SSH 生徒の活動

探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動紹介⑥

2025年9月30日 19時19分

日 時:令和7年9月23日(火)
場 所:つるぎ町「磯貝農園」
参加者:探究部2年 國安美樹、1年 藤原朋世
 第3回目の活動の午後は、美馬郡つるぎ町貞光にある「礒貝農園」を訪問し、つるぎ町雑穀生産販売組合の組合長・礒貝一幸さんからお話を伺いました。
 今回は事前の予約がなかったにもかかわらず、礒貝さんは快く私たちを受け入れてくださり、温かく迎えてくださいました。このような柔軟な対応が可能だったのは、そらの郷の職員さんと生産者の皆さんとの日頃からの信頼関係があってこそであり、地域のつながりの深さを感じる場面でもありました。
 礒貝さんのところでは、そば米の加工方法について、そば米汁と「一宇の赤じゃが」の味噌炒めをいただきながら、食文化の背景も交えながら詳しく教えていただきました。スーパーで販売されているそば米はスチーム処理されているため食感がぼそぼそしているのに対し、本来の塩茹でによる加工方法では、プチプチとした食感が楽しめることを初めて知り、大変驚きました。
 また、「一宇の赤じゃが」を餡にした団子づくりに使用されている「かまど」の見学や、赤じゃがが保管されている倉庫も案内していただきました。一宇の赤じゃがは、地域特有の品種で、色鮮やかで煮崩れしにくく、加工品としての可能性も高いことを学びました。
 生徒たちは、地域の食材がどのように育てられ、加工され、食文化として根付いているのかを体感し、ブランド認証品の価値と課題について理解を深めることができました。今後の商品開発や広報活動に向けて、現地での学びを活かしていきたいと考えています。

*探究部にし阿波班「チームにし阿波」の活動の様子は「 @NISHIAWA_ 」を是非ご覧ください!
https://www.instagram.com/nishiawa_?igsh=Y3c1cTNjcmJneHRv

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