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タグ:課題研究

 第68回日本学生科学賞の徳島県審査会結果

 第68回日本学生科学賞の徳島県審査会が行われ、本校からはこれまで行ってきた課題研究の成果として3年生Sコース10グループが出品しました。(情報分野の2グループは中央審査から参加)

 審査の結果、優秀賞に3グループ、5グループが入賞となりました。

優秀賞(教育長賞)

「クマリン誘導体の合成と蛍光特性の解析」 浦川さん、津村さん、 古澤さん

「世界農業遺産!傾斜地農耕システムの秘密 ~コエグロ利用の可能性を探る!!~」 内田さん、瀬野さん、木南さん

「サワガニの体色と分布について」 新開さん、東原さん、稲井さん

入賞

「スダチチンの抗酸化作用の優位性」大島さん、重田さん、三好さん

「カワヨシノボリの吸着力と吸盤の関係」 井上さん、逢坂さん、後藤田さん

「静かに動かせる椅子の構造」 土井さん、中田さん、山崎さん

「チュウゴクスジエビの大冒険~分布調査と在来種への影響~」 井上さん、細野さん、松尾さん

「木組みのねじりからの耐性」尾花さん、山下さん、脇川さん

第2回サイエンスカフェ

日 時:令和6年9月27日(金)14:40~16:30

講 師:川原 圭博 氏
     東京大学 インクルーシブ工学連携研究機構 機構長 教授 
演 題:「川原教授に聞く:AIのウソとホント」
参加者:希望生徒(49名)
内 容:
 本校卒業生であり、政府のAIやデジタルに関する諮問会議等でもご活躍なさっている東京大学 インクルーシブ工学連携研究機構 機構長 川原圭博先生をお招きし、「川原教授に聞く:AIのウソとホント」というテーマでサイエンスカフェを開催しました。最初に川原先生から生成AI「ChatGPT」の現状についてや生成AIや大規模基盤モデルの特徴、AI進化の歴史等についてお話しいただき、その後、生徒からの質問に答えていただきました。高校時代の勉強法から始まり、未来のAIの使いかたまで多岐にわたる質問にわかりやすくお答えいただきました。また、内容は生徒有志によりグラフィックレコーディングされました。

<生徒の感想>~一部抜粋~

・東京で政府機関にも関わっている先生の話を聞けてよかった。生成AIのしくみについては全く知らなかったので勉強になりました。

・先生の話を聞いて、AIをどう使うかが人間の在り方とも関係すると深く考えさせられました。

・生成AIは賢いのか賢くないのかわからなくなった。やっぱり使う私たちが賢くならないと意味がないと感じた。

アース製薬による出張授業「ヒトスジシマカの観察・生態・飼育と誘引実験」

日 時:令和6年8月22日(木)
場 所:本校地学教室及びオンライン
講 師:アース製薬株式会社 マーケティング総合企画本部 加藤さん 野崎さん 
    研究部 有吉さん 浅井さん
参加者:1~3年生希望者 29名
内 容:
 アース製薬株式会社と徳島県の包括連携協定にもとづく理系人材育成支援事業として本校で「ヒトスジシマカの観察・生態・飼育と誘引実験」を行いました。まず最初に兵庫県にあるアース製薬株式会社の赤穂研究所生物飼育室のバーチャル見学を行いました。こちらは家庭に関わる100種類を超える害虫を100万匹以上飼育する国内最大級の研究施設でオンラインとはいえ大量のゴキブリの画像やその撃退方法では歓声(?)が上がっていました。次に実際にそこで飼育された各種害虫を見たり、触ったりしました。最初は恐る恐るでしたが、こちらも大盛り上がりで触っていました。
 そして、グループごとに配られたヒトスジシマカに対して各自が用意した誘引または忌避するモノを使ってその様子を観察しました。カイロや制汗剤などのベタなモノから徳島ならではのすだちを使ってカがどう行動するのか予想しながら実験することができました。併せて研究員の方からその行動の理由や原因となりそうな物質について解説をしていただきました。最後に虫よけ剤「サラテクト」の効力試験を行い、感染症の予防だけなく、ワンヘルス(One Health)に基づいた考え方の大切さも伝えていただきました。今後の課題研究や進路にもつながる大変貴重な機会となりました。

