生徒の活動
【SW-ingチャレンジ】屋久島研修
日 時:2021年7月29日(木)~8月1日(日)
場 所:屋久島
参加者:屋久島研修参加生徒8名、引率2名
内 容:
7月29日(木) 鹿児島まで陸路にて移動
7月30日(金) 研修Ⅰ「シュノーケリング」、研修Ⅱ「屋久島の概要」、
研修Ⅲ「星空観測」
7月31日(土) 研修Ⅳ「白谷雲水峡山行」、研修Ⅴ「山行の振り返り」
8月1日(日) 研修Ⅵ「地域産業見学」、海路・陸路にて移動
[生徒感想]
研修Ⅰ
屋久島に着いた時、目に入ったのは透き通った海です!シュノーケルとフィンを使ってとても深いところまで海の中を観察しました。残念ながらウミガメには会えませんでしたが、天候に恵まれ海底の白い砂、ほかの魚たちは見ることが出来ました。海が透き通って見えるのは白い砂のおかげだそうです。魚も屋久島の固有種やクマノミなど、有名な魚を沢山観察できました。とても貴重な体験をさせていただきました。
研修Ⅲ
夜の星空観察ではなにも考えず、なにも聞かず、なにも触らず、ただ寝転がって星を眺めることができました。いつでもできる簡単なことですが、徳島で星を眺めるのと、屋久島で星を眺めることには明らかな違いがありました。夜空の鮮明度合いです。徳島に比べて、屋久島は自然が自然のままに残り、とても空気が清んでいます。これにより星がきれいに、空を透かすように見えたのだと思います。生まれてからの16年間、あれほどきれいな星をみたことはありません。「あの星を徳島でも眺められるようにしたい。」そんなことを今は考えています。
研修Ⅳ
屋久島はほとんど花崗岩からできていて、土が少ないので土の代わりにいろいろな苔が絨毯のように広がっていました。時間帯や木漏れ日の量によっても雰囲気が変わっていたので写真を撮りましたが、写真では伝わらない美しさがあると思いました。屋久島は水力発電100%の島で人と自然が共存していると感じました。しかし、観光客による環境問題が発生しているので、屋久島での自然との接し方を伝えていきたいと思いました。
研修Ⅵ
長い歴史を感じさせる年輪。屋久島の壮大な自然を感じることが出来る工芸品。このような、屋久杉からできた工芸品を目の当たりにした時、僕はただただ驚く事しかできませんでした。何十年もかけて乾燥された屋久杉を、工芸品に作り替える。気が遠くなりそうな程大変な作業だと思いますが、僕には、作業員の方の姿がとても楽しそうに見えました。屋久島の自然を生かした仕事が出来ていることに誇りを持っているように作業員の方から感じとる事ができたからです。最後に、産業見学から学んだこと。それは、僕たち人間が住むのに必要な物は、自然が与えてくれていることだと分かりました。しかし、現在では森林伐採が環境問題としてあります。人と自然が共生できるような事後研修にしていきたいと思いました。
令和3年度SSH生徒研究発表会-第1部-
日 時:令和3年8月5日(木)9:00~16:00
場 所:神戸国際展示場
参加者:3年生Sコース3名(池北、川人、小原)
日 程: 9:00 開会行事
9:15 ポスター発表
11:30 SSH指定校卒業生からのメッセージ
12:30 ポスター発表
15:15 全体会
代表校選出 分野別講評
内容:
