SSH 生徒の活動

バッテリー教育プログラム 関西産業総合研究所訪問研修

2025年3月28日 12時59分
日 時:令和7年3月26日(水)10:00~15:30
場 所:産業総合研究所 関西センター 
参加者:1年生10名 2年生15名

 本校では、エネルギー分野への理解を深めるための「バッテリー教育プログラム」を実施しています。その一環として、産業技術総合研究所(産総研)関西センターでの小型電池製造実習に参加しました。実習では、比較的簡単な設備を使用して、小型のラミネート型リチウムイオン電池を作製しました。電池とはどのようなものか、実際に作ってみることで理解を深めることができました。産総研の研究員や電池メーカーOBの方々から丁寧な指導を受けながら、材料の計量、電極作成、セパレーターの設置、封止などの工程を体験しました。この実習を通じて、生徒たちはエネルギー技術の面白さと可能性に触れ、将来の進路や探究テーマとして「電池」や「再生可能エネルギー」に興味を持つようになりました。今後も本校では、実社会とつながる学びを大切にし、次世代の科学技術人材の育成を目指してまいります。

<生徒の感想>

・実習を通して電池を作る工程にそれぞれ重要な意味があることを知ることができ、貴重な経験になりました。

・カーボン粉末をスラリー状にして塗布する工程が面白かった。今回の実習を通して電池への関心が深まりました。

・難しい作業もあったが、写真付きの資料や職員の方々のわかりやすい指導のおかげでスムーズに作ることができた。将来はこのような化学の分野から社会に貢献できるようになりたいと思った。

・実際に自分で電池を作ることでさらに工学に興味が湧いた。特に自分で作った電池で電球や風車が回った時には、ものを作り上げることの楽しさと達成感を感じた。

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