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2019/05/24

SW-ingキャンプ特別インタビュー 

| by:SSH

「カンボジアでのボランティア活動に参加して」
 
 今年の3月,後藤さん(3年)がカンボジアでのボランティア活動に参加しました。参加した経緯や学んだことなどについてインタビューしたので,その内容を掲載します。

 

【なぜカンボジアでのボランティア活動に参加したのですか?】

 台湾研修に参加した際,現地の高校生が積極的に海外のボランティア活動に参加していることを知りました。同じ高校生とは思えないその行動力は,私にとって大変な驚きでした。

帰国後,自分でいろいろ調べたところ,海外でボランティア体験ができるツアーがあることを知りました。両親に相談したところ,「ぜひ行ってくるべきだ。」と背中を押してくれ,すぐに申込をしました。訪問国はベトナムやミャンマーなど複数あったのですが,まずは脇町高校が井戸を掘る資金を募っているカンボジアに行くことにしました。

 

【カンボジアではどのようなボランティア活動を行ったのですか?】

 小学校での運動会の企画・運営です。カンボジアの小学校では,先生の人数が少なく,子ども達の体育での大けがが後を絶たないそうです。事実,私たちの訪問した小学校も生徒数310人に対して先生は10人ほどしかいませんでした。その中で、子ども達が楽しく安全に運動できる運動会を企画・運営し,子ども達に体を動かすことの大切さを伝えることが主な仕事でした。綱引きや玉入れなど,うれしそうに体を動かしている子ども達を見て,今まで味わったことのない充実感を得ることができました。また,入賞した子どものために折紙と段ボールで金メダルを作成したのですが,とても好評で,自分の自信も深まりました。

 

【カンボジアはどのような国でしたか?】

 台湾研修に参加した経験から,事前にカンボジアの文化・風習,宗教,気候など調べていきました。想像以上に日差しが強く,驚きました。また,アンコールワットなどの観光地は道路も比較的整備されていたのですが,私の訪問した小学校のある地域だと道路の土の色が黒色から赤色に変わり,整備が十分ではありませんでした。家も高床式のもので,強く踏むと床が抜け落ちそうでした。聞いてみると,電気も最近通じたとのことでした。カンボジアの中にも地域格差が大きいことを肌で感じ,実際に行ってみることでわかることが多いことに気付きました。

 また,今回のツアーのプログラムには,カンボジアの歴史についても学びました。レクチャーや施設見学を通して,内戦や戦争が残した爪痕の大きさを知り,私に今できることを真剣に考えました。まずは,私が訪問した小学校の子どもたちの服や靴はぼろぼろだったので,日本で使われなくなった靴などを送る活動をしたいと考えています。そして将来は,カンボジアの特産である香辛料の商品化や,まだまだ整っていない医療環境の整備などの仕事を起業したいと考えています。

 

【今回の体験で学んだことや感じたことは何ですか?】

 大きく2つあります。1つは,まず行動することの大切さです。カンボジアの子ども達の笑顔を見ることができたのは,私がアクションをおこしたからです。ツアーに申し込んだ当初は,「言葉が通じなかったらどうしよう。」「自分には何もできないのでは。」など考えていたのですが,全て取り越し苦労でした。まずは自分がアクションをおこすことで,世界が変わることを学びました。2つめは,自分だけでは世界は広がらないと言うことです。今まで私はボランティア活動に参加したことがありませんでした。でも,台湾の高校生だけでなく、おなじツアーに参加した日本の高校生と話をして,決してボランティアは特別なことではないことを知りました。このようにいろいろな人と出会えて,私の世界はどんどん広がりました。これからも,多くの人と出逢い自分の世界を広げたいと思っています。

 

【台湾研修に参加してよかったですか?】

 もちろん良かったです。もっと前から海外に行けていたら良かったのかもしれませんが,世界に飛び出すことの大切さを高校2年生で気づけて本当によかったと思っています。今年の夏には,台湾研修で知り合った台湾の友達が徳島に遊びに来てくれます。徳島の良さを知ってもらえるツアーを企画することが今から楽しみです。

 

「まずは行動することが大切」というメッセージを活き活きと話してくれる後藤さんの姿がとても印象に残りました。まずは,一歩踏み出してみる勇気を持つことで,自分の世界が大きく広がることを気付かされました。ありがとうございました。


   
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