探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動紹介②
2025年8月25日 17時40分日 時:令和7年8月22日(金)
場 所:東祖谷「祖谷雑穀生産組合」
参加者:探究部2年 國安美樹、1年 藤原朋世・元木真生
第2回目午前の活動として、ブランド認証品の生産者への聞き取り調査を行いました。東祖谷を訪れ、祖谷雑穀生産組合の元会長・杉平美和さんから、「ゴウシュイモ」や「ヤツマタ(シコクビエ)」の栽培方法や調理方法についてお話を伺いました。その後、実際に畑を案内していただき、傾斜地ならではの農業の工夫を目の当たりにしました。畝と畝の間は作業のしやすさを考慮して広く取られており、土壌には卵サイズの塩基性片岩が多く見られました。また、周囲は鳥獣被害を防ぐための柵で厳重に囲まれており、傾斜地農耕の厳しさと知恵を実感することができました。現地での聞き取り調査を通して、生徒たちは地域の農業の現状や課題、そしてそれを支える人々の思いに触れ、より深い理解を得ることができました。
*探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動の様子は「 @NISHIAWA_ 」を是非ご覧ください!
https://www.instagram.com/nishiawa_?igsh=Y3c1cTNjcmJneHRv
以下は、生徒が広報活動の一環として行っているInstagramに掲載した内容の一部参照
「ゴウシュイモ」
平地のジャガイモと比べて小ぶりで、煮くずれしにくいのが特徴です。赤色と白色の2種類があり、傾斜地での農作業ということもあり、ほとんどの作業が手作業で行われていますかつては平地が少なく米の栽培が難しかったため、食事の前にイモなどで腹を満たし、ご飯の量を減らす工夫がされていたそうです。「今でも茹でたゴウシュイモの味噌油炒めが一番美味しい」と話してくれた言葉に強い思いを感じました。
「ヤツマタ(シコクビエ)」
アフリカ原産のイネ科植物で、栄養価の高さから近年「スーパーフード」として注目されています。しかし、雑穀の中でも特に硬く、食味が好まれにくいため、東祖谷でも生産をやめる人が増え、10年ほど前には生産者が1人だけになったそうです。そこで組合を立ち上げ、現在はヤツマタの保存に取り組まれています。