SSH 生徒の活動

生徒の活動

徳島大学とのTV会議~コエグロ/味噌石班~

徳島大学とのTV会議

日時:令和5年11月28日(火)

場所:脇町高校

指導:徳島大学教養教育院 教授 渡部稔先生/徳島大学理工学部 准教授平田章先生

参加生徒:コエグロと味噌石の研究班(2年生3名)

内容:〈コエグロの菌と味噌石の菌との関係〉について研究している班の指導助言と徳島大学と本校でサンプリングした菌の状態について情報共有と今後の研究の進め方について指導助言いただきました。お忙しい中,長時間にわたりご指導していただいた徳島大学渡部先生,平田先生大変お世話になりました。ありがとうございました。

令和5年度 科学の甲子園徳島大会

日 時:令和5年11月18日(土) 9:50~16:30

場 所:徳島県立総合教育センター
参加者:2年生24名(本校)
    8校25チーム(全体)
内 容:
 情報・理科・数学などの知識・技術や発想力を競う「科学の甲子園」の徳島県大会が開催されました。今年はグループによる話し合いも実技競技も再開され、久しぶりの一日開催となりました。本校からは校内予選を勝ち抜いた4チーム24名が参加しました。生徒たちは、物理・化学・生物・地学・数学・情報の各問題と事前に準備してきた実験競技に協力しながら取り組みました。今年度は残念ながら入賞することはできませんでしたが、自分たちの実力を知り、他校のアイデアを見ることができる貴重な機会となりました。

生徒感想:
・事前に練習した結果が出せなくて残念だった。もう少し早くから準備していればよかったと後悔しました。ただ、他の学校のアイデアと近いとこもあり、惜しかったです。

・問題が難しいと思ったけど、チームで協力することで解けた問題も多かった。実技競技で失敗したのが残念でした。

コエグロ作り

コエグロ作り

日時:令和5年11月20日(月)

場所:脇町高校 敷地内

参加生徒:コエグロと味噌石についての研究班/土の水分センサー研究班 (2年生6名)

支援者:家賀地区地域ボランティア 石田様

内容:現在,課題研究のテーマの中で世界農業遺産である【にし阿波の傾斜地農法】で使用される「コエグロ」の菌について研究している班があります。その研究のために本校の敷地内に「ミニチュアのコエグロ」を作成し,今後どのような菌が見られるか見ていきたいと思います。作成に当たって,にし阿波の家賀地区のボランティアの石田さんにご協力いただきました。ありがとうございました。

 

令和5年度 第2回【SW-ingアカデミー】講演会およびサイエンスカフェ

日 時:令和5年11月16日(木)14:10~15:40+16:20~17:20
講 師:菅 由紀子 氏
    株式会社Rejoui 代表取締役
演 題:「データサイエンスと女性のキャリア形成」
参加者:1、2年生
内 容:
 今年度、第2回のSW-ingアカデミーは株式会社Rejoui 代表取締役であり、データサイエンティストである菅由紀子氏をお招きし、「データサイエンスと女性のキャリア形成」と題して講演をしていただきました。データを正しく読み取ることの重要性やデータを分かりやすく伝えるにはといったデータサイエンスの基本からデータサイエンティストとはどのような職業であるかをご自身の経験や具体的な例をあげていただきお話ししてくださいました。また,放課後には有志を募って開催したサイエンスカフェ(ミニ講演会)には,20名の生徒が参加し,講演会を聞いての質問を中心に、より具体的な話題で盛り上がりました。

