SSH 生徒の活動

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第67回日本学生科学賞徳島県審査の結果

 第67回日本学生科学賞の徳島県審査会が行われ、本校からはこれまで行ってきた課題研究の成果として3年生Sコース11グループが出品しました。

 審査の結果、最優秀賞に1グループ、優秀賞に3グループ、2グループが入賞となりました。最優秀賞のグループと情報分野の1グループが中央審査に出品されます。

最優秀賞(県知事賞)

「ヨシノボリの吸盤について」 佐古さん、逢坂さん、湯藤さん

優秀賞(教育長賞)

「カマキリの腿節のトゲの違いと餌の保持能力」 高井さん、三好さん、繁本さん

「納豆の保水力」 工藤さん、新居さん、岩浅さん

「未来を継ぐ伝統技法」 大塚さん、前田さん、西條さん

入賞

「保水性に着目した伝統農法の効果の検証」 森西さん、小川さん、金崎さん

「葉の開花からみるフロリゲンの移動」 逸見さん、松村さん、片山さん

第2回サイエンスカフェ

日 時:令和5年10月24日(火)16:00~17:30
講 師:長谷 栄治 氏
    徳島大学ポストLEDフォトニクス研究所(pLED)
    特任助教 
演 題:「見えないものを見える化する光学研究」
参加者:希望生徒(32名)
内 容:
 講師として徳島大学ストLEDフォトニクス研究所(pLED) ・ 長谷 栄治 氏を,グラフィックファシリテーターとして玉有 朋子 氏を迎えて,サイエンスカフェを実施しました。玉有先生の進行のもと和やかな雰囲気で始まりました。長谷先生からは「見えないものを『見える化』する光学研究の紹介」をしていただき,高校の範囲では学習することのない非線形光学現象を利用して、皮膚内のコラーゲンを見える化する観察方法について興味深く聞くことができました。その後は,参加生徒同士のグループワークや生徒からの質問をもとに進行し、楽しく有意義なサイエンスカフェとなりました。その様子は写真でご覧ください。

 

     

 

 

 

 

農業遺産認定地域の高校生による意見交換会(ユースセッション)事前研修

日 時:令和5年10月19日(日)16:30~18:00
場 所:オンライン
参加者:1年生1名 2年生2名
内 容:
 石川県で行われる世界農業遺産シンポジウムにおけるユースセッションの参加に向けて事前研修が行われ、本校からは3名が参加しました。まず、世界農業遺産についての講義が行われました。次にグループに分かれ自己紹介ののちに11月10日に向けての意見交換会を行いました。世界における農業遺産について知ることができる貴重な機会となりました。

 

 

SW-ingゼミ「京都大学訪問研修」

日 時:令和5年8月21日(月)~8月22日(火)
場 所:京都大学理学研究科セミナーハウス他
講 師:京都大学大学院 理学研究科附属 サイエンス連携探索センター 
常見 俊直 准教授
T A :京都大学理学研究科技術部 斎藤 紀恵さん 阿部 邦美さん 田尾 彩乃さん 石川 学さん
   京都大学大学院理学研究科 博士課程 奥田 尚さん 森本 克己さん
    京都大学大学院理学研究科 修士課程 山田 莉彩さん 東島 いずみさん 小林 凌河さん 小野 基紀さん
     京都大学理学部 向原 樹映さん
                               
参加者:Sコース2年生 35名

 本校OBである京都大学常見俊直准教授のご協力で京都大学での研修を実施することができ、Sコース2年生35名全員が参加しました。

 初日はメンバーの紹介の後、薄層クロマトグラフィー(TLC)を用いた野菜などの色素分離実験の研修を行いました。原理の説明や実験上の注意を受けた後、指定された野菜の色素分離を行い,慣れたところでグループごとに計画した野菜を選択して実験を行いました。午後からは,実験結果を基に考察を行い、そこで生まれた仮説を検証するために追加実験を行いました。グループごとに次々に出てくる疑問を解決するため、技術職員の方が個別の実験道具や溶液を準備してくださるという、短時間ながらも恵まれた環境で実験を進めることができました。1日目の最後に、実験の内容をまとめて発表準備を行いました。TAのみなさんとも対話しながら、自分たちの行った実験の意味を考察し、より効果的に伝えるための工夫を時間ぎりぎりまで続ける姿が印象的でした。

 宿舎に入ってからも、京都の食事に舌鼓を打ちながらも、研修中の疑問点をネットで検索したりまとめを工夫するなど、2日目の発表に向けての準備を行いました。

 2日目は、プレゼンテーションの最終仕上げを行った後、グループごとに発表を行い、TAのみなさんからの質疑に答えました。実験手法は同じでも、グループごとに切り口のまったく異なる実験テーマとなるなど、それぞれが真剣に向き合った内容でした。発表の仕方やデータに対する考察の甘さについて指摘されることもありましたが、データ中の着目点を強調する工夫や、仮説を検証する有効な追加実験を行うグループが多く見られました。最後の相互投票により、昼食中に起こった変化に対する仮説を、論理的に検証するための追加実験を工夫したグループが、大学院生の議論も巻き起こし、最優秀賞を獲得しました。

 全体の解散後も昼食時間を削っての研究室見学をお願いする生徒や昼食中もTAの方から学習法や大学での生活について話を伺う生徒もおり、脇高生の探究心や積極性の高さを示していました。

生徒3人に1人という手厚い助言者のアドバイスを受けながら『実験し、その結果から考察し、発表する』一連の流れを経験し、探究することの楽しさを実感することができました。さらには追加実験を計画,実施することで、新たな発見に至るグループもあり、課題研究の過程での貴重な経験をする充実した京都大学訪問研修となりました。

令和5年度 脇町高校SSH課題研究発表会

日 時:令和5年8月17日(木) 12:45〜14:05
場 所:脇町高校およびオンライン
参加者:2、3年生Sコース、1年生希望者、近隣中学校の生徒および教員、SSH指定校の教員 運営指導委員 等
内 容:
 令和5年度脇町高校SSH課題研究発表会を本校およびオンラインのハイブリッド形式で行い、約150名の方に見学いただきました。3年生Sコース11組とBCコースから1組がこれまで進めてきた課題研究の成果を発表しました。

<発表テーマ一覧>

・未来を継ぐ伝統技法
・より強い力に耐えられる構造
・ブラジリアンナッツ現象の謎に迫る!
・産後うつ予防に選択肢を
・カワヨシノボリの吸盤の形状変化と吸着力の関係
・保水性に着目した伝統農法の効果の検証
・ウメノキゴケは大気汚染の指標となりえるのか
・納豆PGAの保水力の活用
・葉の開花の位置からフロリゲンの移動
・次世代のJ-POP音楽ブームを拓く
・カマキリの鎌の構造
・AIを使った投球運動の解析