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アース製薬赤穂研究所訪問研修
日 時:令和6年12月24日(火)
場 所:アース製薬赤穂研究所
参加者:1・2年希望者15名
講 師:アース製薬株式会社赤穂研究所 研究員 浅井様 有吉様
内 容:
アース製薬の製品開発プロセスや研究手法を直接学び、科学的探求への理解を深めることを目的とし、害虫の研究施設として国内外で最大規模を誇るアース製薬研究所にて研究員の方と一緒に見学や実験を行いました。午前中は「生物飼育室見学」や「製品の効力試験」を行い、昨年新しくなった社員食堂で昼食後、「研究員との座談会」。その後バスでモンダミン工場へ移動し、「工場見学と製品の体験」を行いました。
生徒感想(抜粋):
■特定の害虫に特化した成分や噴射方法など、多くの努力や失敗を繰り返すことでより良い製品が開発されているのだなと感じた。
■最も印象的だったのは、商品の案を考えても6・7割しか実際に発売されず、発案から店頭販売まで最短でも1年はかかってしまうということだった。「商品は我が子同然です」という研究者の方の言葉にとても感動した。研究者、飼育者の方々に話を伺うことで、自分の進路について、「好きなことをもっと突き詰めたい」と思うようになると同時に、苦手なことも将来のために頑張ろうと思えるようになった。
■新たな製品の研究や虫の飼育など、自分が知らなかった職業で一言に研究や飼育といっても想像と違った内容ばかりでした。またどの職業も根気よく地道な作業が必要なのだとわかりました。
■座談会では、研究面と飼育面の両方の面からお話を聞くことができて、今後の課題研究活動への意欲が高まりました。
■効力実験では、害虫の種類に応じた噴射パターンや成分が使われていることを知って研究員さんの研究の努力が伺えました。今後の進路や研究に生かし、さらに学んでいきたいです。
■モンダミン発売当初、日本人に馴染みのない生活習慣だったため売れなかったが、キャッチコピーを変えたり、色やフレーバーを工夫するなど試行錯誤を重ねたことで成功へ繋がったそうです。新しいことへの挑戦や試行錯誤は、成功する上でとても大事なことだと分かりました。
■一番楽しみにしていた飼育施設の見学では、日常生活でなかなか見ることができない脱皮直後の白いゴキブリや、色の薄いゴキブリを見ることができ大満足です。来年も絶対参加したいと思いました。
■座談会で死んだ虫を供養する虫供養の話を聞き、午前の効力実験で死んだ虫や研究で使用された虫は私たちが生活を送りやすくするための犠牲だと考えると、私もちゃんと今回の実験という貴重な体験を無駄にせず、ゴキブリたちへの感謝の気持ちを忘れないようにしないといけないな、と思いました。また、見学を通して企業で働くことや福利厚生の大切さを考えることができました。社員同士のコミュニケーションを促す不思議な自動販売機や社員食堂の雰囲気から、企業で働くこと、企業の役割などを考えるきっかけになりました。
■アース製薬は虫のことをより知ろうと努め、虫に感謝し、自然環境をとても大切にしながら、人間の生活を安心安全で便利にする製品を開発しているのだと知った。虫は嫌なものとして見られがちだが、大体の虫は「益虫と害虫の両方の側面」を持っていることも知れた。
■8月にZOOMで見たアース製薬の飼育研究所を今回見学しました。前回と同じ内容のはずなのに、モニターではなく直接だったので何倍もワクワクしました。
■研究施設で働く人も工場で働く人も自らの仕事に誇りを持っているようでした。私もその方たちのように身の回りの生活を少しでも豊かにし、社会に貢献できるように努力しようと思いました。