SSH 生徒の活動

探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動紹介④

2025年9月26日 18時41分

日 時:令和7年9月23日(火)
場 所:山城町「藤の里工房」
参加者:探究部2年 國安美樹、1年 藤原朋世
 第3回目の活動の午前中は、三好市山城町にある「藤の里工房」を訪問し、ブランド認証品の一つである「サルナシ」について学びました。
 現地では、藤の里工房の組合長・岡田さんからサルナシの栽培方法や収穫時期、加工品としての活用方法など、詳しくお話を伺いました。サルナシはキウイに似た風味を持つ果実で、祖谷の「かずら橋」に使われているシラクチカズラの実でもあります。山間部に自生することから「山の宝石」とも呼ばれ、栄養価も高く注目されています。しかし、県の勧めで栽培に取り組む人はいるものの、加工や販売の支援が十分ではなく、商品化されないまま行き場を失うサルナシが多いのが現状です。岡田さんは、地域資源としてのサルナシの可能性と課題について、実体験を交えて語ってくださいました。
 その後、生徒たちはサルナシ畑を見学し、実際に収穫体験も行いました。傾斜地の畑での作業は慣れないながらも、地域の農業の現場に触れる貴重な機会となりました。
 この活動を通して、生徒たちはサルナシの魅力だけでなく、地域農業が抱える課題にも目を向けることができました。今後の商品開発や広報活動に向けて、現地での学びを活かしていきたいと考えています。

*探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動の様子は「 @NISHIAWA_ 」を是非ご覧ください!
https://www.instagram.com/nishiawa_?igsh=Y3c1cTNjcmJneHRv

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