SSH 生徒の活動

タグ:AI

第2回サイエンスカフェ

日 時:令和6年9月27日(金)14:40~16:30

講 師:川原 圭博 氏
     東京大学 インクルーシブ工学連携研究機構 機構長 教授 
演 題:「川原教授に聞く:AIのウソとホント」
参加者:希望生徒(49名)
内 容:
 本校卒業生であり、政府のAIやデジタルに関する諮問会議等でもご活躍なさっている東京大学 インクルーシブ工学連携研究機構 機構長 川原圭博先生をお招きし、「川原教授に聞く:AIのウソとホント」というテーマでサイエンスカフェを開催しました。最初に川原先生から生成AI「ChatGPT」の現状についてや生成AIや大規模基盤モデルの特徴、AI進化の歴史等についてお話しいただき、その後、生徒からの質問に答えていただきました。高校時代の勉強法から始まり、未来のAIの使いかたまで多岐にわたる質問にわかりやすくお答えいただきました。また、内容は生徒有志によりグラフィックレコーディングされました。

<生徒の感想>~一部抜粋~

・東京で政府機関にも関わっている先生の話を聞けてよかった。生成AIのしくみについては全く知らなかったので勉強になりました。

・先生の話を聞いて、AIをどう使うかが人間の在り方とも関係すると深く考えさせられました。

・生成AIは賢いのか賢くないのかわからなくなった。やっぱり使う私たちが賢くならないと意味がないと感じた。

令和6年度 SW-ingゼミ東京大学AI研修

日 時:令和6年7月29日(月)~7月31日(水)
場 所:東京大学本郷キャンパス 日本科学未来館
講 師:東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博 教授
    東京大学大学院教育学研究科 野崎大地 教授
       東京大学大学院情報理工学系研究科 矢谷 浩司 准教授
    東京大学大学院情報理工系系研究科博士課程 篠田 和宏さん 、修士課程 平林 晴馬さん、宮崎 翔さん
参加者:探究部 10名

 本校OBである東京大学川原教授のご協力の今年も東京での研修を実施することができ、探究部10名が参加しました。

 初日は午後から矢谷准教授によるヒューマンコンピュータインタラクションについての講義や研究内容の紹介がありました。その後、研究室所属の学生さんによる研究内容の紹介や大学生活についてのお話をしていただきました。時間の許す限り、勉強方法など様々な質問にも答えていただきました。導電糸を使った最先端のインターフェイスの実物や作成したアプリを見学することができる貴重な機会であるとともに、志の高い学生さんと話すことで勉強へのモチベーションを高めることができました。

 2日目の午前はまず、本校OBである野崎教授から「ヒトの洗練された身体運動が、脳神経系によってどのように制御・学習されているか」という研究テーマについて講義並びに体験を行いました。トレッドミルやシュミレータを用いた実験では脳による認知と修正を実際に体感することができました。午後から川原教授のご指導のもとChatGPTの研修を行いました。大規模言語モデルの仕組みやその用途について講義いただき、実際にChatGPTを用いて各自がプロンプトを作成しました。そして、発表を行った後、自身の課題研究のテーマについてChatGPTを用いて川原先生からフィードバックを受けながら、ブラッシュアップを行いました。

 3日目最終日は日本科学未来館で体験・見学を行いました。ワークシートを用いて、常設展や特別展を見学するとともに、科学技術の進歩による功罪を考え、まとめました。

<生徒の感想> ~一部抜粋~
・特に心に残っているのが、AIは人と戦うものではなく人のより良い暮らし(ウィルビーイング)を支えるものであるということです。AIによってなくなる仕事があるということなどから、マイナスなイメージを持っていたけど、人とAIが共存して生きていける社会になってほしいと思いました。
・右や左に負荷をかけると、「何もしない」ということをしようとしていても無意識のうちに脳がその負荷に抗ってしまうということがとてもおもしろかったです。フィードバック応答や学習応答というものがよく分かりました。
・研究は世の中の「未知」の領域を「既知」のものだということを肝に銘じておこうと思った。チャットGPTはすごいけどたまに間違っている情報やもっと教えてほしい情報があるのでそれを掘り下げて考えようと思った。
・日本科学未来館には近未来的な科学技術がたくさんあり、興味をそそられました。その反面、私たちの生活に普及されるようになった時に乱用されるかもしれないものもあって怖いとも思いました。展示館みたいな所に自分で行く機会があまりなかったけど、自分が知らないことが知れて、こうゆう所に来るのも大切だと感じました。