〜生徒の感想〜

・私は、データサイエンティストという言葉は知らないに近かったのですが、活躍できる仕事が、医療・製薬や製造業、金融業、コンサルティングに加え、さらにエンターテインメントやスポーツなどがあることに驚きました。さまざまな職業について色々な人の役に立っているということは、まさに〝データを使って「世の中の困りごと」を解決する人〟にふさわしい仕事だと思います。この仕事・技術は一生モノですし、もし私がデータサイエンティストになることが出来れば、それは誇りをもてる職業となるでしょう。 三つのスキル(ビジネス力、データサイエンス、データエンジニアリング)に分けられ、それぞれ得意分野を活かして活躍していると聞きました。私は、この三つの中で国語や歴史などが得意なほうのでビジネス力を活かせるのではと思います。このことは、誰もが努力すれば、興味があれば尚更、個性を活かして活躍することが出来ると思うので、職に就くのが簡単ではないかもしれなくても、挑戦してくれる人が増えてもおかしくはないはずです。 ですが、WiDSの方々が女性の就職・在職率を三割にしようと活動している中、日本の女性比率が十三%とほど遠いことには、少し残念です。昔から男性社会が強く根付いている(他国が男女平等に歩み進めている中、日本は未だにジェンダー指数などを知らない方が多く、時には差別的発言も見られる ※歴史や現代の国語の時間に学習しました。)、そして少子高齢化が進んでいる日本では、今の世界に大切なAI技術を担う者が激減しているといった、人材不足や人材流出があることが問題です。なので、多くのメリットを持つデータサイエンティストの存在を広く知ってもらい、この現象が少しでも良くなって欲しいです。

・データサイエンスのイメージとして堅くてデータや数字と向き合うだけの仕事と思っていましたが実際話を聞いて数学が得意ではない人もいることを知って魅力を感じました。本当に知らない分野の話しだったので、とても面白かったです。

  

   

菌の培養実験~徳島大学~

菌の培養実験~徳島大学~

日時:令和5年11月9日(木)

場所:徳島大学 生物実験室

指導者:徳島大学教養教育院 教授 渡部稔先生

参加生徒:コエグロと味噌石についての研究班(2年生3名)

内容:今回は,【PCR法】と【電気泳動】の基礎実験と先週家賀地区で採取した〈10つのサンプルから菌の培養〉を行いました。実験後,本校に再度サンプルを同様に培養して菌の状態を確認していくことになります。

今回,大変ご多忙の中,ご指導いただいた徳島大学教養教育院教授渡部稔先生にありがとうございました。

第3回サイエンス・カフェ

日 時:令和5年11月9日(木)16:30~18:00
講 師:藤田 義彦 氏
    藤田法科学研究所所長・立命館大学客員研究員
    元徳島県警科学捜査研究所法医科研究員(31年間)
    元徳島文理大学大学院・人生活学部教授(12年間) 
演 題:「犯罪と戦う科学捜査」
参加者:希望生徒(25名)

内 容:本校卒業生の藤田義彦氏をお迎えして、サイエンス・カフェを実施しました。はじめに「犯罪と戦う科学捜査」と題して犯罪捜査における科捜研の関わり方や、科捜研に入るまでのいきさつ、科捜研や大学での研究活動についてお話しいただきました。その後、参加者からの質問に答える形式で、サイエンス・カフェを進めました。
 最新の事件に関する知見や、DNA鑑定に関するお話はとても興味深く参加者は熱心に聞き入っていました。課題研究に関する質問にも、専門家としての立場から、率直かつ丁寧にお答えいただき、今後もご指導・ご助言をいただきたいと思わせられました。他にも産地偽装問題など、面白い話題も多く、事後のアンケートでは、「科捜研を進路目標の1つに入れたい」と書いた生徒もいるほどでした。
 また、今回のサイエンス・カフェでは、2年生の前田夏夢さんがイノベーション教育で身に付けた力を生かして、グラフィックレコーダーととして活躍してくれました。

 

農業遺産シンポジウム 〜ユースセッション〜

日 時:令和5年11月10日(金)9:00~17:00
場 所:和倉温泉「あえの風」石川県七尾市和倉町和歌崎8の1
参加者:探究部3名(1年生1名 2年生2名)
内 容:
 石川県七尾市で行われた農業遺産シンポジウムに探究部の生徒3名が参加しました。このシンポジウムは全国の世界農業遺産・日本農業遺産に認定されている地域の方々が一堂に会し、地域資源を活用した地域のさらなる活性化に向けて開催されました。この中で本校の取組を紹介するとともに、ユースセッションとして全国の農業遺産認定地域の高校生による意見交換会が行われ、「農業遺産ユースアピールin能登」として発表しました。高校生同士の交流だけでなく、大人に提言する貴重な機会をいただき、代え替えのない経験を得ることができました。

