東京つくばエネルギーキャンプ
2026年8月24日 10時00分日 時:令和8年8月17日(月)~8月19日(水)
参加者:1年生30名 2年生6名
コース:日本科学未来館⇒ホテル(土浦)⇒高エネルギー加速器研究機構⇒ホテル(上野)⇒東京大学本郷地区キャンパス
1年生30名、2年生6名の合計36名で東京つくばエネルギーキャンプを実施しました。
各活動における生徒の感想文を掲載します。
1日目
◎日本科学未来館
・私は、iPS細胞などを使った最新の医療技術の展示を見ました。病気やケガを治す仕組みを具体的に学んだだけでなく、技術が進歩した未来で私たちがどう生きるかという倫理的な問いにも触れ、科学の発展がもたらす社会への影響を、自分事として考えることができるようになりました。
・5階の展示で今住んでいる地球がどんどん住みにくなっていることを知らされた。このまま人間が好き勝手していたら地球はどんどん汚くなるので、少し値段が高くても環境に優しい製品を買ったり、節水節電を心がけたりしたいと思う。また、南極の展示では南極に行くまでに、厳しい道のりがあったことを知った。死ぬ覚悟があるものだけが、探検に参加できるような血印を押した証書を見て、人類の発展のために命をかけた人がいたことに感動した。日本未来科学館では徳島では、見られない展示が多くあり、特別な体験ができた。
◎ホテル会議室での学習
・私たちは常日頃、自分の知識だけで文章を読み、わかった気でいる状態にいることに気づいた。文章に直接的に書かれていない事柄も、あとの文脈や言動から推測できる。一見、意味のわからない文章だとしても、テーマや背景を知ることですんなりと内容が頭に入ってくると実感した。
・文章を深く理解するためには、その背景や予備知識までも必要だと言うことがわかった。普段十分だと感じている理解度は不十分であり、文章からさらに読み取れることがあるという心がけを常に持つことが必要だと新たに知ることができた。
2日目
◎高エネルギー加速器研究機構
・個人的にキーワードだと思った言葉は透過力が強く、光の波の波長が短いX線だと思いました。電子と原子の大きさを見て並びを確認することができるという特性から、様々なことに活用できることを知り、とても興味を持ちました。例えば、土壌のヒ素を確かめたり、髪の化粧品を開発するためにX線を利用したりしていたことを知り、自分達の身近なもので言うとレントゲンくらいしか知らなかったので驚きました。
・世界でまだ5%しか解明されていない宇宙の謎を解くため、日本最古の放射光実験施設で10ヶ国以上が24時間体制で協力していることを学びました。施設では電子を真空のパイプ内で走らせ、電磁石や永久磁石の工夫で強力な光を生み出しています。この光が「はやぶさ」の微粒子分析や、ノーベル賞に繋がったリボソームの構造解析、さらには植物による土壌浄化や髪の亜鉛分析など、薬学から環境、ヘルスケアまで幅広く貢献しているという最先端の科学技術の実態を知ることができました。
3日目
◎東京大学本郷地区キャンパス
・気候変動が深刻化している中で、省エネ、二酸化炭素を排出しない発電というのが注目されており、例えば太陽光発電や原子力発電は発電時に二酸化炭素を出さないが、パネルの製造時や濃縮ウランを作るときには二酸化炭素を排出してしまうということがわかった。特に原子力発電などは安全性が懸念されていて、安全に使えるように対策が必要であることもわかった。カーボンニュートラルを実現するためにはさまざまなエネルギー源を組み合わせる必要がある。また、電気を作って運ぶ話では、電気をよりよく使うために電力網が構築されていることや、コストが問題になること、これからはAIの需要によって電力がさらに必要になることなどを教えていただいた。
・東京大学を訪れて、大学では高校までのように決められたことを学ぶだけではなく、自分で疑問を持ち、その答えを研究や実験を通して探していくことが大切だと知りました。また、一つの分野だけでなく、さまざまな分野の知識を組み合わせて研究することで、新しい発見につながることも学びました。大学は知識を得るだけでなく、新しい知識を生み出す場所でもあると分かりました。
・川原教授が、「生成AIで昼食の食堂のチラシを作るのにスマホ10台分のエネルギーが必要である」とおっしゃっていてびっくりしました。