全国のSSH指定校が集まり、神戸国際展示場で行われた令和3年度SSH生徒研究発表会に3年生Sコースの3名が参加しました。今年度は新型コロナウイルス対策を十分に行っての参集開催となりました。分野ごとに分散開催し、ポスター発表もブース内外で密にならないように工夫がなされ活発な議論が行われました。本校からは「リモートセンシング技術を活用した伝統農法の効果の検証」のポスター発表を行い、たくさんの生徒や先生、専門家の方々から質問やアドバイスをいただきました。残念ながら各分野ごとに代表に選ばれることはありませんでしたが、参加した生徒からは「やっぱり人が集まって交流できることのありがたさが再認識された」や「全国の発表はすごい、いい刺激を受けた」などの感想があり、貴重な経験を得ることができました。また、この場をお借りしましてコロナ禍でありながら開催にご尽力いただいた関係者の方々への感謝を申し上げます。
【SW-ingチャレンジ】プログラミング教室①
日 時:2021年7月27日(火)13:00~15:00
参加者:本校1年生5名
場所:脇町高校化学講義室
内 容:
本校1年生5名が本校教諭津川の指導のもと初心者から職業プログラマーまでに広く使われているPythonを用いたプログラミング を体験しました。今回は基本的なコードの入力やturtle モジュールを利用して幾何学模様を作図したりしました。コードエラーや初めて聞く専門用語に苦戦しながらも全員が予定していた作業を終えることができました。今後定期的にプログラミング教室を行い、簡単な人工知能アプリを作成予定です。
科学への誘い(物理)
科学への誘い(物理)を本校で実施しました。
日時: 7月29日(木) 9:00~12:00
場所: 本校第2講義室
参加者:本校1,2年生,計3名。
「光の性質を体験してみよう!」というタイトルで
徳島大学 久田旭彦 先生の講義(DVD)を元に実施しました。
光の屈折や分散について,バブルゼリーやプリズム,回折格子やテレビ石などを使って学びました。福井大学の先生が考案した簡易分光器も作成しました。
令和3年度脇町高校SSH生徒研究発表会
日 時:令和3年7月28日(水) 14:00~15:30
場 所:本校及びZOOMによるオンライン
発表者:3年生Sコース37名
参加者:本校教職員、1、2年生希望者及び周辺高校、中学校の教員、生徒
内 容:
3年生Sコースの生徒が昨年度から取り組んできた課題研究の発表を行いました。新型コロナウイルス感染防止の観点から本校生は専攻ごとに3つに分かれ教室で、近隣中学校の先生や生徒、本校運営指導委員及び県内高校の方々はZOOMによるオンライン参加となりました。音声の不具合等のトラブルもありご迷惑をおかけしましたが、たくさんの方々にご視聴いただき、非常に良い経験となりました。今回いただいたアドバイス等をいかして論文の作成をすすめていきます。
<発表テーマ一覧>
【物理分野】
〇救援物資の落下速度低減
〇コイントスって公平なの?
〇足音は語る-足音による個別識別-
〇固体粒子の流体的性質と物体に与える影響について
【生物分野】
〇コオロギの求愛鳴きとそれに対する反応に関する研究
〇植物の力
〇ヨシノボリの体長と吸盤の関係性
〇ワラが土壌に与える影響
【化学・情報分野】
〇ガムがチョコで溶けるってどうして
〇阿波番茶の究極の淹れ方
〇リグニンによる紙の強度の向上について
〇リモートセンシング技術を用いた伝統農法の効果の検証
科学への誘い 地学への参加
日 時:令和3年7月26日(月) 18:00~21:00
場 所:徳島県立総合教育センター
参加者:科学部2年生 2名
テーマ:太陽系と恒星の世界を探究してみよう!