SW-ingゼミ「東京AI研修」

日 時:令和5年8月1日(火)~8月3日(木)
場 所:東京大学本郷キャンパス 日本科学未来館
講 師:東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博 教授
    東京大学大学院教育学研究科 野崎大地 教授
       東京大学大学院情報理工学系研究科 矢谷 浩司 准教授
    東京大学大学院情報理工系系研究科 修士課程 乘濵 駿平さん 篠田 和宏さん
参加者:探究部 10名

 本校OBである東京大学川原教授のご協力の今年も東京での研修を実施することができ、探究部10名が参加しました。

 初日は午後から川原教授のご指導のもとChatGPTの研修を行いました。生成系、対話型のAIの仕組みやその用途について講義いただき、実際にChatGPTを用いて各自がプロンプトを作成し調べ学習を行いました。そして、発表を行った後、自身の課題研究のテーマについてChatGPTを用いて川原先生からフィードバックを受けながら、ブラッシュアップを行いました。

 2日目の午前はまず、矢谷先生からヒューマンコンピュータインタラクションについての研究内容の紹介やSyncUpの紹介等の講義をしていただきました。続いて矢谷研究室に所属する大学院生の方々から研究内容の説明やご自身の高校生活についてお話しいただき、質疑応答を行いました。大学生活だけでなく、勉強方法や進路選択の話などざっくばらんに語っていただきました。午後は大学見学ののちに本校OBである野崎教授の「ロボティクス・VR技術を活用した運動学習の仕組み」や「モーションキャプチャを利用した運動解析」について講義並びに体験を行いました。

 3日目最終日は日本科学未来館で体験・見学を行いました。公式スマホアプリ「Miraikanノート」を使って「問い」を見つけて「考え」、「アクション」する体験や「月で暮らす展」を見学しました。

~生徒感想(一部抜粋)~

・特にchatGPTを使った研修が印象に残っている。どんどん深掘りしていけるが、間違いを含むことがあり注意が必要ということが研修を通してよくわかった。そして、その活用のためには使用者の知識がないといけないと思いました。

・東京大学の院生の話が印象に残りました。ただひたすら勉強だけを頑張ってきた人で私とは違うと思っていましたが、実際には部活やプライベートもあっての高校生活をおくってきたと聞き、どこか心の中で部活や通学時間を言い訳にしていた自分に気がつきました。

【SW-ingゼミ】東京大学AI研修

日 時:令和4年8月1日(月)~8月3日(水)
場 所:東京大学本郷キャンパス 日本科学未来館
講 師:東京大学大学院情報理工学系研究科 川原圭博 教授
    東京大学院教育学研究科 野崎大地 教授
    東京大学大学院新領域創成科学研究科 牧野 泰才 准教授
       東京大学院情報理工学系研究科 矢谷 浩司 准教授
    東京大学大学院情報理工系研究科 修士課程 近藤 佑亮さん
参加者:探究部 9名

 本校OBである東京大学川原教授のご協力のもと3年ぶりに東京での研修を実施することができ、探究部9名が参加しました。今年度は最先端のAIを活用した取り組み等について各専門分野の先生方からの講義や体験・見学を行いました。

 初日は午後からこちらも本校OBである野崎教授の「ロボティクス・VR技術を活用した運動学習の仕組み」や「モーションキャプチャを利用した運動解析」について講義並びに体験を行いました。続いて「筋トレ支援アプリの開発」を行っている近藤さんを交え、AIを使ったトレンドや題材の可能性について質疑やディスカッションを行いました。

 2日目は大学を見学後、牧野先生から「超音波を利用した触覚体験」や「機械学習を用いた運動のリアルタイム予測」について講義並びに体験をしていただきました。午後からは川原先生より研究についての根本的なお話やブレインストーミング・研究のタネ探しについて幅広いテーマで講義いただきました。そして、最後に矢谷先生からヒューマンコンピュータインタラクションについての研究内容の紹介やSyncUpを利用したダンス練習におけるシンクロ率の測定を実践していただきました。

 3日目最終日は日本科学未来館で体験・見学を行いました。川原先生が開発に携わった新型パーソナルモビリティ「poimo」やAIがプレイヤーの感情や技量を読み取り成長させる卓球ロボット「フォルフェウス」の体験や「きみとロボット展」を見学しました。

~生徒感想(一部抜粋)~

・自分の研究したいことをどのようにAIやプログラミングを使用して調べていくのかを詳しく知ることができたと思う。AIが社会に深く関わっていることをより実感することができた。そして、AIの汎用性の高さに驚いた。

・新たな発想の出し方について学べました。既存のことを否定することで新たな発想が生まれやすくなるということを聞き、これからの課題研究に繋げようと思いました。