今年度、本校では生成AIを活用した授業づくりを実践しています。
年間を通して月に1回のペースで希望制の職員研修「ちょいカフェ」を実施しており、生成AIやCanvaについて考えてきました。研修内や、研修後に参加者が生成AIを用いて授業作りのヒントを得て
- ゲームで楽しみながら自己表現をしよう(英語コミュニケーションⅡ)
- 超高齢社会で、自分にできること・役割を考えよう(家庭基礎)
等の授業実践を行ないました。希望制職員研修「ちょいカフェ」についての記事は次のリンクからご覧ください。
情報Ⅰの授業(2年生)
「Microsoft Accessを用いたリレーショナルデータベース」
ねらい:体系的なデータのつながりを見つけ出し、情報を整理しよう!
前時までに取り組んだAccessの操作画面を録画した映像がMicrosoft Teamsで配布されていることを説明し、グループに分かれました。
5種類の課題を設定し、10グループに分かれて考えますが、解ける問題と解決できない問題が用意されています。
次に、グループを解体→再編成します。別々の課題を考えた生徒が集まることで、解決できなかった課題を解くことができるようになりました。
別々の問題で用意された表の関係性を理解した状態で、Microsoft Accessを使って実際のデータベースにリレーションシップを設定して視覚化した画面をMicrosoft Teamsのホワイトボード機能を利用して、クラス全体で共有していきます。
与えられた課題を自分たちだけで解決する為に一人一台端末を使って主体的に取り組む過程で、対話的で協働的な学びが生まれていました。

情報×芸術の教科横断授業(2年生)
「easelAPを使用したデジタルアート作品作り」
作品のテーマ:最近の自分の感情
ねらい:デジタルコンテンツを使用することでリベラルアーツ的なアートの要素を理解する
教員がプログラミングについて簡単な説明を行った後,生徒たちは一人一台端末を使って制作活動に取り組みました。
easelAPは生徒たちにとって初めて使用するものでしたが,教員の説明や今まで美術で学習した内容を基に速度や色の数値等を変え,自分が考えるテーマに合った作品になるようプログラミングを行っていました。
また,教員が説明した箇所以外のプログラミングが何を意図して設定されているかを友人と教え合う等して積極的に取り組む姿が見られました。
本校では6月に授業公開週間を設け,すべての教科・科目で授業を公開し相互参観することとしています。
この時間は1年生の地理総合の時間で「統計地図の読み取りと分析」をテーマとしており,統計地図から読み取った情報をmetamojiを活用してまとめ,グループ内で発表しました。発表した内容に対して,質疑も活発に行われていました。