活動の様子
第1回脇高人権の日(担当:人権同好会「虹」)
脇町高校では原則11日を「脇高人権の日」として、朝の時間(10分程度)に身近な人権問題を考える機会を設けています。全校の人権委員が分担して資料作成を行い、当日は各クラスの人権委員が中心となって話し合い活動を行っています。ただし、第1回は毎年、人権同好会「虹」が担当しています。4月25日(木)に行われた今年の第1回脇高人権の日も人権同好会「虹」が担当し、昨年度の「中・高生による人権交流事業」西部ブロックの活動で学んできたことを報告しました。
昨年度の西部ブロックの活動テーマは「障がい者と人権」でした。夏季研修では、地域活動支援センターまいかのセンター長さんからお話を聞きました。利用者の方が音楽などの「やりたいこと」をして、その「やりたいこと」を通じて社会交流・社会参加できる場所が支援センターだと教わりました。さらにそれぞれで調べたことをふまえて、昨年の12月におこなわれた中・高生による人権交流集会西部ブロック分科会では、地域活動支援センターまいか、ボッチャ、精神障がい者の方の就労支援の3つをポスターにまとめて発表しました。大事なのは思い込みではなく正しい理解であり、必要なのは特別扱いではなく少しの配慮であることなどを伝えました。報告後の話し合いでは、してほしい理解や配慮が気軽に話せる環境やお互いを思いやる社会を作っていきたいなどの意見が出ていました。以上の内容をまとめた動画を作成し、各クラスで流しました。どのクラスも真剣に動画を見てくれました。
放課後には、人権同好会「虹」のメンバーが中心となって「人権の日だから語る会」を開催し、テーマについてさらに話し合いました。障がいに関係なく自分の人生を楽しめることをもっと知るべきだ、若い世代から人権について他の年代の人たちに発信したい、障がい者とひとくくりにすることへの違和感など様々な意見がでた充実した話し合いになりました。
人権同好会「虹」は今後も校内はもちろん、他校の生徒さんともつながっていき、様々な人権課題について考えていきます。
なお、今後の脇高人権の日は各クラスの人権委員が考えたテーマ・資料をもとに各クラス人権委員が運営していきます。生徒のみなさんには資料をお家に持って帰るよう伝えているので、できましたらご家庭でも人権の日の内容についてお話し合いをしていただけたらと思います。