すぐにコツをおぼえ、両チーム白熱したゲームをくりひろげていました。

 今回の体験発表会・交流会とボッチャ体験をとおして、障がいに関する理解がより深まりました。ありがとうございました。

美馬・三好地区人権地域研修会(人権同好会「虹」)

 7月18日に美馬文化会館で開催された美馬・三好地区人権地域研修会に、美馬・三好地区の高校生と一緒に人権同好会「虹」のメンバーも参加しました。

 研修会では吉野川市人権教育推進協議会理事長の徳山富子さんによる「部落差別のない社会を実現する」という講演を聴きました。徳山さんは差別の歴史や現状について、ご自身の経験もまじえながらお話しくださいました。そして、法律を整備することの大切さや一人一人の生き方として差別をしないことの大切さをお話くださいました。

 徳山さん、貴重なお話をありがとうございました。差別のない社会実現のため、今後も活動を続けていきます。

「中・高生による人権交流事業」西部ブロック生徒部会(人権同好会「虹」)

 中・高生による人権交流集会は、県内の中学生・高校生および特別支援学校生が集まり、人権や人権問題について深く考え、身の回りの人権問題を解決していこうとする実践力を養うための集会です。人権交流集会に向けて、西部ブロックの中・高生が集まり、テーマに沿って活動を進めていくのが、「中・高生による人権交流事業」西部ブロック生徒部会です。

 その第1回目が、去る7月9日に穴吹高校で開催され、人権同好会「虹」メンバーも参加しました。はじめに役員選出が行われ、2年生の古澤さんが副会長に、1年生の北地さんが書記に選ばれました。その後、グループに分かれて本年度のテーマについて話し合いました。さまざまな意見が出ましたが、話し合った結果、①刑を終えて出所した人、②LGBTQ、③障がい者の3つが候補になりました。今回は、中学校の県総体と重なり中学生が参加できなかったので、中学生の意見もふまえて、最終決定していきます。

 今後は、1,2年生が活動の中心となります。そこで昨年度中心となって活動した3年生からあいさつがありました。昨年度の生徒部会副会長だった本校の朝妻さんも、あいさつしました。

 今後も西部ブロックの仲間とともに、人権問題についての理解を深めていくつもりです。