〜参加生徒の感想〜

 ユースセッション参加当初は、緊張してすごく不安でした。「理想を考えて何が足りないのか、改善点は何か」と逆算して考えていくこと、「できる」よりも「やる」で行動していくことの大切さを心と体で感じました。「所得向上のために」というテーマについて私は「農産物をつくる過程を知ってもらい、プロセス・新鮮さ・味などに付加価値をつけ、所得向上を図る」という意見を出しました。また、話し合っていく中で「『人とのつながりや関係性』が大事だ」という意見が出ました。そのとき、「両者の間で信頼関係が築かれていれば、少し高くても価値を認め、買うのではないか」と思い、改めて人とのつながりの大切さを感じました。今回、ユースセッションに参加して、「『当たり前』ってなんだろう?」と考えることが、課題解決に向けてこれまでの『当たり前』を変えようとすることが、現状や未来を良くするための第一歩であること、まずは「知ること」が大事だということを学びました。

<発表資料、ユースアピールの内容は以下となります>

高校取組紹介パネル【徳島県立脇町高等学校】.pdf

発表資料【徳島県立脇町高等学校】.pdf  ユースアピール.pdf

  

  

サイエンスフェア2023 参加(探究部アウトリーチ活動)

日 時:令和5年11月4日(土)10:00~16:00
場 所:あすたむらんど徳島
参加者:探究部11名
内 容:
 あすたむらんど徳島で開催された「サイエンスフェア2023」に本校探究部11名が参加しました。「楽しい実験教室」と題して会場を訪れた子ども達に、空気砲の体験やスライム作り体験、そして、mbotを使った簡易プログラミングやロボット操作をしてもらいました。さらに午後からは大型の空気砲とスモークマシンを使って「サイエンスショー」を行いました。子ども達と接することでアウトリーチ活動の重要性と科学の知識を分かりやすく伝えることの難しさを感じる機会となりました。ご来場いただいた皆様に感謝申し上げます。

  

第67回日本学生科学賞徳島県審査の結果

 第67回日本学生科学賞の徳島県審査会が行われ、本校からはこれまで行ってきた課題研究の成果として3年生Sコース11グループが出品しました。

 審査の結果、最優秀賞に1グループ、優秀賞に3グループ、2グループが入賞となりました。最優秀賞のグループと情報分野の1グループが中央審査に出品されます。

最優秀賞(県知事賞)

「ヨシノボリの吸盤について」 佐古さん、逢坂さん、湯藤さん

優秀賞(教育長賞)

「カマキリの腿節のトゲの違いと餌の保持能力」 高井さん、三好さん、繁本さん

「納豆の保水力」 工藤さん、新居さん、岩浅さん

「未来を継ぐ伝統技法」 大塚さん、前田さん、西條さん

入賞

「保水性に着目した伝統農法の効果の検証」 森西さん、小川さん、金崎さん

「葉の開花からみるフロリゲンの移動」 逸見さん、松村さん、片山さん

脇町高校SSHカヤ農法研究畑~家賀地区~

脇町高校SSHカヤ農法研究畑~家賀地区~

日時:令和5年11月2日(木)

場所:にし阿波(家賀地区)

指導者:家賀地区ボランティア 石田様

参加生徒:コエグロと味噌石についての研究班(2年生3名)

内容:前回,にし阿波の傾斜地農法で使用されている〈コエグロの菌〉と前回,徳島大学理工学部准教授平田章先生からお話頂いた味噌石との関係を調べるために再度,現地に向かいました。今回は,家賀地区の地域ボランティア石田さんが同行してくださり,わたしたちSSHの研究グループのために,藍畑に〈脇町高校SSHカヤ農法研究畑〉を準備してくださいました。

そこにカヤからの菌の発生や菌の種類をみるため,畑に前回刈り取ったカヤを敷き詰めたり,味噌石の採取を行いました。

今回同行・ご指導していただきました家賀地区の地域ボランティア石田様ありがとうございました。