人権問題講演会「命の大切さを考える~子どもたちを被害者にも加害者にもしないために~」
2025年10月31日 17時00分10/31(金)6・7限目に、講師に一井彩子先生をお迎えし、「命の大切さを考える~子どもたちを被害者にも加害者にもしないために~」について講演をしていただきました。
犯罪被害者・遺族の無念や生涯消えることのない痛み、大切な家族を奪われる絶望という一次被害だけでなく、周囲からの誹謗中傷の的となる二次被害、対人関係や生活環境の変化を余儀なくされる三次被害の苦しさ、また少年犯罪をめぐる社会の実情など、想像を絶する人権侵害について詳しくお話をしていただきました。そうした中で犯罪被害者をずっと支えてくれる身内や友人の存在がどれほど大切であるかも、お話を伺いながら強く感じました。そして、講演の最後に一井先生がおっしゃった「生きることを頑張ってほしい」というメッセージが、会場にいる全員の心に響きました。
今回の講演は、生徒たちにとって「自分を大切にする」「仲間を大切にする」「命を大切にする」、そのために自分が何をすべきかを、改めて深く考える機会になったと思います。考えたことを実行し、「被害者にも加害者にもならない社会の担い手」として力強く生きていってくれることを期待します。