NHKでの放送はこちらからご覧になれます(クリック)

第10回中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会入賞

日 時:令和6年8月4日(日) 10:00〜16:00
場 所:愛媛県総合科学博物館
参加者:3年生Sコース(稲井くん、東原くん、新開くん)
内 容:
 愛媛県総合科学博物館で開催された「第10回中高生のためのかはく科学研究プレゼンテーション大会」に本校を代表して「サワガニの体色と分布について」を研究したグループがポスター発表部門で出場しました。1次審査を経て臨んだ19校38組が、内容をポスターにまとめた部門と、パワーポイントなどを使って説明するステージ部門でそれぞれ発表し、愛媛大名誉教授ら7人から審査いただきました。本校の発表は審査の結果、みごと「愛媛県教育委員会教育長賞」を受賞することができました。

大会のHPはこちらをクリック

令和6年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会

日 時:令和6年8月7日(水)8月8日(木) 
場 所:神戸国際展示場
参加者:3年生Sコース3名(浦川さん、津村さん、古澤さん)
内 容:
 令和6年度SSH生徒研究発表会に本校生徒3名が参加しました。本発表会では、全国SSH校指定校および経験校の代表チームが日頃の研究成果を発表し、専門家や他校の教員、生徒からフィードバックを受けることができます。その中で特に優れた作品が口頭発表を行います。
 本校の代表チーム「クマリン誘導体の合成と蛍光特性」は、残念ながら口頭発表に進むことはできませんでしたが、多くの方々から有機合成の専門的な研究内容についてほめていただきました。全国各地の高校生や指導者、専門家と交流ができ、非常に良い経験となりました。
<感 想>
・神戸での全国発表に参加して、自分が発表するだけでなく、全国のレベルの高い研究を聞いて、とても勉強になった。どの発表者も、研究が優れているだけでなく、発表の仕方や話し方も、聞く人を惹きつけるよう工夫されていてすごいなと思った。発表はとても緊張したが、質問されて、たくさんの人と話すことで、研究への理解がより深まった。
・1日目のポスター発表では、今までで一番、発表回数も質問も多かった。指摘される部分もあれば、評価されたところもあって、勉強になった。2日目は、代表校に選ばれた6校の口頭発表を聞いた。どの発表も面白かったし、テーマ設定が日常の疑問からだったり、地域に役立てていけるものだったりで、さまざまな目の付け所があって興味深かった。
・始まる前は緊張や憂鬱な気持ちが大きかったが、実際に行ってみると音楽や昆虫、環境問題へ焦点を当てた研究や確率の研究など、独創的で面白い研究がたくさんあって気づけば楽しさが勝っていた。自分たちの発表の場面でも生徒や教授などが様々な視点から質問をしてくださったり、感想を言ってくださったりして自分たちが1年間行ってきた研究の中にもさらなる新しい気づきを得ることができた。特に印象深いのは3日目の口頭発表の研究である。選抜された6校の生徒は、研究内容に関しても仮説やそれに基づく実験、考察が抜けなくされており、発表の時の姿勢や観客に対する態度、言葉遣いなど、見習うべき点がたくさんあった。

令和6年度 脇町高校SSH生徒研究発表会

日 時:令和6年7月26日(金) 12:45〜14:25
場 所:脇町高校およびオンライン
参加者:2、3年生Sコース、1年生希望者、近隣中学校の生徒および教員、SSH指定校の教員 運営指導委員 等
内 容:
 令和6年度脇町高校SSH課題研究発表会を本校およびオンラインのハイブリッド形式で行い、3年生Sコース12組とBCコースから1組がこれまで進めてきた課題研究の成果を発表しました。あわせて昨年度の海外研修に参加した生徒による報告と徳島高校生ビジネスピッチ金賞受賞者による発表も行いました。来校者とオンラインを合わせて約160名の方に見学いただき、助言や感想を多くいただくことができました。