内 容:
総合教育センターにおいて、科学への誘い~地学~が行われ、本校からは科学部の生徒2名が参加しました。講座では、太陽から地球までの距離(1天文単位)を2mと見なし、太陽系の惑星の配置を廊下で再現したり、屈折望遠鏡を用いた天体観測や大型望遠鏡による木星等の観察を行いました。
感 想:
写真で木星を見ても、あまり興味は持てなかった。しかし、望遠鏡で木星を見て、純粋に感動した。また、他の惑星についても、いろいろ知りたいことが出てきたので、天体について勉強をしようと思う。
徳島大学医学部授業体験
日 時:2021年7月19日(月)15:00~17:00
講 師:勢井 宏義 氏(徳島大学大学院医歯薬学研究部 教授)
参加者:脇町高校3年生1名 2年生7名
方 法:ZOOMによるリモート形式(GIGA端末を使用し自宅から参加)
内 容:
徳島大学医学部高大連携事業 Jr.Student Labの一環で,徳島大学医学部医学科1年生が受ける授業を,本校希望者8名がリモートで体験しました。実際の授業は反転学習で行われるそうですが,今回は勢井先生の講義の後,自分たちで身の回りにある誤ったエビデンスの事例や,運動習慣の有無とと風邪のひきやすさの表から読み取れることなどをテーマにディスカッションを行いました。
「法事などでお坊さんから聞く話は,当たり前のことでもありがたいと感じることが多い。」「そもそも運動習慣のある人は,健康への意識が高いのではないか。」「運動習慣の有無と風邪のひきやすさに因果関係はあるのか。」など活発な話し合いが行われました。
生徒達は,エビデンスやバイアスなどについて意識することで,論理的思考の重要性を学ぶことができました。
科学への誘い 生物への参加
日 時:令和3年7月24日(土) 13:30~16:30
場 所:徳島県立総合教育センター
参加者:科学部2年生 2名
テーマ:植物の緑色について探究してみよう!
内 容:
総合教育センターにおいて、科学への誘い~生物~が行われ、本校からは科学部の生徒2名が参加しました。講座では、「薄層クロマトグラフィーを使った光合成色素の抽出」や「簡易分光器による緑色の分析」を行い、「なぜ植物の葉の色が緑色なのか」、さらに、「なぜ植物は緑の波長を利用しないのか」などの、普段の授業では取り組まない本質的な科学の問いについて考察しました。
感 想:
・授業でクロマトグラフィーの原理は勉強していたが、実験したことで理解が深まった。また、自然現象に対して、「なぜ?」という気持ちを持ち続けることで、新しい発見につながることを実感することができた。
・物理で学習する光の性質がと生物の光合成を理解する上で重要であることを知った。様々な知識を有機的につなげることで、現象を深く理解できることがわかった。
【SW-ingチャレンジ】屋久島研修 事前調査発表会
日 時:2021年7月20日(火)13:30~14:30
参加者:屋久島研修参加生徒8名 見学者23名
会次第:学校長挨拶
生徒発表及び質疑応答
参加生徒代表
内 容:
屋久島研修に参加する8名が,事前研修の一環で調べた屋久島に関わる次の事柄を,スライドにまとめ発表を行いました。
① 屋久島と自然遺産について
② 屋久島とオーバーツーリズムについて
③ 屋久島とヤクシカについて
④ 屋久島の気候と植生について
⑤ 屋久島とヤクシマリンドウについて
⑥ 屋久島に生息する昆虫について
⑦ 屋久島と外来種被害について
⑧ 屋久島の歴史や文化について
その後の質疑応答では,「なぜヤクシカの個体数が増えたのか?」「ヤクシマリンドウを見る機会が少ない理由は何か?」「なぜ屋久島の昆虫の種数は多いのか?」などの質問があり,参加者は自分の知識の範囲で精一杯質問に答えていました。今回の発表や質疑応答で生じた新たな疑問などについて,現地でしっかり勉強してきます。
【SW-ingリサーチグローバルアクト①】
今年度から2年生はSDGsの視点とRESASを代表とする公的データを活用した探究活動として「SW-ingリサーチグローバルアクト」を総合的な探究の時間や社会と情報の時間を中心に取り組んでいます。主に地域のリソースを活用して持続可能な社会の実現に向け、有効な解決策の提示や活動を行う予定です。
1学期はまずデータを分析したり、インターネットを通して調べてきた内容をまとめ、グループで地域の現状を把握し、その課題や問題点を洗い出し、クラス内で発表を行いました。これからさらなる調査のために聞き取り調査やフィールドワーク等を通し、地域に出ていき解決のためのアイデアを考え、実践していく予定です。