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2017/12/19

平成29年度SW-ingキャンプ 台湾研修

| by:SSH
日 時:平成29年12月12日(火)~12月17日(日)5泊6日
訪問先:国立科学工業圓区実験高級中学・淡江大学・育達高職・故宮博物館・黄金博物館など

参加者:生徒20名(男子3名女子17名)

引率者:教員4名+村上敬一氏(徳島大学総合科学部教授)


第1日目 1212日(火) 
    800 脇町高校出発

  1530 関西国際空港出発

  1750 桃園国際空港到着*これ以降現地時間

  2030 ホテル到着

 
 朝800,校長先生など多くの先生に見送られ,台湾研修に向け出発しました。関西国際空港では,機材遅れのため1時間ほど出発が遅れましたが,桃園国際空港で無事に添乗員の張(アイリス)さんと合流することができました。

 移動の車中では,アイリスさんから台湾に関するレクチャーがありました。子どもには,中国語名だけでなく英語名の愛称をつけること,台湾語や客家(はっか)語,北京語など多くの言語が使われていることなど,多くのことを学びました。文化や価値観の違いを肌で感じ,その上で,現地の高校生や大学生と交流を深めることができたらと思います。

 なお,今回の海外研修には,ファシリテーターとして徳島大学総合科学部の村上敬一教授に同行していただきました。

    
【生徒感想】
・台湾での初の食事は中華料理だった。家庭科で学んだ中華料理のマナーが役に立った。

・コンビニなど馴染みの看板も多く見られたが,町並みは日本と違うので外国に来たという実感が湧いてきた。

2日目 1213日(水)

  9001530 国立科学工業圓区実験高級中学(NEHS

         900~  950 ウエルカムセレモニー

    10001150 体験授業(生物実験・物理実験) 
    13001400 ポスターセッション

    14001530 交流

 
 昨年に引き続き国立科学工業圓区実験高級中学(以下NEHS)で終日研修を行いました。ウエルカムセレモニーでは,両校間でのプレゼント交換のあと,NEHSの生徒が台湾の紹介プレゼンや日本の歌「あすへの手紙」を披露してくれました。その後脇高生から,垂水さんがデザインしたトートバックをプレゼントとして手渡し,クリスマスソングを歌って歓迎に応えました。
 

  体験授業は,生物と物理に分かれ,NEHS生と英語でコミュニケーションを図りながら探究的な活動を行いました。生物は,アニメのキャラクターを例に海洋生物の生態について講義を受けた後,グループでイカの解剖実験を行いました。物理は,波の性質に関する講義を受けた後,さまざまな音階の笛を作成し,最後に発表会を行いました。

 ポスターセッションは,25分間で5タイトルずつが,発表と質疑応答を行いしました。今年は,「わかりやいポスター発表」を目標に,研究の動機や目的を重視し,NEHS生に興味を持ってもらえるよう工夫を凝らしました。質疑応答では活発な意見交換がなされ,時間不足になるグループもあるなど,大変充実した時間となりました。交流では,ゲームや校内散策を通して,文化や風習の違いを学びました。昼食時もお弁当を食べながら交流を深めました。
          

【生徒感想】
・ポスター作成や発表内容を覚えるのは大変だったが,本番は発表を楽しむことができた。NEHSの生徒の質問にもある程度答えることができ,コミュニケーションをとることができたと思う。7月からの準備は大変だったが,達成感を味わうことができた。

1回目は緊張したが,2回目は相手の目を見て発表することができた。

・私たちの発表を聞いて少し困惑した表情になったときがあった。英語が拙いのか,説明が下手なのか原因はわからないが,観客を巻き込むようなポスターセッションになるよう,まだまだやるべきことは多そうだ。

NEHSの生徒のように自ら進んで話しかけられるようになりたい。
・台湾に友達ができたことが何よりうれしい。

3日目 1214日(木)

  9301200 国立科学工業圓区実験高級中学(NEHS

       9301030 説明とプロペラカー作り

    10301130 プロペラカーレースと協議

    11301200 表彰式

  14301700 淡江大学

      14301600 ロボット工学研究室見学

    16001700 日本人研究者との座談会

 
 
指定してある材料(ストロー・輪ゴム・プラスチックダンボール等)を用いてプロペラカーを作成し,グループ対抗タイムレースを行いました。制作時間は40分で,1チームは4人で取り組みました。脇高生とNEHS生はそれぞれ別の部屋で作成したのですが,脇高生は黙々と作業しており,教室はとても静かでした。一方,NEHS生は音楽をかけながらグループ内で活発な意見交換がなされており,教室内は活気に溢れていました。その後,場所をかえて全長5mのコースを用いてプロペラカーレースを行いました。それぞれのチームに2回の機会が与えられ,タイムや走行距離を競いました。結果は1位が脇高Bチームで,2位はNEHS Jチームで,3位が脇高Eチームでした。

