7月17、18日 イノベーション活動(ワークショップ)
2025年7月18日 18時09分今回のイノベーション活動では、広島大学の小松崎俊作先生を招き、「未成年が先導する社会のアイデア」をテーマに、ニーズと地域資源(シーズ)を掛け合わせた発想法を実践しました。
1日目:
エクストリーム事例からニーズを抽出し、その背後にある根本的な理由に着目する重要性を学びました。中間発表では、アイデアの「新規性」「有用性・社会的インパクト」「実現可能性」の観点から各グループが発表。小松崎先生は、アイデアの魅力や対象者の視点、地域性の活用が社会的インパクトにつながる重要な要素であると指摘しました。最後に、グループごとにメンタリングの時間を設け、そこでのフィードバックを受けて、新たな視点やアイデアがないかを宿題として持ち帰ってもらっていました。
2日目:
この日は、追加で出てきた意見や情報をグループ内で共有し、再度メンタリングを受けながら、改善の方向性についてアドバイスを受けました。その後、アイデアを絞り込み、「ニーズ」の再分析やアイデア出しの見直しを行い、最終発表に向けたブラッシュアップを進めました。「ニーズ」の分析に苦労する様子も見られましたが、最終発表では、論理性・新規性・効果・プレゼンテーション力の4つの観点から評価を受け、各グループが工夫を凝らした成果を発表しました。
小松崎先生は「どんな人が集まるか」、「ニーズに合っているか」、「若者を惹きつける魅力があるか」のポイントがプレゼンに反映されているかを意識できているかを発表後に生徒に問われておりました。
今回のワークショップを通じてプロセスをどう理解したかが大切で、次の活動につながる振り返りをするように生徒たちは促され、グループで共有しました。話している人の意見が必ずしも良いとは限らず、個人の発言をよく考え、多様性を反映できるグループワークについて考えることができたと思います。