SSH 生徒の活動

2021年7月の記事一覧

令和3年度脇町高校SSH生徒研究発表会

日 時:令和3年7月28日(水) 14:00~15:30
場 所:本校及びZOOMによるオンライン
発表者:3年生Sコース37名   
参加者:本校教職員、1、2年生希望者及び周辺高校、中学校の教員、生徒
内 容:
 3年生Sコースの生徒が昨年度から取り組んできた課題研究の発表を行いました。新型コロナウイルス感染防止の観点から本校生は専攻ごとに3つに分かれ教室で、近隣中学校の先生や生徒、本校運営指導委員及び県内高校の方々はZOOMによるオンライン参加となりました。音声の不具合等のトラブルもありご迷惑をおかけしましたが、たくさんの方々にご視聴いただき、非常に良い経験となりました。今回いただいたアドバイス等をいかして論文の作成をすすめていきます。

<発表テーマ一覧>

【物理分野】
〇救援物資の落下速度低減
〇コイントスって公平なの?
〇足音は語る-足音による個別識別-
〇固体粒子の流体的性質と物体に与える影響について
【生物分野】 
〇コオロギの求愛鳴きとそれに対する反応に関する研究
〇植物の力
〇ヨシノボリの体長と吸盤の関係性
〇ワラが土壌に与える影響
【化学・情報分野】
〇ガムがチョコで溶けるってどうして
〇阿波番茶の究極の淹れ方
〇リグニンによる紙の強度の向上について
〇リモートセンシング技術を用いた伝統農法の効果の検証

科学への誘い 地学への参加

日 時:令和3年7月26日(月) 18:00~21:00
場 所:徳島県立総合教育センター
参加者:科学部2年生 2名
テーマ:太陽系と恒星の世界を探究してみよう!
内 容:
 総合教育センターにおいて、科学への誘い~地学~が行われ、本校からは科学部の生徒2名が参加しました。講座では、太陽から地球までの距離(1天文単位)を2mと見なし、太陽系の惑星の配置を廊下で再現したり、屈折望遠鏡を用いた天体観測や大型望遠鏡による木星等の観察を行いました。

感 想:
写真で木星を見ても、あまり興味は持てなかった。しかし、望遠鏡で木星を見て、純粋に感動した。また、他の惑星についても、いろいろ知りたいことが出てきたので、天体について勉強をしようと思う。

  

徳島大学医学部授業体験

日 時:2021年7月19日(月)15:00~17:00
講 師:勢井 宏義 氏(徳島大学大学院医歯薬学研究部 教授)
参加者:脇町高校3年生1名 2年生7名
方 法:ZOOMによるリモート形式(GIGA端末を使用し自宅から参加)
内 容:
 徳島大学医学部高大連携事業 Jr.Student Labの一環で,徳島大学医学部医学科1年生が受ける授業を,本校希望者8名がリモートで体験しました。実際の授業は反転学習で行われるそうですが,今回は勢井先生の講義の後,自分たちで身の回りにある誤ったエビデンスの事例や,運動習慣の有無とと風邪のひきやすさの表から読み取れることなどをテーマにディスカッションを行いました。

「法事などでお坊さんから聞く話は,当たり前のことでもありがたいと感じることが多い。」「そもそも運動習慣のある人は,健康への意識が高いのではないか。」「運動習慣の有無と風邪のひきやすさに因果関係はあるのか。」など活発な話し合いが行われました。

 生徒達は,エビデンスやバイアスなどについて意識することで,論理的思考の重要性を学ぶことができました。

科学への誘い 生物への参加

日 時:令和3年7月24日(土) 13:30~16:30
場 所:徳島県立総合教育センター
参加者:科学部2年生 2名
テーマ:植物の緑色について探究してみよう!
内 容:
 総合教育センターにおいて、科学への誘い~生物~が行われ、本校からは科学部の生徒2名が参加しました。講座では、「薄層クロマトグラフィーを使った光合成色素の抽出」や「簡易分光器による緑色の分析」を行い、「なぜ植物の葉の色が緑色なのか」、さらに、「なぜ植物は緑の波長を利用しないのか」などの、普段の授業では取り組まない本質的な科学の問いについて考察しました。

感 想:
・授業でクロマトグラフィーの原理は勉強していたが、実験したことで理解が深まった。また、自然現象に対して、「なぜ?」という気持ちを持ち続けることで、新しい発見につながることを実感することができた。
・物理で学習する光の性質がと生物の光合成を理解する上で重要であることを知った。様々な知識を有機的につなげることで、現象を深く理解できることがわかった。

  

【SW-ingチャレンジ】屋久島研修 事前調査発表会

日 時:2021年7月20日(火)13:30~14:30
参加者:屋久島研修参加生徒8名 見学者23名
会次第:学校長挨拶
    生徒発表及び質疑応答
    参加生徒代表
内 容
 屋久島研修に参加する8名が,事前研修の一環で調べた屋久島に関わる次の事柄を,スライドにまとめ発表を行いました。
  ① 屋久島と自然遺産について
  ② 屋久島とオーバーツーリズムについて
  ③ 屋久島とヤクシカについて
  ④ 屋久島の気候と植生について
  ⑤ 屋久島とヤクシマリンドウについて
  ⑥ 屋久島に生息する昆虫について
  ⑦ 屋久島と外来種被害について
  ⑧ 屋久島の歴史や文化について

 その後の質疑応答では,「なぜヤクシカの個体数が増えたのか?」「ヤクシマリンドウを見る機会が少ない理由は何か?」「なぜ屋久島の昆虫の種数は多いのか?」などの質問があり,参加者は自分の知識の範囲で精一杯質問に答えていました。今回の発表や質疑応答で生じた新たな疑問などについて,現地でしっかり勉強してきます。