SSH 生徒の活動

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令和4年度 聞き書きワークショップ事前研修

日 時:令和4年8月8日(月) 10:00~12:00
場 所:本校化学講義室
講 師:國金重光さん(ニシアワアカデミア)岩男望さん(京都大学)
              園原さん 福永さん(そらの郷)山内さん(西部総合県民局) 
内 容:
 今年度も世界農業遺産に認定されている「にし阿波の傾斜地農耕システム」における名人から聞きとりを行い、本としてまとめる「聞き書き事業」が行われます。本校からは本事業に探究部の13名が参加予定です。
 今回はその事前研修として「聞き書き」の手法についての講義を受け、実践を行いました。まず最初に國金さんのコーディネーションのもと昨年度参加した3年生からの説明とアドバイス、そして岩男さんから「聞き書き」の手法や魅力、コツをご教授いただきました。その後、実践編として、オブザーバーの大人から仕事について聞き取りを行い、全体で発表を行いました。今後、この経験を活かして、各グループごとに名人を訪ね、聞き書きを行う予定です。

【SW-ingゼミ】東京大学AI研修

日 時:令和4年8月1日(月)~8月3日(水)
場 所:東京大学本郷キャンパス 日本科学未来館
講 師:東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博 教授
    東京大学院教育学研究科 野崎大地 教授
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 牧野 泰才 准教授
       東京大学院情報理工学系研究科 矢谷 浩司 准教授
    東京大学大学院情報理工系研究科 修士課程 近藤 佑亮さん
参加者:探究部 9名

 本校OBである東京大学川原教授のご協力のもと3年ぶりに東京での研修を実施することができ、探究部9名が参加しました。今年度は最先端のAIを活用した取り組み等について各専門分野の先生方からの講義や体験・見学を行いました。

 初日は午後からこちらも本校OBである野崎教授の「ロボティクス・VR技術を活用した運動学習の仕組み」や「モーションキャプチャを利用した運動解析」について講義並びに体験を行いました。続いて「筋トレ支援アプリの開発」を行っている近藤さんを交え、AIを使ったトレンドや題材の可能性について質疑やディスカッションを行いました。

 2日目は大学を見学後、牧野先生から「超音波を利用した触覚体験」や「機械学習を用いた運動のリアルタイム予測」について講義並びに体験をしていただきました。午後からは川原先生より研究についての根本的なお話やブレインストーミング・研究のタネ探しについて幅広いテーマで講義いただきました。そして、最後に矢谷先生からヒューマンコンピュータインタラクションについての研究内容の紹介やSyncUpを利用したダンス練習におけるシンクロ率の測定を実践していただきました。

 3日目最終日は日本科学未来館で体験・見学を行いました。川原先生が開発に携わった新型パーソナルモビリティ「poimo」やAIがプレイヤーの感情や技量を読み取り成長させる卓球ロボット「フォルフェウス」の体験や「きみとロボット展」を見学しました。

~生徒感想(一部抜粋)~

・自分の研究したいことをどのようにAIやプログラミングを使用して調べていくのかを詳しく知ることができたと思う。AIが社会に深く関わっていることをより実感することができた。そして、AIの汎用性の高さに驚いた。

・新たな発想の出し方について学べました。既存のことを否定することで新たな発想が生まれやすくなるということを聞き、これからの課題研究に繋げようと思いました。

「にし阿波 WORK CAMP SDGs×キャリア教育」事前研修

日 時:令和4年7月20日(水) 13:00~14:00
場 所:本校化学講義室
講 師:金村盟さん(株式会社みかも 代表取締役) 前田さん 福永さん(そらの郷) 
内 容:
 これまでも本校の活動に協力いただいてきた一般社団法人「そらの郷」の企画として8月に農家に民泊しサスティナブルな生活を知るとともに地元の企業で職場体験ができる「にし阿波 WORK CAMP」が行われることになりました。その事前学習に本校の生徒11名が参加しました。
 「そらの郷」前田さんよりコースごとの日程や内容とともにその魅力についてのお話をいただき、みかも喫茶を経営なさっている金村さんからは一歩踏み出すことの大切さやSDGsの視点についてご自身の経験からお話しいただきました。それぞれ日程やコースは違いますが、参加者は非常にモチベーションが上がっていました。

【SW-ingゼミ】京都大学とのオンライン連携①

日 時:2022年7月15日(金)18:00~20:00
講 師:常見 俊直 氏(京都大学大学院理学研究科)
    京都大学理学部大学生 大学院生5名
参加者:脇町高校2年生Sコース 36名
内 容:
 本校Sコースの2年生が課題研究におけるテーマや実験計画についてZOOMを用いたオンラインでプレゼンテーションを行い、京都大学の学生・大学院生から意見や助言をいただきました。知識や準備の不足を痛感しながらも大学生等とのやりとりから新たな気づきを得ることができました。今後は、今日の助言を活かし、適宜アドバイスを受けながら、実験計画をブラッシュアップさせ、課題研究を進めていきます。

~テーマ一覧~
物理グループ
「木の組方と 力に対する 耐久性」「より強い 圧力に 耐えられる 構造」「ヨシノボリの吸盤と実用化」
化学・情報グループ
「ムチン の 保水性」「次世代 の 音楽ブームを拓く」「水分センサーを用いた傾斜地農耕システムの検証」「A I による 運動解析」
生物グループ
「ハリガネムシ の 謎」「カマキリの カマ」「ウメノキゴケ を 用いた 空気洗浄測定」「フロリゲン の 移動経路」

令和4年度 第10回四国地区SSH生徒研究発表会

日 時:令和4年4月10日(日)13:00~16:30

場 所:脇町高校他(動画発表及びZOOMによるオンライン発表) 
参加者:3年Sコース 本校教職員 徳島科学技術高校 城南高校 観音寺第一高校 高松第一高校 富岡西高校 高知小津高校 宇和島東高校 西条高校 松山南高校 徳島県教育委員会 他 

 3年生Sコースの生徒が令和4年度四国地区SSH生徒研究発表会に参加しました。徳島県の合同発表会と同様に新型コロナ感染症対策のため,YouTubeによる動画発表とZOOMミーティングによるオンライン形式で発表を行いました。専門家からの質疑やアドバイスだけでなく、生徒相互の科学的なコミュニケーションの場として,例年に増して積極的な意見交換が行われ,新たな視点や研究のヒントが得られました。今後これまでの質疑・助言等を生かしてさらに課題研究を進めていく予定です。

<発表タイトル>

【動画発表】
〇ソフトロボット開発
〇加速度の比較~宇宙デプリの除去に挑戦~
〇手の内による的中率
〇ヨシノボリの吸盤によるバイオミメティクス
〇タバコシバンムシの墨に対する採餌行動について
〇ダンゴムシの起き上がりに関する研究
〇水温の変化がアルテミアの光走性に与える影響について
〇透明標本を活用したカワヨシノボリの吸盤の形状変化の解明
〇カヤの保水効果の検証
〇藍の魅力を発信しよう!~アンケート分析をもとに~
【オンライン発表】
〇麦飯石の新たな効果を探る