SSH 生徒の活動

FESTAT2025(全国統計探究発表会)

2025年8月18日 08時02分

日 時:令和7年8月16日(土)
場 所:バーチャル空間 oVice
参加者:探究部3年生2名(川原さん、植田さん)
内 容:
 10:50 オープニング
 11:00 講演 国立研究大学法人 産業技術総合研究所 本村 陽一 先生
 12:00 リハーサル、動作確認、情報交換等(ランチタイム)
 13:00 研究発表会
 15:40 閉会行事

 「バーチャル空間 oVice」で開催された本発表会は、「統計・データ利活用の探究の発表及び交流を行うことにより、統計・データ分析に対しての興味・関心を高め、統計教育の発展に資する」ことを目的として実施されました。講演では、生成AIの可能性や課題、そして実社会のビッグデータを用いたベイジアンネットワークによる現象予測モデルについて具体的な事例とともに紹介されました。特に、人とAIが協働しながら価値を共創していくアプローチの重要性について、分かりやすく説明いただきました。

 本校からはSSH課題研究の一環として「きれいな文字はどう書くの?」と題した研究を発表しました。この研究は、書写・書道教育において一人ひとりへの細かな指導が難しい現状を踏まえ、AIと画像解析を活用して手書き文字を客観的に評価する試みです。生徒たちは、Google ColabとChatGPTを用いて文字画像の類似度を数値化するプログラムを作成し、実際にお手本文字と比較することで、文字の「美しさ」を定量的に判定できる可能性を示しました。発表後には、大学や研究機関の先生方から「教育現場への応用可能性が高い」「今後は誤差修正やフィードバック機能を発展させるとさらに有効」といった助言をいただき、生徒にとって研究の方向性を見直す貴重な機会となりました。

 今回の参加を通じて、生徒たちはAI技術が社会や教育に与える影響を実感するとともに、自らの研究が社会課題の解決につながる可能性を再確認しました。本校では今後も、地域や社会と連携しながら、生徒が科学的探究を深める機会を大切にしていきます。

FESTAT2025

SSH、課題研究、探究部、統計、データサイエンス