 淡江大学では,ロボット開発をしている2つの研究室を見学しました。サッカー競技を行うロボットや災害時に役立つ消火ロボット,球体に絵が描けるアーム型ロボット,そして人型ロボットなどの作成方法や工夫している点などを,大学院生が英語で説明してくれました。物づくりのおもしろさや,英語の重要性を感じることができた研修となりました。
 その後,村上先生の司会のもと,淡江大学の冨田先生と台湾大学の山口先生と座談会を行いました。外国の大学で研究者として働くようになった理由や,外国生活ならではの苦労話など,おもしろくお話しいただきました。生徒も積極的に質問をするなど,1時間では時間が足りないくらいでした。
           

【生徒感想】
・NEHSの生徒のプロペラカーのプロペラは独創的だった。創造性がすごいと思った。
・冨田先生は「台湾の学生の英語が上手に聞こえるのは,堂々と話しているから。」と話していた。自分も自信を持って自主的に行動しよう!と決意した。冨田先生ありがとうございました。
・山口先生が徳島出身で,いとこが脇高生と知り,世界は狭いと感じた。
・人型ロボットを持たせてもらったが,想像していたよりも重く,たくさんのパーツが必要なことを実感した。

4日目 1215日(金)

  9301200 育達高職

        93010:10 ウエルカムセレモニー

    101012:00 ディスカッション

  13001430 MRTにて移動

  14301700 台湾博物館


 育達高職は,生徒数が約1万5千人で,ギネスブックにも掲載されたマンモス校です。正門に入ると,日本語学科の生徒が盛大に迎えてくれました。その後,図書室へ移動しディスカッションを行いました。ディスカッションは,村上先生がファシリテーターとして進行してくれました。事前に「陸上の生物多様性」に関する動画を両校生徒は視聴しており,そこから村上先生が「食糧自給率」に焦点を当て,議論を深めてくれました。脇高生と育達高職生が互いの意見を付箋に書き出し,最後に発表を行いましたが,お互いの価値観などの違いを学ぶよい機会となりました。

 その後,MRTで台湾博物館へ移動し,グループ毎に設定したテーマに関する調べ学習を行いました。今回MRTの移動や台湾博物館でのサポート役を,育達科技大学の日本語学科の4名の学生が努めてくれました。7月に本校を訪ねてくれていた学生もおり,約5ヶ月ぶりの再会を果たすことができました。
       

【生徒感想】
・ディスカッションでは自分の言いたいことを相手に伝える難しさを実感した。
・台湾の食糧自給率の低下の原因が日本とよく似ていることにディスカッションで気づけた。
MRTの切符は紙ではなく,コインで使用後回収され再利用される。日本も見習うべきだ。

・台湾博物館は広く,台湾の生態系や気候,文化など数多くのことが学べた。


 

5日目 1216日(土)

    8301000 故宮博物館

  13001600 黄金博物館*強い風雨のため中止

6日目 1217日(日)

  1030 ホテル発

  14:20 桃園国際空港発

  1900 関西国際空港発*これ以降日本時間

  2200 脇町高校着

 台湾に来て初めての雨となりました。故宮博物館では,イヤホンを通して青磁無紋水仙盆などの説明を受けました。昔の人の物づくりのすごさを目の当たりにすることができました。午後からは,黄金博物館で坑道体験などを予定していましたが,強い風雨のため中止しました。途中まで行っていたのですが,生徒の体調や安全を考慮し,中止の決断をしました。その結果,2時間ほどホテル到着が早まりましたが,今までの研修内容をまとめるなどの時間にあてました。

 最終日は,バスのピックアップまでの間,ホテル周辺を散策しました。近くに行天宮というお寺があり,お参りすることができました。現地の方々が熱心に参拝しており,日本と違う風景を目に焼き付けることができました。

 今回は雨で研修を中止するなど,残念な面もありました。しかし,現地高校生や大学生と英語だけでなく日本語でも交流するなど,交流を重視した研修プログラムを実施することができました。帰りのバスの中で行った解団式での生徒の感想は,「ロボット工学を真剣に学びたいと決意した。」「受験も大切だが,外国人とコミュニケーションがとれる英語の力を身に付けたい。」「世界は広いので,海外で色々な経験を積みたい。」など前向きな感想が多く聞かれました。最後に,今回の研修に関わっていただいたすべての方への感謝を忘れず,この研修で学んだことを活かしていきたいと思います。
      

【生徒感想】

・故宮博物館は広く,1時間30分では足りなかった。今度は自分で来て,すべてを見学したい。


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