<発表テーマ一覧>

静かに引ける椅子の構造
木組みのねじれに対する耐久性
弓道中る離れとは
カワヨシノボリの吸着力と水温の関係
SW-ingキャンプ台湾研修2023報告
スダチチンの抗酸化作用
クマリン誘導体の蛍光特性
サッカーの空中戦勝率と試合の勝率の関係
きれいな文字を書くためには
ネット上における誹謗中傷抑制の可能性
傾斜地農耕システムの秘密
カヤの保水効果と物質の相乗効果
サワガニの体色と分布について
チュウゴクスジエビの分布調査と在来種への影響
サスティナベジブル~世界を救って美馬 SHOWs ~

<感想>一部抜粋

・生徒さんが、自分たちで行動をして、よく考えて発表していることが印象に残りました。
・楽しかったこと共に英語への取り組みの変化もちゃんと伝えてくれていた。
・強調する部分を大きな声で発言していたのが良かったと思いました。動画もあって、活動内容がよくわかりました。

 

令和6年度 京都大学との連携事業 TV会議①

日 時:令和6年7月12日(金)18:00~20:00
場 所:脇町高校及びオンライン
参加者:Sコース2年生(32名)
講 師:京都大学大学院准教授 常見俊直先生 TA6名

内 容:オンライン会議による課題研究のブラッシュアップ

  2年生Sコースの生徒が4月から取り組んできた課題研究の進捗状況と今後の実験計画について事前に資料を作成し、ZOOMによるオンラインで京都大学の常見先生及び学生さんから助言や新たなアイデア等をいただきました。あわせてルーブリックによる評価や文章によるフィードバックもしていただき、今後の実験計画の見直しや進め方について深めることができました。

<テーマ一覧>

・中る離れ
・水の跳ね方
・放送で聞き取りやすい声
・図形と反転
・クロスカップリング反応による新規クマリン誘導体の合成と蛍光特性
・薬の保存条件による成分の変化
・川を境にした降水量の変化
・先生と生徒にあった時間割作成
・イシクラゲと土壌
・アオイシの風化に関する微生物
・地域の特産物から酵母を取り出し、地域の活性化につなげる
・ササコナフキツノアブラムシ

SW-ingゼミ 鳴門教育大学での講義・実験

日 時:令和6年6月22日(土)13:00~16:00
場 所:鳴門教育大学 
参加者:2年生Sコース(32名)

 本校2年生Sコース32名が鳴門教育大学早藤教授のご協力により、課題研究を見据えた講義・実験を行いました。今回は次世代科学者発掘・養成講座受講生との交流企画になっています。実践内容は「医薬品の分析定量実験」として医薬品中のアスピリンを中和滴定の原理を基に定量しました。初めて触れる実験器具の扱いに苦労しながらですが、化学的な定量方法を習得する貴重な機会となりました。

令和6年度第12回四国地区SSH生徒研究発表会

日 時:令和6年4月6日(土)12:15~16:00
場 所:愛媛県立西条高等学校 体育館 
参加者:3年生Sコース+探究部 本校教職員 徳島科学技術高校 城南高校 富岡西高校 高松第一高校 観音寺第一高校 宇和島東高校 西条高校 松山南高校 高知小津高校 

 愛媛県西条高校で令和6年度第12回四国地区SSH生徒研究発表会が実施され、本校からは課題研究に取り組んでいる3年生12グループが参加しました。ポスター発表では生物や化学、物理だけでなく、情報や工学など多岐にわたる分野の研究が披露されました。生徒たちはそれぞれの研究テーマに対する深い理解と情熱を持って、自身の研究成果を説明しました。発表を通じて、科学的探求の重要性と楽しさを共有し、未来の科学技術を担う若者たちの間で議論が交わされる貴重な機会となりました。

  

SW-ingゼミ 化学班

実施日:令和6年3月23日(日)
日 程:9:30 ~ 12:45 
講 師:鳴門教育大学教授 早藤 幸隆 先生
参加者:Sコース 化学系2グループ 5名
内 容:
 課題研究で化学系の内容をテーマにしている2つのグループが鳴門教育大学で設備をお借りして早藤先生のご指導のもと実験を行いました。高校で行ってきた実験の検証と、さらに発展させた内容について実験することができました。参加した班はスダチチンをテーマとしたグループとクマリン誘導体をテーマとしたグループです。