「剣山の植生及び動物調査講座」活動報告②
2025年10月6日 10時53分日 時:令和7年8月9日(土)
場 所:剣山
内 容:現地調査(剣山登山・観察・記録)
参加者:2年 西浦飛翔、安友良輔、國安美樹、美馬本花、仁尾花菜子
第2回目は、実際に剣山を訪れ現地調査を行いました。登山道を歩きながら、植生の分布や動物の痕跡を観察・記録し、講義で学んだ調査手法を実践的に体験する機会となりました。生徒たちは、標高によって変化する植物の種類や、シカによる食害や糞粒などを丁寧に観察し、記録を取りながら自然との向き合い方を学びました。調査中は講師の先生方から直接アドバイスをいただきながら、フィールドワークの重要性と楽しさを実感することができました。
今回の調査では、植生調査の基本手法であるコドラートを用いた「群落組成調査(ブラウン・ブランケ法)」を行い、一定の区画内に生育する植物の種類や数を記録する方法を学びました。実際に自分たちで区画を設定し、植物の分布や優占種を記録することで、定量的なデータの取り方を体験しました。また、シカによる食害から植物を守るために設置されている「防鹿ネット」や、登山道に設置された「テキサスゲート」についても説明を受けました。防鹿ネットは植物群落を囲って保護するためのもので、シカの侵入を防ぎながら植生の回復を図る重要な取り組みです。テキサスゲートは、四足歩行のシカが足を踏み入れにくい構造になっており、人は通れても野生動物の侵入を防ぐ工夫がされています。
調査後は班ごとにテーマを設定し、スライド作成に向けたまとめ作業を行いました。
■メディア掲載情報
徳島新聞:https://www.topics.or.jp/articles/-/1290883
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